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第14施設群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第14施設群
創設 2017年(平成29年)3月27日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位
兵科 施設科
所在地 北海道空知郡上富良野町
編成地 上富良野
上級単位 第3施設団
担当地域 北海道
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第14施設群(だいじゅうよんしせつぐん、英語:JGSDF 14th Engineer Groupは、北海道空知郡上富良野町上富良野駐屯地に群本部が駐屯する陸上自衛隊第3施設団隷下の施設科部隊である。

概要

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2017年(平成29年)3月に陸上自衛隊14番目の施設群として新編時から機能別に編成された。釧路駐屯地に駐屯していた第12施設群隷下の施設中隊を交通機能を持つ施設中隊に改編のうえで隷下に編合している。群長は1等陸佐が充てられ、群本部、本部管理中隊、3個施設中隊からなる。施設科部隊としてさまざまな災害派遣や国際貢献活動で活躍している。

陸上自衛隊海外派遣や大規模災害への対処を目的[1]として、施設科部隊の機能拡充を目的に北部方面施設隊第3施設団への再編に伴い、本州の施設科部隊や北海道内の施設科部隊より要員を受け入れ、同時期に同駐屯地で廃止された第4特科群第120特科大隊の受け皿を兼ねて編成した。

上富良野駐屯地 創立68周年記念行事の案内ポスターにおいて「坑道掘削装置の最後の雄姿」と紹介されている[2]

沿革

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  • 2016年(平成28年)3月28日:第361施設中隊(倶知安駐屯地)および岩見沢駐屯地所在部隊の一部要員を上富良野駐屯地業務隊に転属させて第14施設群準備隊が編成完結。

第14施設群

  • 2017年(平成29年)3月27日:第14施設群が上富良野駐屯地において編成完結[3]
  1. 第395施設中隊「築城・障害」、第396施設中隊「機動支援」を上富良野駐屯地に新編し、隷下に編合。
  2. 第12施設群第342施設中隊(釧路駐屯地)を廃止し、第397施設中隊「交通」として釧路駐屯地に新編し編合。
  3. 北部方面施設隊直轄であった第301坑道中隊を南恵庭駐屯地から上富良野駐屯地に移駐し編合。
  • 2024年(令和06年)3月21日:第301坑道中隊(上富良野駐屯地)が廃止[4]。災害派遣隊区に南富良野町が追加担任。

警備隊区

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美瑛町および南富良野町[5]

部隊編成・駐屯地

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編成
  • 第14施設群本部
  • 本部管理中隊「14施群-本」
  • 第395施設中隊「14施群-395」(築城・障害)
  • 第396施設中隊「14施群-396」(機動支援)
  • 第397設施中隊「14施群-397」(交通)
駐屯地

整備支援部隊

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主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
第14施設群長 1等陸佐 河端純一 2022年08月01日 陸上幕僚監部防衛部施設課営繕班長
歴代の第14施設群長
(1等陸佐)
氏名 在職期間 前職 後職
01 満井英昭 2017年03月27日 - 2018年03月26日 西部方面総監部防衛部防衛課長
→2017年3月23日 北部方面施設隊付
陸上幕僚監部運用支援・訓練部訓練課長
02 小板橋順次 2018年03月27日 - 2019年11月30日 陸上自衛隊研究本部研究員 第5施設団副団長
03 上林勝敏 2019年12月01日 - 2022年07月31日 陸上自衛隊施設学校研究部長 陸上自衛隊教育訓練研究本部勤務
04 河端純一 2022年08月01日 - 陸上幕僚監部防衛部施設課営繕班長

脚注

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  1. ^ “南恵庭に第3施設団新編、陸上自衛隊北部方面隊”. 苫小牧民報社. (2017年3月27日). オリジナルの2017年3月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170330013954/https://www.tomamin.co.jp/20170348991 
  2. ^ 陸上自衛隊 上富良野駐屯地【公式】”. Twitter. 2023年5月9日閲覧。
  3. ^ 防衛省人事発令(1佐職:2017年3月27日付)
  4. ^ 301坑道中隊が30年の歴史に幕|上富良野駐屯14施設群 - 防衛日報デジタル|自衛隊総合情報メディア”. dailydefense.jp. 2023年8月13日閲覧。
  5. ^ 部隊紹介”. 陸上自衛隊 上富良野駐屯地. 2023年5月9日閲覧。

出典

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関連項目

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外部リンク

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