藤原為信
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藤原 為信(ふじわら の ためのぶ、承平5年(935年)? - 寛和3年(987年)?[要出典])は、平安時代中期の貴族。中納言・藤原文範の子。紫式部の外祖父。官位は従四位下・常陸介。
概要
[編集]村上天皇に仕え、康保2年(965年)蔵人に任ぜられた。天延元年(969年)越後守に任ぜらるも、2年後には妻の甥である宮道弘氏に越後守を譲っている[要出典]。ほかに右近衛少将、摂津守を歴任した。
のち、常陸介に任ぜられるが、在任中の寛和3年(987年)正月10日に出家した[1]。
官歴
[編集]- 康保2年(965年) 日付不詳:蔵人[2]
- 安和元年(968年) 日付不詳:見越後守従五位上[3]
- 時期不詳:従四位下[4]。右馬頭[5]。右近衛少将[5]。摂津守[2]。常陸介[5]
- 寛和3年(987年) 正月10日:出家(常陸介)[1]
系譜
[編集]『尊卑分脈』による。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『仁和寺文書』では位階を正四位下とする。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 稲賀敬二『紫式部: 源氏の作者』新典社、1982年。ISBN 978-4-7879-7012-1。
- 角田文衞『紫式部伝: その生涯と『源氏物語』』法藏館、2007年。ISBN 978-4-8318-7664-5。
- 宮崎康充編『国司補任 第三 第四』続群書類従完成会、1990年