第84戦闘飛行隊 (アメリカ海軍)
第84戦闘飛行隊 | |
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VF-84のF-14 | |
創設 | 1955年7月1日 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
軍種 | アメリカ海軍 |
任務 | 対戦闘機 |
基地 | オシアナ海軍航空基地 |
渾名 | ジョリーロジャース |
作戦機 |
FJ-3 (退役済) F-8 (退役済) F-4 (退役済) F-14 (退役済) |
主な戦歴 |
ベトナム戦争 湾岸戦争 |
第84戦闘飛行隊(だい84せんとうひこうたい Fighter Squadron Eighty Four)はアメリカ海軍の戦闘飛行隊。ニックネームはジョリーロジャース(「海賊旗(ジョリーロジャー)」項目参照)。VF-84と表記されることが多い。映画『ファイナル・カウントダウン』に登場したため、スカル&クロスボーンと呼ばれる特徴的なマーキングとともに知名度が高い飛行隊である。1995年10月1日に解隊。
隊史
[編集]第84戦闘飛行隊(以下VF-84)は1955年7月1日にオシアナ海軍航空基地でFJ-3装備の飛行隊として創設された。当初はVagabonds(放浪者)というニックネームであったが、1959年4月15日にVF-61ジョリーロジャースが解隊されたため、そのニックネームとスカル&クロスボーンのマーキングを引き継ぎ、VF-84ジョリーロジャースが誕生した。当時の使用機種はF-8クルセイダーであったが、1964年にF-4に機種変更し、翌年にベトナム戦争に参加、トンキン湾上の空母「インディペンデンス」から作戦を行った。その後、1976年にF-14に機種変更し、翌年12月からVF-41とともにCVW-8として空母「ニミッツ」艦上に展開した。
1980年には「ニミッツ」とともに映画『ファイナル・カウントダウン』に出演し、一躍有名となる。翌1981年からはTARPSの運用を開始し、これ以降は偵察任務もこなすようになる。
1988年には「ニミッツ」が大西洋艦隊から太平洋艦隊に転属したため、母艦を「セオドア・ルーズベルト」に変更した。また、1991年の湾岸戦争時にはVF-84はペルシャ湾に展開、艦隊上空の戦闘空中哨戒や攻撃隊の護衛、TARPSを使用した爆撃効果判定に従事した。
その後、冷戦終結後の海軍部隊削減計画の一環として1995年10月1日にVF-84は解隊された。削減の対象となったのは主にTARPS非装備の飛行隊であり、本来ならばVF-41が解隊されるはずだったが、当時の大西洋艦隊航空団司令がVF-41出身だったためにVF-84が解隊される事になったという。
解隊後、ジョリーロジャースのニックネームとスカル&クロスボーンのマーキングはVF-103に引き継がれた。
登場作品
[編集]- 『エグゼクティブ・デシジョン』(1996年・アメリカ作品)
- 劇中にて、テロリストにハイジャックされたジャンボジェット機をインターセプトする、アメリカ海軍のF-14戦闘機部隊として登場。当時のVF-84飛行隊長が、隊長機の後部座席に実際に搭乗している。
- 『ファイナル・カウントダウン』
- 第二次世界大戦時にタイムスリップしてしまう、ニミッツ級航空母艦「ニミッツ」に配属されている部隊としてそのまま出演している。
- 『レッド・ストーム作戦発動』
関連項目
[編集]- ファイナル・カウントダウン (映画)
- エグゼクティブ・デシジョン
- 第103戦闘攻撃飛行隊
- スカル隊 - アニメ「マクロスシリーズ」に登場する架空の飛行隊。部隊章や隊長機の意匠はVF-84をモチーフとしている。
- エリア88 - 主要人物の一人であるミッキー・サイモンが使用するF-14の塗装がVF-84のものになっている。