函館新外環状道路
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(空港道路 (函館市)から転送)
地域高規格道路 (無料) | |
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函館新外環状道路 | |
路線延長 | 15.0 km |
開通年 | 2015年(平成27年) |
起点 | 函館市桔梗町(函館IC/JCT) |
終点 | 函館市古川町 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道5号(E5 函館新道) 国道228号(E59 函館江差自動車道) 国道5号(現道) |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
函館新外環状道路(はこだてしんそとかんじょうどうろ)は、北海道函館市にある地域高規格道路。開通済み区間は自動車専用道路として供用されている。函館市桔梗町を起点とし、函館市古川町に至る延長約15キロメートル (km) の道路[1]。このうち、函館空港までの空港道路(延長10 km)が供用済みである。
概要
[編集]函館都市圏の外環状道路を形成している北海道道100号函館上磯線(産業道路)の渋滞緩和、道南他地域へのアクセス向上や所要時間短縮を図ることなどを目的としている[2][3]。2015年(平成27年)に赤川ICが開通したことによって道道函館上磯線(産業道路)で発生していた朝夕の渋滞や周辺道路の交通量が減少し、安全性が高まっている[4]。
事業名
[編集]空港道路
[編集]- 起点:北海道函館市桔梗町[5]
- 終点:北海道函館市上湯川町[5]
- 延長:10.0 km[5]
- 構造規格:第1種3級[5]
- 設計速度:80 km/h[5]
- 道路幅員:暫定12.0 m(完成20.5 m)[5]
- 車線幅員:3.5 m[5]
- 車線数:暫定2車線(完成4車線)[5]
古川道路
[編集]- 起点:北海道函館市上湯川町
- 終点:北海道函館市古川町
- 延長:5.0 km
古川道路は2000年度(平成12年度)に調査区間に指定されているが着工時期は未定[6]。
歴史
[編集]- 2007年度(平成19年度):空港道路事業化[7]。
- 2009年度(平成21年度):空港道路着工[7]。
- 2015年(平成27年)3月14日:函館IC/JCT - 赤川IC間供用開始(暫定2車線)[8][9]。
- 2021年(令和3年)3月28日:函館IC/JCT - 赤川IC間が4車線化、赤川IC - 函館空港IC間供用開始(暫定2車線)[10]。
インターチェンジ
[編集]- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。
- 英略字は以下の項目を示す。
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) |
備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 函館IC/JCT | 国道5号(E5 函館新道)[注 1] 国道228号(E59 函館江差自動車道)[注 2] 国道5号(現道) |
0.0 | 渡島総合振興局 | 函館市 | |
2 | 赤川IC | 北海道道347号赤川函館線 | 2.4 | |||
3 | 日吉IC | 北海道道1132号函館臨空工業団地線 | ||||
4 | 函館空港IC | 北海道道1177号函館空港インター線 | 10.0 |
路線状況
[編集]車線・最高速度・料金
[編集]区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 |
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函館IC - 赤川IC | 4=2+2 | 80 km/h |
赤川IC - 日吉IC | 2=1+1 (暫定2車線) |
80 km/h |
日吉IC - 函館空港IC | 70 km/h |
交通量
[編集]24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成27(2015)年度 | 令和3(2021)年度 |
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函館IC - 赤川IC | 14,681 | 24,277 |
赤川IC - 日吉IC | 調査当時未開通 | 17,985 |
日吉IC - 函館空港IC | 9,177 |
(出典:「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
- 令和2年度に実施予定だった交通量調査は新型コロナウイルス感染症の影響で延期され[11]、翌年度に実施された。
-
建設中の函館JCT(2013年5月)
-
函館JCT付近(2014年1月)
-
赤川IC付近(2015年10月)
脚注
[編集]注
[編集]出典
[編集]- ^ 再評価原案準備書説明資料 2013, p. 1.
- ^ 再評価原案準備書説明資料 2013, pp. 19–27.
- ^ 函館新外環状道路 2015.
- ^ 『函館新外環状道路「函館IC〜赤川IC」開通後1年 〜渋滞の緩和、事故の減少、観光等地域活性化に寄与〜』(PDF)(プレスリリース)北海道開発局、2016年3月16日 。2019年1月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 再評価原案準備書説明資料 2013, p. 3.
- ^ “函館 - 赤川IC 3月14日開通”. 函館市・道南地域ポータルサイト e-HAKODATE (2015年1月30日). 2016年7月26日閲覧。
- ^ a b 再評価原案準備書説明資料 2013, p. 4.
- ^ 星野真(2015年3月15日). “部分開通で近づく新幹線駅 函館新外環道、広域観光強化に期待”. 北海道新聞 (北海道新聞社)
- ^ “新外環状道路 函館 - 赤川IC開通”. 函館市・道南地域ポータルサイト e-HAKODATE (2015年3月15日). 2016年7月26日閲覧。
- ^ “函館新外環状道路(一般国道278号)空港道路(赤川IC〜函館空港IC)が令和3年3月28日(日)15時に開通します!” (PDF). 国土交通省 北海道開発局 函館開発建設部 (2021年2月17日). 2021年2月17日閲覧。
- ^ “令和2年度全国道路・街路交通情勢調査の延期について” (PDF). 国土交通省 (2020年10月14日). 2021年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月15日閲覧。
参考資料
[編集]- “函館新外環状道路(一般国道278号)空港道路 再評価原案準備書説明資料” (PDF). 北海道開発局 (2013年). 2019年12月18日閲覧。
- “地域高規格道路 函館新外環状道路” (PDF). 函館広域幹線道路整備促進期成会 (2015年). 2016年7月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 地域高規格道路 函館新外環状道路 - 北海道開発局函館開発建設部
- 函館新外環状道路 - 函館市