荒木千陽
荒木 千陽 あらき ちはる | |
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生年月日 | 1982年3月1日(42歳) |
出生地 | 日本 熊本県熊本市 |
出身校 | 久留米大学法務研究科(法科大学院)修了 |
前職 | 小池百合子衆議院議員公設秘書 |
所属政党 | 都民ファーストの会/ファーストの会 |
配偶者 | あり |
親族 | 父: 荒木章博(元熊本県議会議員) |
公式サイト | 荒木ちはる(中野区)公式サイト |
選挙区 | 中野区選挙区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 |
2017年7月23日 - 2022年6月22日 2024年7月9日 - |
荒木 千陽(あらき ちはる、1982年〈昭和57年〉3月1日 - )は、日本の政治家、行政書士[1]。都民ファーストの会所属の東京都議会議員(3期)。同顧問兼総務会長(初代・第4代)。
都民ファーストの会代表(第4代)、同特別顧問、ファーストの会代表(初代)を歴任。
来歴
[編集]熊本県熊本市生まれ[2]。熊本県立第一高等学校、久留米大学法学部を経て[3]、久留米大学法務研究科(法科大学院)を修了[2]した。
2011年8月に、議員会館の小池百合子事務所を事前予約せずに飛び込みで訪問し、私設秘書として雇われる[2][3]。2012年から公設第二秘書に、2016年1月1日より公設第一秘書となる[4]。小池の元では計6年間勤め、うち1年半は小池の自宅で同居していた[1]。
2017年7月の第19回東京都議会議員選挙で、定数3人の中野区選挙区に都民ファーストの会公認で立候補し、得票数1位で初当選した[5]。7月11日に都民ファーストの会総務会長に就任[6]、9月11日に野田数代表の辞任に伴い代表に就任[7]した。
2020年の東京都知事選挙では再選に向け立候補した小池陣営の選対本部長に就いた[9]。
2021年7月の第20回東京都議会選挙で再選[10]。
2022年3月1日、都庁で記者会見し、同年夏の第26回参議院議員通常選挙に東京都選挙区(改選数6)から立候補すると正式に表明した。国政進出に向けて設立した政治団体「ファーストの会」の公認候補として立候補を表明した[11]。6月22日、参議院議員選挙への立候補に伴い東京都議会議員を自動失職した[12]。支持層が重なる日本維新の会新人の海老澤由紀と票を食い合い[13]、7月10日の投開票の結果、海老澤は得票数7位(530,361票)で、荒木は得票数10位(284,629票)で落選した[14]。
2022年10月、Twitterで同月中に都民ファーストの会代表を辞任する考えを明らかにした事が伝えられた[15]。同月15日に開かれた党連絡会で辞任が承認された[16]。11月7日、小池と共に都民ファーストの会の特別顧問に就任した[17]。
2024年7月7日執行の東京都議会議員補欠選挙(中野区選挙区)に都民ファーストの会公認で立候補[注釈 1]し[18]、当選し都議に復帰した[19]。荒木の任期は自身の残余任期の2025年7月までとなる。2024年11月、特別顧問を退任し、顧問兼総務会長に就任[20]。
政策・主張
[編集]憲法
[編集]- 憲法改正に賛成[21]。
- 憲法9条を改正し、自衛隊を明記することに反対[21]。
- 大規模な災害やテロなどの緊急事態が発生したときに、政府の権限を一時的に強めたり、国会議員の任期を延長したりする「緊急事態条項」を、憲法を改正して設けることに賛成[21]。
外交・安保
[編集]経済・財政
[編集]- 「財政健全化」より「経済対策」を重視すべきとしている[21]。
- 各種社会保障制度について、どちらかといえば給付水準を保つために、負担が増加するのはやむをえないとしている[21]。
- 日本銀行が続けている大規模な金融緩和策について維持すべきとしている[21]。
- 原子力発電への依存度を今後下げるべきとしている[21]。
その他
[編集]親族
[編集]- 私生活では2022年に結婚し、2023年6月には第1子を出産したことを公表した[22]。
- 父の荒木章博は元熊本県議会議員で、2017年10月22日の第48回衆議院議員総選挙に東京7区から希望の党公認で立候補した[23]が、候補者4人中3番目の得票数で落選した[24]。
- 父方の高祖父に神風連の乱に参加した荒木敬次がいる[2]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 補欠選挙の要因を作った当事者であるが、国政選挙と異なり当該の補欠選挙に立候補は可能である(公職選挙法第87条の2の対象外となる)。
出典
[編集]- ^ a b “特集ワイド:「小池先生」にもモノ申します 初当選、都民フ・荒木さん「都議選日記」”. 毎日新聞. (2017年7月3日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ a b c d ニュース | 都民ファーストの会
- ^ a b 百合子都知事宅から独り立ち…元秘書・荒木千陽氏“感激”事務所開き
- ^ 小池元防衛相の公設第一秘書に就任…荒木章博県議の次女・千陽氏
- ^ 東京都議会議員選挙結果・中野区選挙区
- ^ 小池都知事の懐刀、荒木氏が都民ファースト総務会長
- ^ “都民ファーストの会、野田数代表が辞任 後任に小池百合子氏側近で総務会長の荒木千陽氏…野田氏は「特別秘書に専念」”. 産経新聞 (2017年9月11日). 2017年9月11日閲覧。
- ^ “都民ファ・荒木代表続投決定 ほかに立候補なく”. 産経新聞. (2019年6月23日) 2019年6月23日閲覧。
- ^ “話題の書「女帝」の質問受けず終わった小池氏の出馬会見 問われる記者「排除」の姿勢”. 毎日新聞. (2020年6月14日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ “【速報】東京都議選 自民・公明で過半数獲得ならず 中野区で都民ファ荒木代表が再選”. 東京新聞. (2021年7月5日) 2021年7月5日閲覧。
- ^ “都民ファースト荒木千陽代表、参院選出馬表明 コロナ対策を強調”. 毎日新聞 (2022年3月1日). 2022年3月1日閲覧。
- ^ “過去のトピックス”. 東京都議会. 2024年5月30日閲覧。
- ^ “2位じゃダメな蓮舫、お涙頂戴の生稲…東京選挙区「女の戦い」で弾かれる候補は誰?”. 現代ビジネス. 講談社 (2022年7月1日). 2022年9月7日閲覧。
- ^ “参院選2022 東京の候補者一覧・開票結果”. 朝日新聞. 2022年7月11日閲覧。
- ^ “都民ファーストの会、荒木千陽代表が辞任へ 参院選落選で引責か”. 毎日新聞. (2022年10月13日) 2022年10月13日閲覧。
- ^ “都民ファーストの会、荒木代表が辞任 11月に後任の代表選へ”. 毎日新聞. (2022年10月18日) 2022年10月18日閲覧。
- ^ “都民ファーストの会、新役員人事発表 荒木千陽前代表が特別顧問就任も姿現さず不満の声”. 日刊スポーツ. (2022年11月7日) 2022年11月10日閲覧。
- ^ “都議補選マエキタミヤコ氏 小池氏元側近の小島敏郎氏が後援会長に就任”. スポニチアネックス (2024年6月27日). 2024年7月2日閲覧。
- ^ 東京都議会議員補欠選挙 中野区 NHK選挙WEB 2024年7月8日
- ^ 都民ファーストの会 役員表 (PDF, 都民ファーストの会 2022年11月11日)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “参院選2022候補者アンケート”. NHK. 2022年6月20日閲覧。
- ^ “都民ファーストの会前代表の荒木千陽氏「予定日より早い帝王切開」で第1子出産、人工授精で妊娠”. 日刊スポーツ. (2023年6月28日) 2023年7月3日閲覧。
- ^ “都民ファ代表の父荒木章博氏しぼむ希望 東京7区”. 日刊スポーツ. (2017年10月18日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ “荒木章博(小選挙区・東京都) 【衆議院選挙2017】”. 読売新聞社. 2022年2月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- 荒木ちはる公式サイト
- 東京都議会議員 荒木ちはる(中野区選出)都民ファーストの会 (@araki_chiharu) - X(旧Twitter)
党職 | ||
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先代 野田数 |
都民ファーストの会代表 第4代:2017年 - 2022年 |
次代 森村隆行 |
先代 新設 後藤奈美 |
都民ファーストの会総務会長 初代:2017年 第4代:2024年 - |
次代 入江伸子 現職 |