コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

菊野克紀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
菊野 克紀
基本情報
本名 菊野 克紀
通称 求道者
必殺・三日月蹴り
世界のTKの弟子
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1981-10-30) 1981年10月30日(43歳)
出身地 鹿児島県鹿児島市
所属 ALLIANCE-SQUARE
→フリー
身長 170cm
体重 70kg
リーチ 169cm
階級 ライト級
フェザー級
バックボーン 柔道極真空手、沖縄拳法空手、テコンドー
テーマ曲 We Are The World
USAフォー・アフリカ
テンプレートを表示
菊野 克紀
公式サイト
YouTube
チャンネル
活動期間 2019年 -
ジャンル 武術武道格闘技
登録者数 2.9万人
総再生回数 3,865,968回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2022年8月1日時点。
テンプレートを表示

菊野 克紀(きくの かつのり、1981年10月30日 - )は、日本男性総合格闘家空手家鹿児島県鹿児島市出身。株式会社KOKKI代表取締役社長。元DEEPライト級王者。初代巌流島全アジア武術選手権 優勝。

来歴

[編集]

東谷山中学校・鹿児島県立鶴丸高校時代は柔道部に所属。高校3年の時にテレビで見たPRIDEに憧れ格闘家を志すことを決意。高校卒業後に竹隆光率いる極真会館(松井派)(現・ワールド極真会館)鹿児島県支部に入門、土木作業員のアルバイトで上京資金を貯めながら道場に通う。木山仁の指導を受けたことをきっかけに1年後内弟子となり空手修行を4年間行った[1]

2005年、23歳で上京し高阪剛主宰のALLIANCE-SQUAREに入門、本格的に総合格闘家として始動する。

2006年12月20日、DEEP 27 IMPACTでプロデビュー。長岡弘樹に判定勝ち。

2007年、古傷である膝の悪化により長期欠場し、約1年間治療とリハビリに専念した。

2009年2月20日、DEEP 40 IMPACTのライト級王座決定トーナメント1回戦でチョン・ブギョンにTKO勝ちを収めると、4月16日の決勝でも松本晃市郎にKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2009年7月20日、DREAM初出場となったDREAM.10アンドレ・ジダと対戦。三日月蹴りからグラウンドに持ち込み、バックマウントパンチでTKO勝ち。

2009年10月25日、DREAM.12エディ・アルバレスと対戦し、絞め技でアルバレスを極めかけ、打撃でも互角の展開だったが、2Rに肩固めで一本負けを喫した。

2010年3月22日、DREAM.13弘中邦佳と対戦し、右フックでKO勝ちを収めた。

2010年7月10日、DREAM.15J.Z.カルバンと対戦し、1-2の僅差の判定負けを喫した。

2010年10月24日、DEEP 50 IMPACTのDEEPライト級タイトルマッチで挑戦者の帯谷信弘と対戦し、4-1の判定勝ちで王座の初防衛に成功した[2]

2011年5月29日、DREAM JAPAN GP中村大介と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。

2011年8月26日、DEEP 55 IMPACTのDEEPライト級タイトルマッチで挑戦者の廣田瑞人と対戦し、0-5の判定負けを喫し王座から陥落した。

2011年12月31日元気ですか!! 大晦日!! 2011長島☆自演乙☆雄一郎とMIXルール(1Rはキックルール、2Rは総合格闘技ルール)で対戦し、2RにTKO勝ちを収めた。

2012年6月15日、DEEP 58 IMPACTで北岡悟と対戦し、0-3の判定負けを喫した。

2013年3月9日、U-SPIRITS againにてUWF系ルールで伊藤崇文と対戦し、開始29秒でTKO勝ち。

UFC

[編集]

2013年10月、ブログでUFCと契約したことを発表した[3]

2014年1月3日、UFC初出場となったUFC Fight Night: Saffiedine vs. Limでクイン・マルハーンと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。

2014年5月24日、UFC 173トニー・ファーガソンと対戦し、1RKO負け。

2014年9月20日、フェザー級転向初戦となったUFC Fight Night: Hunt vs. Nelsonでサム・シシリアと対戦し、2Rにリアネイキッドチョークで一本勝ち。

2015年3月21日、ブラジルで開催されたUFC Fight Night: Maia vs. LaFlareでケヴィン・ソウザと対戦し、1RKO負け。

2015年9月27日、日本で開催されたUFC Fight Night: Barnett vs. Nelsonディエゴ・ブランダオンと対戦し、1RTKO負け。

2016年4月、11年間所属していたALLIANCE-SQUAREを離れ、フリーとなった。

2016年6月、DEEP 76 IMPACTで大山釼呑助と対戦し、2R TKO勝利。

2016年7月、巌流島 WAY OF THE SAMURAI 公開検証 Finalに出場。クンタップ・チャンロンチャイと対戦し、1R4秒で一本勝ち。

2016年10月、巌流島 全アジア武術選手権大会2016に出場。決勝で小見川道大に勝利し優勝。

2017年1月、巌流島 世界武術団体対抗戦 2017 in MAIHAMAに日本代表の大将として出場。UFCでKO負けを喫していたケヴィン・ソウザに1R一本勝ち。リベンジを果たした。

2017年10月29日に全日本テコンドー選手権東日本地区大会の80kg級で優勝し、2018年1月21日の全日本テコンドー選手権大会でも準優勝を果たし強化指定選手に選ばれた[4]

人物・エピソード

[編集]
  • 極真カラテ仕込みの打撃と柔道で培った身体バランスでサンチンで構え、三日月蹴りを得意とする[5]
  • 入場時と選手コール時に、空手の形を披露するのが定番となっている。
  • 自身をマネジメントするKOKKIという会社の社長でもあり、講演会活動も行なっている。
  • 株式会社西原商会が販売した芋焼酎「夢の一撃」のテレビCMに出演したことがある。

戦績

[編集]

プロ総合格闘技

[編集]
総合格闘技 戦績
27 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
20 10 2 8 0 0 0
7 3 1 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
大山釼呑助 2R 4:46 TKO(グラウンドパンチ) DEEP 76 IMPACT 2016年6月26日
× ディエゴ・ブランダオン 1R 0:28 TKO(パウンド) UFC Fight Night: Barnett vs. Nelson 2015年9月27日
× ケビン・ソウザ英語版 1R 1:31 KO(右ストレート) UFC Fight Night: Maia vs. LaFlare 2015年3月21日
サム・シシリア英語版 2R 1:38 リアネイキドチョーク UFC Fight Night: Hunt vs. Nelson 2014年9月20日
× トニー・ファーガソン 1R 4:06 KO(右ストレート) UFC 173: Barao vs. Dillashaw 2014年5月24日
クイン・マルハーン英語版 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Saffiedine vs. Lim 2014年1月3日
イ・ヨンジェ 1R 4:12 チョークスリーパー DEEP 63 IMPACT 2013年8月26日
中尾受太郎 1R 1:07 KO(左フック) DEEP CAGE IMPACT 2013 in KORAKUEN HALL 2013年6月15日
伊藤崇文 1R 0:29 TKO(左掌底) U-SPIRITS again 2013年3月9日
LUIZ 1R 0:08 KO(左フック) DEEP CAGE IMPACT 2012 in TOKYO 2nd ROUND 2012年12月8日
岸本泰昭 5分3R終了 判定3-0 DEEP 60 IMPACT 2012年10月19日
× 北岡悟 5分3R終了 判定0-3 DEEP 58 IMPACT 2012年6月15日
イ・グァンヒ 1R 4:59 KO(右フック) DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO 2011年10月30日
× 廣田瑞人 5分3R終了 判定0-5 DEEP 55 IMPACT
【DEEPライト級タイトルマッチ】
2011年8月26日
中村大介 2R(10分/5分)終了 判定3-0 DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント- 2011年5月29日
帯谷信弘 5分3R終了 判定4-1 DEEP 50 IMPACT 〜10年目の奇跡〜
【DEEPライト級タイトルマッチ】
2010年10月24日
× J.Z.カルバン 2R(10分/5分)終了 判定1-2 DREAM.15 2010年7月10日
弘中邦佳 1R 1:26 KO(右フック) DREAM.13 2010年3月22日
× エディ・アルバレス 2R 3:42 肩固め DREAM.12 2009年10月25日
アンドレ・ジダ 1R 3:47 TKO(バックマウントパンチ) DREAM.10 ウェルター級グランプリ2009 決勝戦 2009年7月20日
松本晃市郎 1R 4:32 KO(右フック) DEEP 41 IMPACT
【ライト級王者決定トーナメント 決勝】
2009年4月16日
チョン・ブギョン 1R 4:15 TKO(サッカーボールキック) DEEP 40 IMPACT
【ライト級王者決定トーナメント 1回戦】
2009年2月20日
キム・ジャンヨン 5分2R終了 判定3-0 DEEP 39 IMPACT 2008年12月10日
Barbaro44 2R 2:34 TKO(パウンド) DEEP 37 IMPACT 2008年8月17日
井上誠午 5分2R終了 判定3-0 DEEP 35 IMPACT 2008年5月19日
上小園琢大 5分2R終了 判定2-0 DEEP 29 IMPACT 2007年4月13日
長岡弘樹 5分2R終了 判定2-0 DEEP 27 IMPACT 2006年12月20日

アマチュア総合格闘技

[編集]
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
野尻和樹 1R 0:59 TKO(グラウンドパンチ) BREAKING DOWN 1 2021年7月4日
小林裕 1R 3:26 チョークスリーパー DEEP 26 IMPACT 2006年10月10日
LUIZ 5分2R終了 時間切れ club DEEP 東京 2006年7月8日
小島一朗 1R 1:18 TKO(グラウンドパンチ) SWAT! 05 2006年6月4日
× 田村幸成 5分2R終了 判定0-3 DEEP 23 IMPACT 5周年大会
【フューチャーキングトーナメント 76kg以下級 決勝】
2006年2月5日
竹田誠志 1R 2:30 KO(パンチ) DEEPフューチャーキングトーナメント2005
【フューチャーキングトーナメント 76kg以下級 2回戦】
2005年12月25日
槌井仁基 1R終了時 TKO(ドクターストップ) DEEPフューチャーキングトーナメント2005
【フューチャーキングトーナメント 76kg以下級 1回戦】
2005年12月25日
近野淳平 5分1R終了 時間切れ ZST.8 旗揚げ3周年記念大会 2005年11月23日
上原広誉 5分2R終了 判定0-1 HYBRID FIGHT 2005 2005年5月22日

プロキックボクシング

[編集]
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× T-98 5R終了 判定0-3 KNOCK OUT 2018 SURVIVAL DAYS 2018年6月8日

アマチュアキックボクシング

[編集]
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
阿部健寿 3R KO WORLD MUAY THAI FEDERATION OF JAPAN 2006年8月27日

ミックスルール

[編集]
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
長島☆自演乙☆雄一郎 2R 2:34 TKO(バックマウントパンチ) 元気ですか!! 大晦日!! 2011
【MIXルール(1R キックルール/2R DREAMルール)】
2011年12月31日

異種格闘技

[編集]
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
小見川道大 1R 0:52 KO(グラウンドパンチ) 巌流島 OUT ENEMY 2018 in MAIHAMA-謹賀新年、宿敵同士の果たし合い- 2018年1月3日
マーカス・レロ・アウレリオ 1R 1:52 TKO 巌流島 ADAUCHI 2017年9月2日
ケヴィン・ソウザ 1R 1:59 KO 巌流島 世界武術団体対抗戦 2017 in MAIHAMA 日本代表 vs 世界選抜 2017年1月3日
小見川道大 2R 0:35 TKO 巌流島 - 全アジア武術選手権大会2016 - 決勝 2016年10月21日
イゴール・ペルミン 3分5R終了 判定3-0 巌流島 - 全アジア武術選手権大会2016 - 準決勝 2016年10月21日
ハ・ウンピョ 1R 2:13 KO 巌流島 - 全アジア武術選手権大会2016 - 1回戦 2016年10月21日
クンタップ・チャンロンチャイ 1R 0:04 KO(右フック) 巌流島 WAY OF THE SAMURAI 公開検証 Final 2016年7月31日

獲得タイトル

[編集]
高校柔道
  • 鹿児島県大会 66kg級 優勝
  • 九州大会 66kg級 3位
極真空手(松井派)
  • 全九州大会 無差別級 優勝
  • 全関西大会 無差別級 優勝
総合格闘
テコンドー
  • 第11回 全日本テコンドー選手権大会 準優勝
  • 第11回 全日本テコンドー選手権大会 東日本地区大会 優勝

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
空位
前タイトル保持者
ハン・スーファン
第5代DEEPライト級王者

2009年4月16日 - 2011年8月26日

次王者
廣田瑞人