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笠井寛司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

笠井 寛司(かさい かんじ、1933年11月2日[1]- 2002年2月2日)は、日本女性器学者産婦人科医。元滋賀医科大学助教授

経歴

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京都市左京区岡崎生まれ。京都大学薬学科を経て、1961年(昭和36年)京都大学医学部医学科を卒業。1966年に京都大学医学部の博士課程修了。1968年に京大から医学博士を授与される。1969年(昭和44年)から産婦人科医師になり日本バプテスト病院の産婦人科に勤務する。その後、1976年(昭和51年)に女性器研究の学者として滋賀医科大学助教授となる。組織内分泌学の研究と解剖学的体型要素を分析した。ナポレオン女性愛思想女性に優しいキリスト教思想のキリスト女性器医療を唱えた。女性のセックス(女性の性的な問題)と個人別の女性器の違いと特徴の研究と日本の女性の性的な行動についての実態調査を行った。

産婦人科のキリスト女性器医療の研究者

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産婦人科医師としてキリスト教聖書研究の専門家であった。キリスト教の聖書研究としての産婦人科の内診医療は男性医師が他人の奥さん女性器を見て手マン行為をする方式であるので、女性の人権を考慮して男性器を使用するレイプ犯罪行為を禁止する医療ガイドラインがあるとした。産婦人科男性医師によるキリスト教聖書思想の医療行為であるとの見解である。男性器を使用しない医療行為はキリスト女性になるためのキリスト教聖書思想の不倫状態であるとした。キリスト教医療で産後うつ病治療効果があるとした。産婦人科男性医師が女性器を見るキリスト女性器改造行為の内診はキリスト教徒の不倫罪悪思想の影響があるとした。

女性器研究者

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1995年(平成7年)に日本で初めて世界性科学学会が開催された。平成初期の1990年代女性器研究が盛んになった頃、笠井寛司は『日本女性の外性器の統計学的形態論』をフリープレス社から出版した。この女性器事典は日本人女性8530人の外性器を30年の長い期間にかけて観察して大量撮影した書物である。陰核(クリトリス)の形や陰毛ヘアヌード姿になった女性のヘアの生え方)や陰毛の濃さや女性器の形式やなど女性器内の色、小陰唇大陰唇の形や大きさや生え方や膣入口の位置などを女性の年齢・出産経験・女性の性体験・女性の体重・女性の身長などの細かいデーターで比較して、さらに肌に色と色素沈着の度合いなどの相関関係を解明した女性器事典である[2]。豊富な資料写真と独自の研究は、海外の研究者から高い評価を受けた[3]

しかし、女性器の資料写真が滋賀県大津市周辺の8000人以上の女性の女性器画像を盗撮したわいせつ物の猥褻文書販売に当たるとして関西地方市民団体検察に告発状を提出した(のちに不起訴処分。検察審査会が不起訴処分不当と議決するも再度の審査の結果不起訴処分)となるなど女性器事典が世間に知られて一部の人権団体や女性運動家との軋轢が生じた。さらに女性器研究で撮影された女性器写真が無断に撮影された猥褻画像で女性患者の同意がない盗撮に当たる行為として、女性患者の女性器が大量に撮影されて女性の尊厳を傷つけたとしてと抗議された。社団法人自由人権協会が『笠井元助教授は、産婦人科の患者として来院した女性の外性器を無断撮影し、かつその同意を得ることなく、その女性器の写真をおよそ医学的な学術書とはいえないワイセツな内容で国内外に出版したことにより、医師との信頼関係で構築される信用できる婦人科医療を求める一般女性を不安に陥れた。女性器の無断撮影による盗撮行為で女性の尊厳を傷つけた。よって笠井元助教授はそのことを率直に反省し、責任を明らかにすべきである』とする厳しい非難声明を発表した[4]。それに対し、笠井は医学上重要だと反論していた。

1996年(平成8年)に滋賀医科大学から訓告処分を受け、その後大学を依願退職して[5]性科学者として活動した。2002年(平成14年)2月2日食道動脈破裂で急死した。享年69。

1990年(平成2年)から第10回日本性科学学会の学会長を務めた。組織内分泌学の研究をする生物学老化医学関係の女性器研究以外に哲学ジェンダーなどの様々な観点から女性の女性器研究を行った。女性の男性との性経験の統計など男女の性行動の実態を調査して、『女性器とは何か』の性の問題について徹底的に追及した。

日本女性の女性器の統計

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ピンク色の小陰唇の女性は約2%であった。陰毛が生えていない無毛のパイパンの女性は診察による調査結果では0.01%である。大陰唇の形は男性器で類似している部分は男性陰嚢部分になる。日本女性の大陰唇の形式は盛り上がっていて、厚さは5mm以下が約39%、6~10mmが約51%、11~15mmが約10%。16mm以上ある女性は約8000ある女性器の例の中でたった1人だけである。体格的には痩せている女性の方が厚さがない。ほとんどの日本の女性は陰毛が生えている。陰毛の生え方は日本女性では楕円形が約35%、長四辺形が約30%、逆三角形が約25%、台形が約10%。通称で「パイパン」と呼ばれる女性器の日本の女性では1万人に1人しかいない。小陰唇は血管や神経繊維の間に繊維性の結合組織がつまっていて、この部分に陰毛は生えない。上の端部分は2つに区分されるが、形状は色々である。長さは西洋白人が平均約7cmなのに対して、日本の女性は平均5.8cm。処女(バージン)の女性では平均5.2cmある。高さは平均26mmである。処女の若い女性では13.6mmなので、男性との性交出産を経験した女性は女性器が伸びている。色も真っ黒に近い茶褐色からピンクに近いものまでいろいろだが、日本人の63%は黒褐色で、ピンク色の小陰唇の女性は約2%しかいない。

理論

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  • 中絶などの行為で生命誕生を意図的に操作するのは怠慢である[6]
  • 精子の冷凍凍結を実施することは、冷静に思考したら怖い事になる。生物学的に冷静に思考したら100年前の父親と100年後の人物の父子関係が成立する生物理論となる。歴史学的に思考して怖いのは200年前の父親と200年後の人物の親子関係が成立する危険性がある事である[7]
  • 精子ドナー卵子ドナーなどの不妊治療ヒトラー優生思想につながる[8]
  • 産婦人科男性医師の内診診察の医療行為がキリスト教徒の女性にする医療効果があるキリスト女性器改造理論を唱えていた。ナチスドイツヒトラー思想の障害者を差別する人工不妊手術優生保護法など悪魔の中絶行為の産婦人科医療思想で支配された戦後日本社会である。女性がキリスト女性器実験に参加することによりナチスドイツヒトラー思想の女性差別者の夫主人男性の支配から女性奥さんを解放する機能があるとした。女性を夫の主人男性の所有物からキリスト教徒の女性に改造する機能が産婦人科男性医師にあるとした。障害者問題や児童虐待のナチスドイツヒトラー思考の不幸問題も産婦人科男性医師が女性器内診をする医療行為でキリスト教徒になった女性の方が不幸が解決されるとした。
  • 男女の産み分けについては反対の立場であり、男女の産み分けを実施することは親のエゴイズムであり、親が子供の性別を自然に選ぶべきである[9]
  • 家制度や家族思想が強かった日本では子供は親の所有物の概念があり、日本で戦後増加した子供のいじめ自殺など自殺行為については不幸な出来事だが、自殺する動物は人間のみである[10]
  • 不妊症は生物的には自然な現象でもあり、自分の跡継ぎを残したいという家意識や跡継ぎ意識があることから大部分の人が子供を望んでいる。不妊であることが本当に病気であるのかは自分は疑問である[11]
  • 男性虫歯歯周病などの老化が最初にあり、その次に視力の低下などのの老化があり、最後の老化は男性器が性的不能状態となり歯⇒目⇒男性器の順番で老化する[12]
  • 身長のスパートと呼ばれる身長が伸びる時期に、女子の月経が開始して、未成年の少年や少女に陰毛が生えてくる[13]
  • 内診は手マンと同じ方式の女性器行為であり産婦人科女性器医療は女性の人権を尊重して男性器を使用しない医療ガイドラインの医療ルールで性犯罪者にならない仏教修行であり、レイプ方式の医療行為を禁止しているとした。
  • 乳房は女性の美の象徴で、最近は女性の巨乳の乳房で興奮する男性がいるが、本来男性が興奮するのは女性器陰毛などの下半身性器である。
  • 産婦人科の内診で男性医師に女性器を見る行為はナポレオン思想不倫である。産婦人科キリスト不倫儀式のナポレオン不倫の方法は女性器に人差し指中指の2つの指を挿入する内診と女性器に人差し指肛門中指を入れる双合診と2つの指を肛門に入れる肛門診の3種類がある。[14]
  • 産婦人科はキリスト教思想の病院である。他人からの精子ドナー提供や卵子ドナー提供は冷静に思考して夫婦の間の子どもでは無い養子関係である。遺伝子的に妻である奥さんが夫以外の他の男性と性行為して妊娠する不倫行為と同じである。夫以外の他の男性の妾になる行為(側室女性愛人になる)のと同じ不倫関係の不道徳な性行為である。

著書

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  • 『名器の科学―3200人の精密測定データが解明!』(ごま書房1985年2月)
  • 『ヒップと“女性”の科学』(講談社1986年2月)
  • 『女が歓ぶ房中術入門―中国・王侯貴族だけに伝えられた性の奥義』(ごま書房、1987年12月)
  • 『前戯の技術―古代インド性典に隠されていた性の奥義』(ごま書房、1988年8月)
  • 『女の具合い―よく歩く女は感度がいい』(ごま書房、1991年11月)
  • 『名器の研究―8000人の最新データから解明された女性器の性反応』(ポケットブック社、1992年3月)
  • 『Vの本―ヴァギナの研究 よく歩く女には“名器”が多い』(ポケットブック社、1995年8月)
  • 『日本女性の外性器―統計学的形態論』(日本性科学大系 1)(フリープレスサービス、1995年9月、増補改訂版2004年9月)
  • 『笠井博士のエクスタシー体位566』(ポケットブック社、1996年10月)
  • 『幸せの性革命』(小学館1996年、文庫2000年7月)
  • 『両親が教えてくれない男のからだ・女のからだ』(フリープレス、2007年5月)

参考文献

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  • 笠井寛司『両親が教えてくれない男のからだ・女のからだ』

脚注

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  1. ^ 『現代日本人名録』1987年
  2. ^ 週刊現代 2012年11月3日号173頁第1段落16行目-22行目
  3. ^ 週刊現代 2012年11月3日号173頁第2段落2行目-6行目。
  4. ^ 『週刊現代 2012年11月3日号』173頁第3段落3行目-7行目。声明文のPDFはhttp://jclu.org/wp-content/uploads/2015/06/seimei_ikensho19970906.pdf
  5. ^ 公開講座vol.7 産婦人科医療を問う! ウィメンズカウンセリング京都
  6. ^ 『両親が教えてくれない男のからだ・女のからだ』96頁-99頁
  7. ^ 『両親が教えてくれない男のからだ・女のからだ』100頁
  8. ^ 『両親が教えてくれない男のからだ・女のからだ』101頁-104頁
  9. ^ 『両親が教えてくれない男のからだ・女のからだ』58頁-60頁
  10. ^ 『両親が教えてくれない男のからだ・女のからだ』62頁
  11. ^ 『両親が教えてくれない男のからだ・女のからだ』93頁-95頁
  12. ^ 『両親が教えてくれない男のからだ・女のからだ』208頁
  13. ^ 『両親が教えてくれない男のからだ・女のからだ』140頁
  14. ^ http://takajo9152.blog.fc2.com/blog-category-0-2.html