コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

荒井村 (兵庫県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あらいむら
荒井村
廃止日 1954年7月1日
廃止理由 新設合併
加古郡荒井村高砂町印南郡曽根町伊保村高砂市
現在の自治体 高砂市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
加古郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 7,799
国勢調査、1950年)
隣接自治体 加古川市、加古郡高砂町、印南郡米田町、伊保村
荒井村役場
所在地 兵庫県加古郡荒井村
座標 北緯34度45分59秒 東経134度47分26秒 / 北緯34.76625度 東経134.79047度 / 34.76625; 134.79047 (荒井村)座標: 北緯34度45分59秒 東経134度47分26秒 / 北緯34.76625度 東経134.79047度 / 34.76625; 134.79047 (荒井村)
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

荒井村(あらいむら)は兵庫県加古郡にあった。現在の高砂市の一部にあたる。 加古川下流の西岸と法華山谷川の東岸に挟まれた三角州に位置する。荒井の地名は、荒れる用水から、あるいは、かつて「洗井」と書き、川に洗われる土地から名付けられた。

歴史

[編集]

1889年、旧 荒井村と松原村が合併し、荒井村が発足した。 当時、加古川の水害に悩まされていたが、1918年から1933年にかけて河川改修が行われ、以後水害は激減した。

1923年、山陽電気鉄道が開業し、村内には、荒井駅が設置された。 1931年には野田醤油(キッコーマン)高砂工場が完成し[1]、1939年、造兵廠播磨製作所、1942年、田熊汽缶(現 タクマ)播磨工場が操業を開始した[2]1947年には造兵廠播磨製作所跡に国鉄高砂工場が進出。 1950年に播磨耐火煉瓦(現 黒崎播磨) 1953年に神戸製鋼所が進出。

1954年に、伊保村・高砂町・曽根町と合併し、高砂市を新設した。この4町村のなかで荒井村のみが合併に際し村内での賛否が大きく割れたが、村当局の説得により最終的に村議会で合併を可決した。合併後の高砂市役所庁舎は荒井村内の洗川廃川敷地(現在地)に置かれた。

年表

[編集]
  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、旧来の荒井村と小松原村が合併し発足。
  • 1954年昭和29年)7月1日 - 加古郡高砂町、印南郡曽根町、伊保村と合併し高砂市が発足。同日荒井村廃止。

脚注

[編集]

参考文献

[編集]
  • 角川書店 編『角川日本地名大辞典 兵庫県』(初版第1刷)、1988年9月。ISBN 978-4040012803 

関連項目

[編集]