第6回日本フットボールリーグ
シーズン | 2004 |
---|---|
優勝 | 大塚製薬サッカー部 |
昇格 |
大塚製薬サッカー部 ザスパ草津 |
試合数 | 240 |
得点王 | 林威宏(21得点) |
← 2003 2005 → |
第6回日本フットボールリーグは、2004年(平成16年)3月28日から同12月5日にかけて行われた。優勝は大塚製薬サッカー部(JFL3チーム目の2連覇)であった。
参加クラブ
[編集]第6回JFLの参加クラブは以下の通りである。このうちザスパ草津、群馬FCホリコシが前シーズンの全国地域リーグ決勝大会からの昇格クラブである。また、YKK FCがチームの子会社への移管により、YKK APへ名称を変更している。
- ※前年度成績=特記なきものは第5回JFL(2003年)の成績である。
呼称 | 正式名称 | 監督 | 主なホームゲーム会場 | 前年度成績 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
大塚製薬 | 大塚製薬株式会社サッカー部 | 徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場 徳島市球技場 |
1位 | ||
Honda FC | 本田技研工業株式会社フットボールクラブ | ホンダ都田サッカー場 | 2位 | ||
愛媛FC | 愛媛FC | 愛媛県総合運動公園陸上競技場 同球技場 |
3位 | ||
佐川急便大阪SC | 佐川急便株式会社大阪サッカークラブ | 大阪市鶴見緑地球技場 | 4位 | ||
佐川急便東京SC | 佐川急便株式会社東京サッカークラブ | 江東区夢の島競技場 | 5位 | ||
YKK AP | YKK APサッカー部 | 魚津市桃山運動公園陸上競技場 | 6位 | 名称変更(YKK FC) | |
栃木SC | 栃木サッカークラブ | 栃木県グリーンスタジアム | 8位 | ||
ソニー仙台FC | ソニー仙台フットボールクラブ | 仙台スタジアム 七ヶ浜サッカースタジアム |
9位 | ||
SC鳥取 | SC鳥取 | 東山運動公園陸上競技場 鳥取市営サッカー場 |
10位 | ||
国士舘大学 | 国士舘大学サッカー部 | 町田市立陸上競技場 | 11位 | ||
デンソー | デンソーサッカー部 | 刈谷市総合運動公園多目的グラウンド | 12位 | ||
横河武蔵野FC | 横河武蔵野フットボールクラブ | 武蔵野市立武蔵野陸上競技場 | 13位 | ||
アローズ北陸 | 北陸電力サッカー部アローズ北陸 | 富山県岩瀬スポーツ公園サッカー・ラグビー場 富山県五福公園陸上競技場 |
14位 | ||
佐川印刷SC | 佐川印刷株式会社サッカークラブ | 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 | 15位 | ||
ザスパ草津 | (株)草津温泉フットボールクラブ | 群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場 群馬県立敷島公園県営陸上競技場 |
関東2部1位 地域決勝1位 |
昇格(自動昇格) | |
群馬FCホリコシ | 群馬FCホリコシ | 高崎市浜川競技場 | 関東1部1位 地域決勝2位 |
昇格(入れ替え戦) |
レギュレーション
[編集]リーグ・試合形式
[編集]- 年間2回総当り、1チーム30試合(全240試合)を行い、勝ち点により順位を決定する。全30節を15節ごとに前期・後期に分け、前期の順位によって天皇杯の出場権が与えられる。
- 試合は前後半90分で行い、決着がつかなければ引き分けとなる。勝利には勝ち点3、引き分けには勝ち点1、敗北には勝ち点0が与えられる。
- Jリーグ参入の成績面の条件は年間順位2位以上。その上でJリーグ臨時理事会の承認を得られれば次年度からJ2に参入することができる。
- 自動降格となるチームはなし。年間順位15位・16位のチームは全国地域リーグ決勝大会の1位・2位のチームと入れ替え戦を行う。
天皇杯への出場枠
[編集]前期終了時の上位3チームに第84回天皇杯の出場権が与えられる。
強化費
[編集]- 各試合において勝利チームに勝利チーム賞10万円を支払う。引き分けの場合でも良いゲームをしたチームには「グッドチーム賞」として5万円を支払う(両チーム対象の場合は2.5万円)。
- 各試合において1得点につき1万円を支払う(試合結果に関係なし)。
年間順位
[編集]順位 | クラブ | 勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 差 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 大塚製薬 | 78 | 25 | 3 | 2 | 74 | 20 | +54 | [1] |
2 | Honda FC | 62 | 19 | 5 | 6 | 64 | 36 | +28 | [1] |
3 | ザスパ草津 | 62 | 19 | 5 | 6 | 63 | 35 | +28 | [1] |
4 | YKK AP | 50 | 15 | 5 | 10 | 56 | 33 | +23 | |
5 | 愛媛FC | 49 | 14 | 7 | 9 | 53 | 42 | +11 | |
6 | ソニー仙台FC | 47 | 13 | 8 | 9 | 50 | 42 | +8 | |
7 | 佐川急便東京SC | 44 | 13 | 5 | 12 | 43 | 39 | +4 | [2] |
8 | 群馬FCホリコシ | 41 | 11 | 8 | 11 | 48 | 47 | +1 | |
9 | 栃木SC | 40 | 11 | 7 | 12 | 41 | 47 | -6 | |
10 | アローズ北陸 | 37 | 10 | 7 | 13 | 46 | 52 | -6 | |
11 | 佐川急便大阪SC | 35 | 9 | 8 | 13 | 38 | 40 | -2 | |
12 | 佐川印刷SC | 34 | 10 | 4 | 16 | 30 | 45 | -15 | |
13 | 横河武蔵野FC | 32 | 8 | 8 | 14 | 41 | 51 | -10 | |
14 | SC鳥取 | 22 | 5 | 7 | 18 | 36 | 62 | -26 | |
15 | 国士舘大学 | 20 | 5 | 5 | 20 | 37 | 73 | -36 | [2] |
16 | デンソー | 18 | 4 | 6 | 20 | 29 | 85 | -56 |
- ^ a b c 天皇杯出場権獲得
- ^ a b 後期第15節、佐川急便東京SC vs 国士舘大学の試合は国士舘大学が棄権したため行われていない。公式記録上では3-0で佐川急便東京SCの勝利扱いとなっている。
備考
Jリーグ参入ライン |
入れ替え戦ライン |
個人成績
[編集]得点ランキング
[編集]順 | 選手名 | 得点 | 所属 |
---|---|---|---|
1 | 林威宏 | 21 | 大塚製薬 |
2 | 大島康明 | 20 | |
3 | 村山浩史 | 18 | 横河武蔵野FC |
新田純也 | Honda FC | ||
5 | 長谷川満 | 16 | YKK AP |
友近聡朗 | 愛媛FC | ||
7 | 古橋達弥 | 15 | Honda FC |
8 | 森陽一 | 14 | FCホリコシ |
9 | 吉本淳 | 12 | ザスパ草津 |
小林陽介 | 横河武蔵野FC |
個人表彰&ベスト11
[編集]Pos | 選手名 | 所属 |
---|---|---|
監督 | 田中真二 | 大塚製薬 |
GK・敢闘賞 | 小島伸幸 | ザスパ草津 |
DF | 谷池洋平 | 大塚製薬 |
石川裕司 | ||
向島満 | Honda FC | |
小田島隆幸 | ザスパ草津 | |
MF | 片岡功二 | 大塚製薬 |
筒井紀章 | ||
鳥居塚伸人 | ザスパ草津 | |
山口貴之 | ||
FW・MVP・得点王 | 林威宏 | 大塚製薬 |
FW | 大島康明 | |
新人王 | 鎌田祥平 |
入れ替え
[編集]JFL→J2
[編集]J2加盟を申請していた大塚製薬、ザスパ草津、愛媛FCに対して12月6日のJリーグ臨時理事会で審議が行われ、1位の大塚製薬と3位のザスパ草津のJリーグ加盟が正式に承認された(本来2位以内が加盟の要件であったが、3位のザスパ草津は2位のHonda FCと勝ち点・得失点差が同じで得点差1だったことが考慮された)。5位の愛媛FCの加盟は見送られた。なお、大塚製薬はJリーグ加盟後に徳島ヴォルティスへクラブ名称を変更した。
JFLからの脱退
[編集]国士舘大学がチーム内の不祥事のため、JFLから脱退する事となった。
チーム減によるレギュレーション変更
[編集]Jリーグ加盟及びJFL脱退により3チーム減少したため、JFLと地域リーグ間の昇降格のレギュレーションが以下のように変更された。
順位 | チーム | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|---|
JFL15位 | 国士舘大学 | 入れ替え戦(vs地域決勝2位) | 脱退 |
JFL16位 | デンソー | 入れ替え戦(vs地域決勝1位) | JFL残留 |
地域決勝1位 | 三菱自動車水島 | 入れ替え戦(vsJFL16位) | JFL自動昇格 |
地域決勝2位 | 流通経済大学 | 入れ替え戦(vsJFL15位) | |
地域決勝3位 | ホンダロック | 地域リーグ残留 |
地域リーグ→JFL
[編集]レギュレーション変更により、全国地域リーグ決勝大会1位の三菱自動車水島、2位の流通経済大学、3位のホンダロックSCがJFLへの自動昇格となった。
海外遠征
[編集]8月10日から24日にかけてサウジアラビア・アブハーで行われた第8回国際親善サッカー大会「アブゥドラ アルファイサル プリンスカップ」にJFL選抜チームを結成し参加した。大会方式は、参加10チームを2グループに分けて総当りの予選ラウンドを実施し、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出する。
参加スタッフ・選手
[編集]スタッフ
[編集]役職 | 名前 | 所属チーム |
---|---|---|
監督 | 田中真二 | 大塚製薬 |
コーチ | 安間貴義 | Honda FC |
選手
[編集]Pos | No. | 選手名 | 所属チーム |
---|---|---|---|
GK | 1 | 川北裕介 | 大塚製薬 |
DF | 2 | 三本菅崇 | 群馬FCホリコシ |
3 | 石川裕司 | 大塚製薬 | |
4 | 石井雅之 | Honda FC | |
5 | 安部裕之 | ||
6 | 加藤寿一 | ザスパ草津 | |
MF | 7 | 横山寛真 | 栃木SC |
8 | 筒井紀章 | 大塚製薬 | |
9 | 川崎元気 | アローズ北陸 | |
10 | 濱岡和久 | 愛媛FC | |
11 | 宇留野純 | Honda FC | |
12 | 増田勝文 | ||
13 | 堀田利明 | 栃木SC | |
14 | 石川裕之 | ||
15 | 佐田聡太郎 | ザスパ草津 | |
16 | 寺田武史 | ||
17 | 小山大樹 | 群馬FCホリコシ | |
FW | 18 | 大島康明 | 大塚製薬 |
19 | 新田純也 | Honda FC | |
20 | 松永一慶 | 栃木SC | |
21 | 北川佳男 | アローズ北陸 | |
GK | 22 | 小島伸幸 | ザスパ草津 |
試合結果
[編集]
JFL選抜 | 0 - 1 | ジョモ・コスモス ( 南アフリカ共和国) |
---|---|---|
公式記録 (PDF) | C.Heltonsomo 19分 |
サウルタン・アブドゥラ・アルアジャス、サウジアラビア・アブハー
観客数: 500人 |
この結果、1勝1分2敗で予選ラウンド敗退が決まった。
関連項目
[編集]外部リンク
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