稲葉 (長野市)
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稲葉 | |
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国道18号母袋高架橋(稲葉母袋) | |
北緯36度38分2秒 東経138度12分36秒 / 北緯36.63389度 東経138.21000度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 長野県 |
市町村 | 長野市 |
地区 | 芹田地区 |
人口 | |
• 合計 | 8,488人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
380-0911 ※行政区別の郵便番号は#行政区参照 |
市外局番 | 026 |
ナンバープレート | 長野 |
※座標は芹田下神社付近 |
稲葉(いなば)は、長野県長野市の市街地東南郊外の地区(大字)。郵便番号は、行政区の指定がない場合380-0911。
概要
[編集]地区の中央を国道18号が南北に縦走し、北部を長野県道34号長野菅平線、南部を長野県道372号三才大豆島中御所線(日赤通り)・東通りが東西に横断する。周囲は以下の大字・町丁と接する。
大字鶴賀七瀬 | 大字高田 | |||
大字栗田 若里二丁目 若里三丁目 |
大字風間 大字大豆島 松岡一丁目 | |||
大字稲葉 | ||||
若里七丁目 - 大字川合新田 | 松岡二丁目 |
古くは農村であったが、長野市街地までバス・車で15分前後という立地のため、周辺地区同様に戦後急速に宅地化が進んだ。現在では外縁部を除きほとんどが住宅地となっている。
沿革
[編集]大字稲葉の範囲は、概ね1875年(明治8年)時点の水内郡稲葉村の範囲に相当する。
- 旧稲葉村〜芹田村の歴史
- 江戸時代 - 前身の千田村は一部が浜田藩領を経て幕府領、大半が松代藩領。南俣村は松代藩領であった
- 1873年(明治6年)6月10日 - 千田村(現 大字稲葉中千田)の専福寺に、励精学校(長野市立芹田小学校の前身)が開校
- 1875年(明治8年)11月 - 水内郡南俣村・千田村が合併し、稲葉村となる
- 1879年(明治12年)1月4日 - 郡区町村編制法施行。稲葉村は上水内郡に属する
- 1889年(明治22年)4月1日 - 市町村制施行。上水内郡稲葉村、同郡中御所村・若里村・栗田村・川合新田村と合併し、芹田村となる
- 1923年(大正12年)7月1日 - 上水内郡芹田村、同郡吉田町・三輪村・古牧村とともに長野市に編入。旧稲葉村域は大字稲葉となる
- 長野市稲葉の歴史
- 1939年(昭和14年) - 大字稲葉川合新田と大字川合新田の境に、長野市営愛国長野飛行場が開場。のち、大日本帝国陸軍により拡張。1990年(平成2年)に閉鎖
- 1945年(昭和20年)8月13日 - 長野空襲。地区内では、長野飛行場が被害を受けた
- 1958年(昭和33年)4月7日 - 大字稲葉上千田に、長野文化高等学校(文化学園長野高等学校の前身)が開校
- 1966年(昭和41年)9月 - 国道18号長野バイパスが開通。地区内を縦断する
- 1991年(平成3年)4月1日 - 大字稲葉川合新田と大字川合新田の境の長野飛行場跡地に、長野市立犀陵中学校が新設開校
- 1992年(平成4年) - 大字稲葉上千田の文化女子大学附属長野高等学校(現 文化学園長野高等学校)内に、文化女子大学長野専門学校(現 文化学園長野専門学校)が千歳町から移転
- 1998年(平成10年)5月11日 - 長野オリンピックに際し、NHK長野放送局が箱清水から大字稲葉上千田に移転
- 1999年(平成11年)10月12日 - 住居表示施行。大字若里・大字中御所・大字川合新田・大字稲葉の各一部と大字荒木の全域が、若里一・二・三・四・五丁目となる
- 2010年(平成22年)6月1日〜11月30日 - 長野市地域公共交通総合連携計画に基づき、地区内で長野市乗合タクシー 朝陽・大豆島線(市民病院循環)の実証運行が行われる
行政区
[編集]地区内の行政区・郵便番号・人口及び世帯数(令和5年3月1日現在)[1]は以下の通り。
行政区名 | 郵便番号 | 人口・世帯数 |
---|---|---|
南俣(みなみまた) | 380-0917 | 1,128世帯 2,195人 |
母袋(もたい) | 380-0914 | 593世帯 1,264人 |
中千田(なかせんだ) | 380-0916 | 451世帯 928人 |
上千田(かみせんだ) | 380-0915 | 490世帯 952人 |
日詰(ひづめ) | 380-0912 | 1,434世帯3,149人 |
川合新田(かわいしんでん) | 380-0913 | 大字川合新田に含む |
交通
[編集]地区南部(母袋・中千田・上千田・日詰南部)では、長野県道372号三才大豆島中御所線・東通りを走るアルピコ交通(川中島バス)・長野市循環型乗合タクシーの以下の路線系統が利用できる。
- アルピコ交通(川中島バス)
- 長野市循環型乗合タクシー
- W 若里更北線
地区北部(南俣・日詰北部)では、長野県道34号長野菅平線を走るアルピコ交通(川中島バス)・長電バスの以下の路線系統が利用できる。
施設
[編集]南俣
[編集]- 長野県南俣庁舎
- 長野貯金事務センター別館
- スズキアリーナ信州長野中央
- 長野トヨタ・トヨタカローラ長野 長野店
- フォルクスワーゲン長野
- MINI長野
- モーターサイクルジャパン
- ラ・ムー長野店
- 南俣神社 - 昔から南俣の産土神で、水難よけの守神としてあがめ敬われてきた[2]。
母袋
[編集]中千田
[編集]- 文化学園長野専門学校 中千田キャンパス
- ホテルルートイン長野
- ホテルルートイン第一長野
- ホテルルートイン第二長野
- ホテルルートイン長野別館
- 牛角 稲葉バイパス店
- 国土交通省関東地方整備局長野国道事務所 長野出張所
- 長野銀行 芹田支店
- 株式会社セリタ本社
- 普照山観音寺
- 浄願寺
- 専福寺 (長野市)
- 養林寺
- 瑠璃光寺 (長野市)
- 千田城跡 - 10代400年にわたる千田氏の居城であった。現在は国道18号が横切り、周囲も宅地化して城の面影をとどめるものはない[4]。
上千田
[編集]- NHK長野放送局
- 八十二銀行 長野南支店
- 長野信用金庫 南支店
- 文化学園長野中学校・高等学校
- 文化学園長野専門学校 上千田キャンパス
- ユニクロ 長野稲葉店
日詰
[編集]- 西友 日詰店
- 酒のスーパータカぎ(高木酒店) 本社・長野店
- サニーヘルス 長野本社
- アメリカンドラッグ 稲葉店・長野日詰店
- ファッションセンターしまむら 稲葉店
- レンゴー 長野工場
- 創価学会 長野文化会館
- 日詰簡易郵便局
- 車屋Hizume
- 芹田下神社 - 昔から諏訪社といってきたが、1978年(明治11年)現社号に改めた[3]。
稲葉川合新田
[編集]→詳細は「川合新田 (長野市) § 施設」を参照