香川剛廣
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香川 剛廣(香川 剛広、かがわ たけひろ、1957年7月10日[1] - )は、日本の外交官。外務省地球規模課題審議官、駐エジプト特命全権大使等を経て、2018年(平成30年)から特命全権大使(国際貿易・経済担当)。2019年から内閣官房環太平洋経済連携協定(TPP)等対策本部首席交渉官を兼任。
人物・経歴
[編集]- 東京都出身。
- 1981年(昭和56年)早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業して、外務省に入省した。
- 1982年(昭和57年)エジプトカイロ・アメリカン大学(英語: American University in Cairo)でアラビア語研修[2]
- 1984年(昭和59年)イギリスオックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジで中東研究
- 1985年(昭和60年)在アラブ首長国連邦日本国大使館書記官
- 1987年(昭和62年)7月 経済協力局技術協力課長補佐
- 1990年(平成2年)4月 経済局国際経済第一課経済安全保障室首席事務官
- 1992年(平成4年)12月 国際連合局国連政策 課首席事務官
- 1993年(平成5年)8月 総合外交政策局国連政策課 首席事務官
- 1994年(平成6年)8月 OECD日本政府代表部 一等書記官
- 1996年(平成8年)8月 経済局(総務参事官室)首席事務官
- 1997年(平成9年)7月 外務省総合外交政策局企画課企画官兼大臣官房(事務次官室)
- 1998年(平成10年)8月 外務省中近東アフリカ局中近東第一課長
- 2000年(平成12年)4月 在アメリカ合衆国日本国大使館参事官
- 2002年(平成14年)4月 在サウジアラビア日本国大使館参事官
- 2005年(平成17年)7月 ジュネーブ国際機関日本政府代表部公使
- 2007年(平成19年)3月 在中華人民共和国日本国大使館公使
- 2008年(平成20年)8月 外務省大臣官房参事官兼中東アフリカ局
- 2010年(平成22年)8月 外務省大臣官房兼経済局
- 2010年(平成22年)8月 外務省大臣官房兼経済局
- 2011年(平成23年)1月 外務省大臣官房参事官兼経済局
- 2012年(平成24年)9月から2013年(平成25年)1月 兼中東アフリカ局
- 2013年(平成25年)1月 外務省地球規模課題審議官
- 2014年(平成26年)7月4日 駐エジプト特命全権大使
- 2018年(平成30年)9月28日 特命全権大使(国際貿易・経済担当) [3][4]、自由貿易・経済連携協定交渉に参加するための日本政府代表
- 2019年(令和元年)12月27日 兼内閣官房環太平洋経済連携協定(TPP)等対策本部首席交渉官[5]
同期
[編集]- 兼原信克(14年国家安全保障局次長兼務・12年内閣官房副長官補)
- 泉裕泰(19年日本台湾交流協会台北事務所長・17年バングラデシュ大使)
- 上月豊久(15年ロシア大使)
- 岡村善文(19年OECD大使・17年人権人道担当大使)
- 山田彰(17年ブラジル大使・14年メキシコ大使)
- 上村司(21年日本国政府代表(中東和平担当特使)、17年サウジアラビア大使)
- 佐藤地(17年駐ハンガリー大使・15年ユネスコ大使)
- 側嶋秀展(19年ミクロネシア大使・16年ザンビア大使)
- 石兼公博(19年国連大使・17年カナダ大使)
- 高岡正人(19年クウェート大使・16年モンゴル大使・13年シドニー総領事・12年イラク大使)
- 高木昌弘(21年駐ドミニカ共和国大使・20年クリチバ総領事)
- 冨田浩司(21年駐米大使・19年韓国大使・15年イスラエル大使)
- 川村裕(24年依願免職・20年ノルウェー大使・18年沖縄大使・14年コートジボワール兼トーゴ兼ニジェール大使)
- 川村泰久(19年カナダ大使)
- 嘉治美佐子(19年クロアチア大使・14-17年ジュネーヴ代表部大使)
- 宮島昭夫(20年ポーランド大使・17年トルコ大使)
- 重枝豊英(15年リトアニア大使)
- 石井哲也(17年トンガ大使)
- 岡田誠司(20年バチカン大使・17年南スーダン大使)
- 冨永純正(14年青年海外協力協会会長・11年コンゴ民主共和国大使)
- 奥克彦(イラク日本人外交官射殺事件犠牲者[6]、03年殉職のため大使の称号付与)
- 伊藤光子(15年世界の子どもにワクチンを日本委員会事務局長)
- 福嶌教輝(21年駐メキシコ大使・15年駐アルゼンチン大使)
- 福嶌香代子(19年ナッシュビル総領事)
参考文献
[編集]- キヤノングローバル戦略研究所『CIGS・IMF 共催カンファレンス アラブ世界の経済見通し 』2012年10月10日
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.188
- ^ 確固たる座標軸を持ち、世界を俯瞰する。それがグローバル人材への第一歩WASEDA ONLINE
- ^ 大使略歴 ”. 在エジプト日本国大使館. 2016年9月18日閲覧。 “
- ^ 欧州局長に林氏 外務省”. 日本経済新聞 (2014-07-04 ). 2016年9月18日閲覧。 “
- ^ 内閣官房人事(27日付)朝日新聞 2019年12月28日
- ^ 葬儀では山田が同期を代表して弔辞を読んでいる。“【イラク情勢】棺の上にゆかりの品 「涙が止まらない」外務省同期生ら”. 朝日新聞 (2003年12月6日). 2014年3月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- 香川大使からのご挨拶(在エジプト日本国大使館ホームページ内)
- 日本力再発見ー日本式教育の挑戦 - 2018年7月12日
官職 | ||
---|---|---|
先代 梅本和義 |
内閣官房TPP等政府対策本部首席交渉官 2019年 - 2022年 |
次代 滝崎成樹 |
先代 羽田浩二 |
自由貿易・経済連携協定交渉日本政府代表 2018年 - 2020年 |
次代 新美潤 |