コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

若松丈太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

若松 丈太郎(わかまつ じょうたろう、1935年6月13日[1] - 2021年4月21日)は、日本の詩人

人物・来歴

[編集]

岩手県江刺郡岩谷堂町(現・奥州市)出身。

岩手県立水沢高等学校[2]福島大学教育学部卒業後、県内で高校教師として勤務。

主な詩集に『夜の森』(1961年、福島県文学賞受賞)、『海のほうへ 海のほうから』(1988年福田正夫賞受賞)、『いくつもの川があって』(2001年福島民報出版文化賞受賞)がある。

日本ペンクラブ日本現代詩人会会員。福島県南相馬市在住[3]

1994年にチェルノブイリ原発事故の現場を訪れ、帰国後に詩「神隠しされた街」を発表。

2014年には福島原発事故を題材にした詩集「わが大地よ、ああ」を出版。

フジテレビプロデューサーの若松央樹は実子。

2021年4月21日、腹膜播種のため南相馬市内の病院で死去[4]。85歳没。

著書

[編集]
  • 『海のほうへ海のほうから 詩集』花神社, 1987.10
  • 『若松丈太郎詩集』日本現代詩文庫 土曜美術社出版販売, 1996.3
  • 『いくつもの川があって 詩集』花神社, 2000.11
  • 『イメージのなかの都市』 (非詩集成) ASYL社, 2002.11
  • 『越境する霧 詩集』弦書房, 2004.5
  • 『峠のむこうと峠のこちら 詩集』若松丈太郎, 2007.10
  • 『北緯37度25分の風とカナリア 詩集』弦書房, 2010.1
  • 『福島原発難民 南相馬市・一詩人の警告1971年~2011年』コールサック社, 2011.5
  • 『ひとのあかし = What Makes Us』アーサー・ビナード 英訳, 齋藤さだむ 写真. 清流出版, 2012.1
  • 『福島核災棄民 町がメルトダウンしてしまった』コールサック社, 2012.12
  • 『わが大地よ、ああ 詩集』土曜美術社出版販売, 2014.12
  • 『若松丈太郎詩選集一三〇篇』コールサック詩文庫 コールサック社, 2014.3
  • 『十歳の夏まで戦争だった 詩集』(コールサック社叙事詩集シリーズ), 2017.8
  • 『漏れどき 若松丈太郎詩集』コールサック社, 2020.2
  • 『夷俘の叛逆 若松丈太郎詩集』コールサック社, 2021.3

共編著

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.621。
  2. ^ 水高同窓会報第33号”. 2021年4月24日閲覧。
  3. ^ 若松丈太郎 - 著者情報”. 清流出版. 清流出版株式会社. 2021年4月24日閲覧。
  4. ^ “詩人の若松丈太郎さん死去 事故前から福島原発の危険告発”. 共同通信社. (2021年4月23日). https://web.archive.org/web/20210423095704/https://this.kiji.is/758265537660059648 2021年4月24日閲覧。