福井県道112号栃神谷鳴鹿森田線
福井県道112号栃神谷鳴鹿森田線(ふくいけんどう112ごう とちがみやなるかもりたせん)は、福井県勝山市と同県福井市を結ぶ一般県道である。
路線概要[編集]
福井県内における地方区分である越前と奥越前(奥越)を結ぶ役割を担う路線である。国道416号および福井県道17号の役割りを補完し、災害時に不通となった場合に迂回路として活躍することが見込まれる路線である。ただし永平寺町内では全区間が重複しているため、この役割りが完全に果たせているか疑問ももたれる。
また福井市、坂井市内では南北に走る路線と交差することで、この地域の交通をより円滑にする役割も担っている。指定区間が福井県内の一般県道では1、2を争う長大さを誇る路線なので、地域によって役割が大きく変わる路線といえるだろう。
路線データ[編集]
- 起点:福井県勝山市村岡町栃神谷
- 終点:福井県福井市栄町
通過する自治体[編集]
道路状況[編集]
指定区間が非常に長大であり、多くの重複区間を持つため、地域によって道路状況も大きく変わる路線である。起点から福井県道17号との重複区間までは、集落同士を繋ぐ1.5から1.8車線程度の細い道路が延々と続く。この区間は道路の狭い区間では自動車同士のすれ違いが困難な箇所もある。そして重複区間内は非常に高規格な片側1車線の確保された快走路へと変貌する。重複から離れ永平寺町と坂井市の堺をクネクネと進む区間も重複区間ほどではないが、快適に走行できる程度の道幅が確保されている。しかし終点が近づくにつれ徐々に道幅が細くなり、住宅街の路地程度の細さになる。そして終点直前にまた片側1車線に戻り終わりを迎える。全体を通して走行しやすい箇所と走行し難い箇所が分かれる路線といえるだろう。
2010年(平成22年)2月現在、中部縦貫自動車道(永平寺大野道路)永平寺東インターチェンジ(永平寺町谷口)と、同上志比インターチェンジ(永平寺町牧福島)の間に、機能補償道路として、新たな道路を建設中である。一部区間は国道364号・国道416号谷口バイパスの暫定経路として供用されている。工事中の区間が完成されると、国道416号をバックアップするルートになり、計画中の永平寺大野道路と併せて、福井市 - 永平寺町 - 勝山市を結ぶルートを形成することになる。
接続路線[編集]
- 国道8号(重複)
- 国道157号(起点)
- 国道364号(重複)
- 国道416号
- 福井県道17号勝山丸岡線(重複)
- 福井県道30号福井丸岡線(終点)
- 福井県道110号北野松岡線
- 福井県道125号森田停車場線(終点)
- 福井県道164号大畑松岡線
- 福井県道167号磯部島西瓜屋線