第1回王座戦 (将棋)
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第1回 王座戦 | |
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開催期間 | 1952年 - 1953年9月10日 |
第1回王座 | 大山康晴 |
王座戦 第2回 > |
第1回王座戦(だい1かいおうざせん)は、1953年度の王座戦である。この年度に一般棋戦として創設された[1]。
概要
[編集]王座戦は1952年に開幕となった。日本経済新聞の1952年10月26日付朝刊に開催を伝える記事が掲載された[2][3]。同年10月28日からは観戦記掲載が開始された[4]。
本戦トーナメントは、名人・A級棋士10名と予選を勝ち抜いたB・C級棋士6名が出場する[3]。タイトル保持者も予選通過者も本戦では横一線でスタートする方式は、当時としては斬新であった[2][5]。
第1回は第7期順位戦時点の名人・A級棋士である、大山康晴名人、升田幸三八段、丸田祐三八段、塚田正夫九段、板谷四郎八段、原田泰夫八段、松田茂役八段、花村元司八段、松下力八段、小堀清一八段が本戦トーナメントにシードされた[3]。予選はB・C級棋士50名が出場し[6]、トーナメントを勝ち抜いた梶一郎八段、荒巻三之八段、南口繁一八段、松浦卓造七段、佐瀬勇次七段、廣津久雄七段に本戦出場権が与えられた。
1953年9月に行われた決勝戦は、大山康晴名人が丸田祐三八段に勝利し、王座戦初優勝を果たした[7][8]。
本戦
[編集]1回戦 | 2回戦 | 準決勝 | 決勝 | |||||||||||||
花村元司八段 | ○ | |||||||||||||||
花村 | ● | |||||||||||||||
小堀清一八段 | ● | |||||||||||||||
丸田 | ○ | |||||||||||||||
梶一郎八段 | ● | |||||||||||||||
丸田 | ○ | |||||||||||||||
丸田祐三八段 | ○ | |||||||||||||||
丸田祐三八段 | ● | |||||||||||||||
松浦卓造七段 | ● | |||||||||||||||
升田 | ○ | |||||||||||||||
升田幸三八段 | ○ | |||||||||||||||
升田 | ● | |||||||||||||||
板谷四郎八段 | ○ | |||||||||||||||
板谷 | ● | |||||||||||||||
佐瀬勇次七段 | ● | |||||||||||||||
荒巻三之八段 | ○ | |||||||||||||||
荒巻 | ○ | |||||||||||||||
松田茂役八段 | ● | |||||||||||||||
荒巻 | ● | |||||||||||||||
塚田正夫九段 | ○ | |||||||||||||||
塚田 | ● | |||||||||||||||
南口繁一八段 | ● | |||||||||||||||
大山康晴名人 | ○ | 優勝 | ||||||||||||||
広津久雄七段 | ○ | |||||||||||||||
広津 | ● | |||||||||||||||
原田泰夫八段 | ● | |||||||||||||||
大山 | ○ | |||||||||||||||
松下力八段 | ● | |||||||||||||||
大山 | ○ | |||||||||||||||
大山康晴名人◎ | ○ | |||||||||||||||
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 田辺忠幸『将棋 八大棋戦秘話』河出書房新社、2006年2月16日。ISBN 4-309-26870-6。