福嶌香代子
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福嶌 香代子(ふくしま かよこ)は、日本の外交官・国連職員。2015年(平成27年)4月からUNウィメン日本事務所初代所長。2017年(平成29年)から外務省外交史料館館長。2019年(令和元年)からナッシュビル総領事。2022年(令和4年)から在バルバドス日本国大使館特命全権大使。
人物・経歴
[編集]1981年(昭和56年)上智大学外国語学部卒業後、外務省に入省[1]。米国での研修(フレッチャー法律外交大学院で修士号を取得)を経て、国連・広報文化・開発・環境・科学技術等の分野での外交に携わる[1]。外務省で国連教育科学文化機関(UNESCO)、国連貿易開発会議(UNCTAD)、国連宇宙空間平和利用委員会等を担当し、2003年(平成15年)から2006年(平成18年)まで国連大学でプログラム・オフィサーを務める[1]。海外では、アイルランドとタイの日本大使館、ニューヨークの日本総領事館で広報文化を担当[1]。
2015年(平成27年)UNウィメンの日本事務所開所に伴い、同事務所初代所長に就任[1][2]。
2022年(令和4年)在バルバドス日本国大使館特命全権大使に就任[5]。
同期
[編集]- 兼原信克(14年国家安全保障局次長兼務・12年内閣官房副長官補)
- 泉裕泰(19年日本台湾交流協会台北事務所長・17年バングラデシュ大使)
- 上月豊久(15年ロシア大使)
- 岡村善文(19年OECD大使・17年人権人道担当大使)
- 山田彰(17年ブラジル大使・14年メキシコ大使)
- 上村司(21年日本国政府代表(中東和平担当特使)、17年サウジアラビア大使)
- 佐藤地(17年駐ハンガリー大使・15年ユネスコ大使)
- 側嶋秀展(19年ミクロネシア大使・16年ザンビア大使)
- 香川剛廣(18年国際貿易・経済担当大使・15年エジプト大使)
- 石兼公博(19年国連大使・17年カナダ大使)
- 高岡正人(19年クウェート大使・16年モンゴル大使・13年シドニー総領事・12年イラク大使)
- 高木昌弘(21年駐ドミニカ共和国大使・20年クリチバ総領事)
- 冨田浩司(21年駐米大使・19年韓国大使・15年イスラエル大使)
- 川村裕(24年依願免職・20年ノルウェー大使・18年沖縄大使・14年コートジボワール兼トーゴ兼ニジェール大使)
- 川村泰久(19年カナダ大使)
- 嘉治美佐子(19年クロアチア大使・14-17年ジュネーヴ代表部大使)
- 宮島昭夫(20年ポーランド大使・17年トルコ大使)
- 重枝豊英(15年リトアニア大使)
- 石井哲也(17年トンガ大使)
- 岡田誠司(20年バチカン大使・17年南スーダン大使)
- 冨永純正(14年青年海外協力協会会長・11年コンゴ民主共和国大使)
- 奥克彦(イラク日本人外交官射殺事件犠牲者[6]、03年殉職のため大使の称号付与)
- 伊藤光子(15年世界の子どもにワクチンを日本委員会事務局長)
- 福嶌教輝(21年駐メキシコ大使・15年駐アルゼンチン大使)
脚注
[編集]- ^ a b c d e 女性のエンパワーメントが世界を変える(4) 国連広報センターブログ 2018年8月5日閲覧
- ^ 国際機関で世界に挑む女性 働き方やキャリアの軌跡は 日経カレッジカフェ 2018年8月5日閲覧
- ^ 外交史料館 館長からのご挨拶 外務省 2018年8月5日閲覧
- ^ 「人事 外務省」毎日新聞2019年12月1日
- ^ 人事、外務省 日本経済新聞 2022年3月18日閲覧
- ^ 葬儀では山田が同期を代表して弔辞を読んでいる。“【イラク情勢】棺の上にゆかりの品 「涙が止まらない」外務省同期生ら”. 朝日新聞 (2003年12月6日). 2014年3月26日閲覧。
公職 | ||
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先代 廣岡時政 |
外務省外交史料館館長 2017年 - 2019年 |
次代 深堀裕賢 |
先代 (初代) |
UNウィメン日本事務所所長 2015年 - 2017年 |
次代 石川雅恵 |