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茵蔯蒿湯

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

茵蔯蒿湯（いんちんこうとう）は、は漢方方剤の一つ。

効果・効能

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尿量減少、やや便秘がちで比較的体力のあるものの次の諸症に用いられる。

黄疸、肝硬変症、ネフローゼ、蕁麻疹、口内炎[1][2]。

適応症

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  1. 肝硬変に伴う胆汁鬱滞や黄疸などの症状を改善。
  2. 腎臓疾患に伴う尿量減少、口渇などの症状。
  3. 蕁麻疹や黄疸のかゆみ[2]。

組成

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茵蔯蒿湯エキスの場合、7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.5gを含有する。

茵蔯蒿4.0、山梔子3.0、大黄1.0[1]

性状

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淡褐色で特異なにおいがし、味はわずかに渋い[1]。

相互作用

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慎重投与

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  1. 下痢、軟便のある患者（これらの症状が悪化するおそれ）
  2. 著しく胃腸の虚弱な患者（食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢等があらわれるおそれ）
  3. 著しく体力の衰えている患者（副作用が出現しやすくなり、その症状が増強されるおそれ）[1]

副作用

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次の副作用がある[1]。

重大な副作用

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  1. 肝機能障害、黄疸：AST（GOT）、ALT（GPT）、Al-P、γ-GTP の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
  2. 腸間膜静脈硬化症

注意事項

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高齢者は生理機能の低下、妊産婦、授乳婦、小児は安全性が未確立であり、注意が必要である[1]。

出典

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[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f ツムラ製品情報『ツムラ茵蔯蒿湯』
  2. ^ a b “ツムラ茵ちん蒿湯エキス顆粒（医療用）” (PDF). ツムラ (2015年7月). 2018年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月28日閲覧。

関連項目

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