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帯谷信弘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
帯谷 信弘
基本情報
本名 土志田 信弘
帯谷 信弘(旧姓)
通称 王者の影武者
国籍 日本の旗 日本
生年月日 1981年1月15日
出身地 千葉県
没年月日 (2021-04-24) 2021年4月24日(40歳没)
所属 GUTSMAN・修斗道場
→フリーランス
→木口道場
→KIMURA JAPAN
身長 170cm
体重 70kg
階級 ライト級
バックボーン 総合格闘技
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帯谷 信弘(おびや のぶひろ、1981年1月15日 - 2021年4月22日)は、日本男性総合格闘家千葉県出身。木口道場所属。元DEEPライト級王者。

五味隆典の弟子であり、スパーリングパートナーとして五味を支えたことからPRIDE武士道では「王者の影武者」と紹介された。DEEPではミルトン・ヴィエイラ雷暗暴といった強豪を破っている。

来歴

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2002年11月15日、修斗でプロデビュー。鹿又智成と対戦し、引き分けた。

2003年10月31日、修斗2003年度新人王トーナメントウェルター級(-70kg)決勝で鹿又と再戦し、開始11秒パウンドでTKO勝ち。新人王を獲得するも、所属していたGUTSMAN・修斗道場を離脱。フリーランスとして五味隆典と練習を積む。

2004年12月18日、DEEP 17 IMPACTで開催されたフューチャーキングトーナメント76kg以下級に出場し、優勝を果たした。

2006年4月11日、DEEP 24 IMPACTのライト級王者決定戦で雷暗暴と対戦し、判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2006年8月26日、PRIDE初参戦となったPRIDE 武士道 -其の十二-ギルバート・メレンデスに判定負けし、プロ初黒星となった。続く11月5日、PRIDE 武士道 -其の十三-ルイス・ブスカペに判定負け。

2007年2月16日、DEEP 28のライト級タイトルマッチで横田一則と対戦し、判定負けを喫し王座から陥落した。

2008年12月10日、1年10か月ぶりの復帰戦となったDEEP 39 IMPACTでBarbaro44と対戦。パンチを受け鼻血を出すなど劣勢に立たされるも、右ストレートでダウンを奪い、追撃のパウンドでTKO勝ちを収めた。

2009年12月19日、1年ぶりの復帰戦となったDEEP CAGE IMPACT 2009でISEと対戦し、スタンドパンチ連打でTKO勝ちを収めた。試合後のリング上で「判定?ダメだよ、KOじゃなきゃ」と五味の発言をオマージュしたマイクアピールを行った[1]

2010年10月24日、DEEP 50 IMPACTのライト級タイトルマッチで菊野克紀に挑戦し、1-4の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[2]

2014年頃より、トレーニングジムで総合格闘技や柔術の講師を務める[3]。自身もブラジリアン柔術の競技者として、2017年の第11回全日本マスター柔術選手権のマスター2茶帯ミディアムヘビー級で準優勝、マスター2茶帯オープンクラスで3位[4]、2018年の第12回全日本マスター柔術選手権のマスター2茶帯ミディアムヘビー級で優勝[5]、2019年の第13回全日本マスター柔術選手権のマスター2黒帯ミディアムヘビー級で準優勝[6]という結果を残している。なお、2018年より土志田(どしだ)姓で活動を行っていた。

2021年4月22日未明、横浜市青葉区恩田町のコンビニの駐車場で車の中から妻と息子2人と共に遺体で発見された。妻と2人の息子を刺殺した後に自殺を図ったと見られ、無理心中の可能性がある[7][8][9]。40歳没。

戦績

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総合格闘技 戦績
18 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
12 6 1 5 0 1 0
5 1 0 4 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× チェ・ドゥホ 3R 0:15 KO(跳び膝蹴り) DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO 2nd ROUND 2011年10月29日
× 菊野克紀 5分3R終了 判定1-4 DEEP 50 IMPACT 〜10年目の奇跡〜
【DEEPライト級タイトルマッチ】
2010年10月24日
セバスチャン・ガルギエ 5分3R終了 判定3-0 Fury 1: Clash of the Titans 2010年5月21日
ISE 2R 1:49 TKO(スタンドパンチ連打) DEEP CAGE IMPACT 2009 第2部 2009年12月19日
Barbaro44 2R 2:35 TKO(右ストレート→パウンド) DEEP 39 IMPACT 2008年12月10日
× 横田一則 5分3R終了 判定0-3 DEEP 28 IMPACT
【DEEPライト級タイトルマッチ】
2007年2月16日
× ルイス・ブスカペ 2R(10分/5分)終了 判定0-3 PRIDE 武士道 -其の十三- 2006年11月5日
× ギルバート・メレンデス 2R(10分/5分)終了 判定0-3 PRIDE 武士道 -其の十二- 2006年8月26日
雷暗暴 5分3R終了 判定3-0 DEEP 24 IMPACT
【DEEPライト級王者決定戦】
2006年4月11日
ミルトン・ヴィエイラ 5分3R終了 判定3-0 DEEP 22 IMPACT 2005年12月2日
長谷川秀彦 5分2R終了 判定3-0 DEEP 19th IMPACT 2005年7月8日
宮本優太朗 1R 4:48 TKO(パウンド) DEEP 18th IMPACT 2005年2月12日
ジョン・バチスタ・ヨシムラ 1R 4:50 TKO(左フック) DEEP 17th IMPACT
【フューチャーキングトーナメント 76kg以下級 決勝】
2004年12月18日
Barbaro44 1R 1:11 KO(パンチ連打) DEEP 17th IMPACT
【フューチャーキングトーナメント 76kg以下級 準決勝】
2004年12月18日
可児瑛士 1R 4:47 腕ひしぎ十字固め DEEP 17th IMPACT
【フューチャーキングトーナメント 76kg以下級 1回戦】
2004年12月18日
鹿又智成 1R 0:11 TKO(右フック→パウンド) 修斗 下北沢修斗劇場 第7弾 〜若大将は誰だ!〜
【新人王トーナメント ウェルター級 決勝】
2003年10月31日
橋本平馬 5分2R終了 判定3-0 修斗 Shootor's Dream II
【新人王トーナメント ウェルター級 2回戦】
2003年5月30日
鹿又智成 5分2R終了 判定0-0 修斗 2002年11月15日

獲得タイトル

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  • 修斗ウェルター級新人王(2003年)
  • DEEPフューチャーキングトーナメント 76kg以下級 優勝(2004年)
  • 第2代DEEPライト級王座(2006年)
  • アジアマスター柔術選手権 黒帯ミディアムヘビー級優勝(2019年)

脚注

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  1. ^ GBR>試合結果>【DEEP】帯谷信弘が壮絶な殴り合いを制す!山崎VS北田はドロー”. ゴッド・ブレス・ザ・リング (2009年12月19日). 2021年4月26日閲覧。
  2. ^ GBR>試合結果>【DEEP】死闘!菊野が帯谷を判定で退ける、青木&ミノワマン&長南は快勝”. ゴッド・ブレス・ザ・リング (2010年10月24日). 2021年4月26日閲覧。
  3. ^ 加盟団体一覧”. 一般社団法人 日本ブラジリアン柔術連盟. 2021年10月1日閲覧。
  4. ^ 【公式結果】第11回全日本マスター柔術選手権”. 一般社団法人 日本ブラジリアン柔術連盟 (2017年2月26日). 2021年10月1日閲覧。
  5. ^ 【公式結果】第12回全日本マスター柔術選手権”. 一般社団法人 日本ブラジリアン柔術連盟 (2018年2月26日). 2021年10月1日閲覧。
  6. ^ 【公式結果】第13回全日本マスター柔術選手権”. 一般社団法人 日本ブラジリアン柔術連盟 (2019年2月25日). 2021年10月1日閲覧。
  7. ^ 4遺体は家族 7歳と2歳も... コンビニ駐車場で...無理心中か”. FNNプライムオンライン (2021年4月22日). 2021年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月26日閲覧。
  8. ^ 横浜 車内で子ども含む親子4人死亡 無理心中の可能性|NHK 首都圏のニュース”. NHK NEWS WEB. 日本放送協会 (2021年4月22日). 2021年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月26日閲覧。
  9. ^ 元DEEP王者・帯谷信弘が4人家族で無理心中!”. 週刊ファイト. ミラクルファイト (2021年4月22日). 2021年4月26日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
三島☆ド根性ノ助
第2代DEEPライト級王者

2006年4月11日 - 2007年2月16日

次王者
横田一則