コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

老松町 (横浜市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 神奈川県 > 横浜市 > 西区 > 老松町
老松町
町丁
地図北緯35度26分50秒 東経139度37分25秒 / 北緯35.447111度 東経139.623711度 / 35.447111; 139.623711
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横浜市
行政区 西区
人口情報2023年(令和5年)9月30日現在[1]
 人口 1,503 人
 世帯数 881 世帯
面積[2]
  0.218 km²
人口密度 6894.5 人/km²
設置日 1889年明治22年)4月1日
郵便番号 220-0032[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示

老松町(おいまつちょう)は、神奈川県横浜市西区町名[5]。丁番を持たない単独町名である。住居表示未実施区域[6]

地理

[編集]

横浜市西区南東部に位置する[5]。北で伊勢町、北東で戸部町、東で宮崎町、南東で中区野毛町・中区宮川町、中区日ノ出町、南で東ケ丘、南西で赤門町、西で霞ケ丘、北西で西戸部町と接する。野毛山公園および野毛山動物園の園地が半ばを占める。関東大震災および第二次世界大戦による戦災の被害が少なく、官公署関連の建物が多い[5]

歴史

[編集]
アール・エフ・ラジオ日本野毛山無線基地

1876年明治9年)、戸部町の一部から横浜町の町名として成立[5]1878年(明治11年)に横浜区1889年(明治22年)に横浜市、1927年昭和2年)10月1日、横浜市の区制施行により横浜市中区の町名となる[5]1935年(昭和10年)、第2次市区改正により月岡町の全部および西戸部町南太田町の各一部を併せる[5]1944年(昭和19年)分区のため西区老松町となり、同年中区野毛町の一部を編入する[5]

1876年(明治9年)に当地の花屋敷(遊園地)に日本最初の迷路園(当時は「メーズ」と呼んだ)が設けられた[5]。明治中期からは原富太郎茂木惣兵衛左右田金作平沼専蔵らの別邸が建てられている[5]1924年大正13年)に横浜市震災記念館1942年〔昭和17年〕に横浜市市民博物館に改組)、1926年(大正15年)には野毛山公園、1927年(昭和2年)には横浜市立図書館(現:横浜市中央図書館)が設置されている[5]。市立図書館は第二次世界大戦中は横浜連隊区司令部が使用し、終戦後はアメリカ占領軍第8軍接収、接収解除後は横浜市復興局が使用した[5]。野毛山公園は1946年(昭和21年)の復活メーデーで使用され、以降各種市民集会にたびたび使われている[5]1949年(昭和24年)には反町とともに日本貿易博覧会会場となっている[5]1951年(昭和26年)に野毛山動物園・遊園地が開園、1958年(昭和33年)にはラジオ関東(現:アール・エフ・ラジオ日本)がこの地で開局されている(1996年に中区長者町に移転、現在はアール・エフ・ラジオ日本野毛山無線基地が残っている。)[5]

地名の由来

[編集]

老松の多い景勝地だったことに因むといわれている[5]

世帯数と人口

[編集]

2023年9月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯 人口
老松町 881世帯 1,503人

人口の変遷

[編集]

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[7]
1,711
2000年(平成12年)[8]
1,419
2005年(平成17年)[9]
1,479
2010年(平成22年)[10]
1,475
2015年(平成27年)[11]
1,425
2020年(令和2年)[12]
1,633

世帯数の変遷

[編集]

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[7]
668
2000年(平成12年)[8]
633
2005年(平成17年)[9]
738
2010年(平成22年)[10]
764
2015年(平成27年)[11]
755
2020年(令和2年)[12]
869

学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[13]

番地 小学校 中学校
全域 横浜市立本町小学校 横浜市立老松中学校

事業所

[編集]

2021年現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[14]

町丁 事業所数 従業員数
老松町 27事業所 575人

事業者数の変遷

[編集]

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[15]
14
2021年(令和3年)[14]
27

従業員数の変遷

[編集]

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[15]
368
2021年(令和3年)[14]
575

交通

[編集]

鉄道

[編集]

京急本線が地下を通過しているが、地内に開口部・駅はなく、日ノ出町駅が最寄となる。

バス

[編集]

町域内には以下の路線バスが運行されている。

横浜市営バス

[編集]

道路

[編集]

施設

[編集]
横浜市中央図書館
急な坂スタジオ

出身・ゆかりのある人物

[編集]

その他

[編集]

日本郵便

[編集]

警察

[編集]

町内の警察の管轄区域は以下の通りである[17]

番・番地等 警察署 交番・駐在所
全域 戸部警察署 野毛山公園交番

脚注

[編集]
  1. ^ a b 令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年9月” (xlsx). 横浜市 (2023年10月6日). 2023年10月6日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
  3. ^ a b 老松町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1991年9月。pp.165-166, p.1023。
  6. ^ 住居表示実施町名一覧 (令和2年10月19日現在)”. 横浜市 (2020年10月29日). 2021年8月28日閲覧。
  7. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  8. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  13. ^ 小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2023年4月1日). 2023年9月18日閲覧。
  14. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  15. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  16. ^ 郵便番号簿PDF(2022年度版) 表紙等付属資料” (pdf). 日本郵便. 2022年12月16日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2022年度版)
  17. ^ 交番案内/戸部警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2023年9月27日閲覧。

関連項目

[編集]