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胡麻川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
胡麻川
胡麻川(日吉町保野田岩ヶ下)。左:鍼灸大学前駅、正面:のぞみはし、右:遊youひよし
水系 一級水系 淀川
種別 一級河川
延長 7.05[1] km
平均流量 -- m3/s
流域面積 27.50[1] km2
水源の標高 -- m
河口・合流先 田原川
流域 京都府
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胡麻川(ごまがわ)は、京都府南丹市日吉町を流れる淀川水系桂川の二次支流の一級河川。

地理

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田原川と胡麻川の合流地点に設けられた分流堤(背割堤・瀬割堤)。舟先のような形状をしている。左が胡麻川、右が田原川。2024年4月21日撮影。

日吉町胡麻の土橋・広野を起点に胡麻地域の高原の水を集め南東流、山陰本線京都府道50号京都日吉美山線に沿って流れ、日吉町保野田で志和賀川が合流する。日吉町殿田南丹市立殿田小学校前で日吉町田原からの流れと合流し、田原川となる。

胡麻分水嶺

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日吉町胡麻新町の分水界で、桂川水系由良川水系畑郷川に分かれる幅700mもの平坦な谷中分水界がある[2]。この分水界は、京都府レッドデータブックで「消滅危惧」のカテゴリーとなっている [2]

丸山

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京都府南丹市胡麻にある丸山

日吉町上胡麻にある丸山(まるやま)は環流丘陵と呼ばれる地形で、かつて北流していた川がこの丘を巻くようにして流れていたためにできたものである[3]。40万年前頃、日吉町上胡麻塩貝を蛇行していた流路の浸食作用が進んで胡麻駅付近で切られて短縮し、新・旧の流路の間に孤立した丘として残った[3][4]京都府レッドデータブックで「要注意」のカテゴリーとなっている[3]

流域の村

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南丹市日吉町

主な支流

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主な橋梁

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日吉駅前区間に15本の個人橋が連なる胡麻川。殿田駅(現在の日吉駅、写真の左)を建設するために胡麻川の流れは東側に寄せ変えられた。
一般道路[5]
  • 保野田橋(日吉町保野田)
  • 家田橋(日吉町保野田)
  • 尾崎橋(日吉町殿田)
  • 個人橋 – 保野田から殿田までの約400mの区間には14本の個人所有の橋が架かっている。
歩行者用
  • のぞみはし – 1996年(平成8年)2月竣工。鍼灸大学前駅のロータリーと駅舎を繋ぐ橋
鉄道橋梁
  • 第一胡麻川橋梁
  • 第二胡麻川橋梁
  • 第三胡麻川橋梁
  • 第四胡麻川橋梁

流域にある水道施設

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水道施設(簡易水道の浄水場)[6]
  • 南丹市日吉胡麻水道施設 – 南丹市日吉町畑郷後野22番地1外
下水道施設(農業集落排水処理施設)[6]
  • 南丹市日吉胡麻浄化センター – 日吉町胡麻向山34番地

漁業権

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大堰川漁業協同組合の漁業権域に属している。

流域にある主な施設

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  • 南丹市立胡麻郷小学校 – 日吉町胡麻中野辺谷3番地の3
  • 西日本旅客鉄道胡麻駅 – 日吉町胡麻角上2-2
  • 南丹市日吉胡麻コミュニティセンター – 日吉町胡麻的場1番地2
  • 南丹市日吉胡麻基幹集落センター – 日吉町胡麻才ノ本10番地1
  • 南丹市日吉総合運動広場 – 日吉町胡麻向大戸4番地3外
  • 南丹市日吉ユースホール – 日吉町胡麻向大戸4番地1
  • 南丹市日吉アーチェリー射場 – 日吉町胡麻向大戸4番地1
  • 南丹市日吉野外ステージ – 日吉町胡麻向大戸4番地1
  • 京都中部広域消防組合園部消防署日吉出張所
  • 西日本旅客鉄道鍼灸大学前駅 – 日吉町保野田岩ヶ下9-6
  • 明治国際医療大学 – 日吉町保野田ヒノ谷6-1
  • 明治国際医療大学附属病院 – 日吉町保野田ヒノ谷6-1
  • いきいきオアシス日吉 – 日吉町保野田長通16−3
  • 南丹市日吉生涯学習センター「遊youひよし」 – 日吉町保野田長通24番地
  • JA京都日吉支店ライスセンター – 日吉町保野田綿ケ迫3−4
  • 南丹市社会福祉協議会 本所 – 日吉町保野田垣ノ内11番地
  • 南丹市役所 日吉支所 – 日吉町保野田市野3番地1
  • 西日本旅客鉄道日吉駅 – 日吉町保野田市野1-4
  • 南丹市日吉駅交流センター – 日吉町保野田市野1-4
  • 日吉郵便局 – 保野田市野6-8
  • 南丹警察署保野田駐在所 – 日吉町保野田金堀2−12
  • 南丹市日吉産業振興会館 – 日吉町殿田尾崎8-1

脚注

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  1. ^ a b 京都府. “淀川水系桂川上流圏域河川整備計画 - 京都府”. 京都府. 2024年5月11日閲覧。
  2. ^ a b 塩見良三. “由良川及び胡麻川の分水界”. 京都府レッドデータブック2002. 京都府. 2024年5月10日閲覧。
  3. ^ a b c 塩見良三. “京都府レッドデータブック2002 丸山”. 京都府レッドデータブック2002. 京都府. 2024年5月11日閲覧。
  4. ^ 『京都の地形分類図と古地理の変遷 地図情報 14(4)』植村善博、1995年、26–30頁。 
  5. ^ 『ゼンリン地図 京都府南丹市 北 美山・日吉』株式会社ゼンリン、2022年7月、70-101頁。 
  6. ^ a b 南丹市公の施設の設置及び管理に関する条例”. 南丹市 (2006年1月1日). 2024年5月10日閲覧。

関連項目

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