米沢市民歌
表示
米沢市民歌 | |
---|---|
| |
作詞 | 田中道一 |
作曲 | 山田耕筰 |
採用時期 |
1957年4月30日[1] (制定告示は1999年11月1日)[2] |
言語 | 日本語 |
「米沢市民歌」(よねざわしみんか)は、日本の山形県米沢市が制定した市民歌である。作詞・田中道一、作曲・山田耕筰。
解説
[編集]1959年(昭和34年)の市制70周年を迎えるに当たり、記念事業として1957年(昭和32年)4月30日に制定された[1]。制定意義は「新米沢市の賛歌」とされ詩人の大木惇夫を審査員に招き懸賞募集を実施、応募総数260篇から入選1篇と佳作2篇が選出された[1]。
入選者の田中道一(1906年 - 1994年)は被服学者で制定時は大阪府立大学教授に就いていたが[1]、1940年(昭和15年)から1956年(昭和31年)まで米沢高等工業学校教諭を経て山形大学工学部教授の職に在り、16年間を当地で過ごす地縁を有していた。入選作の発表後、選者の大木からの推薦により山田耕筰に作曲を依頼し、4月30日に米沢工業高校グラウンドで1万5000人の観衆を集めて陸上自衛隊中央音楽隊による初演奏が行われた[1][3]。
米沢市役所では市民歌の演奏機会について「表彰式など市が関係する行事の中で歌われている」とする[3]。制定から40年余りは例規集に登載されず、慣例的に歌われて来たが1999年(平成11年)11月1日付で制定告示が追加された[2]。
米沢市に関連する市民歌以外の楽曲としては、1989年(平成元年)に市制100周年・市民憲章運動推進第44回米沢大会開催記念イメージソングとして選定された「ぼくたちのまち 米沢」(作詞・作曲:今野明彦)が存在する。
参考文献
[編集]- 米沢市史編さん委員会 編『米沢市史』第5巻 現代編(米沢市役所、1996年) NCID BN0173413X
- 中山裕一郎 監修『全国 都道府県の歌・市の歌』(東京堂出版、2012年) ISBN 978-4-490-20803-0