藤原猶雪
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藤原 猶雪(ふじわら ゆうせつ、1891年(明治24年)1月2日[1][2] - 1958年(昭和33年)7月3日[1][2])は、大正から昭和時代の日本の仏教学者。浄土真宗大谷派の僧侶[1][2]。
経歴・人物
[編集]愛知県海部郡津島町(現・津島市)にて生まれる[2]。1911年(明治44年)真宗大谷大学予科を経て、1914年(大正3年)同大を卒業する[2]。
同年より東京帝国大学で図書館学、1923年(大正12年)から国史学を学び、1921年(大正10年)から1924年(大正13年)にかけて同大学図書館司書、史料編纂官補を歴任[2]。1924年(大正13年)東洋大学の教授となり、同図書館長を兼務[2]。ほか大倉精神文化研究所主任、明治仏教史編纂所理事、日本教学研究所評議員、駒澤大学講師、史料編纂官などを兼任[2]。その後、1946年(昭和21年)東洋大学長、同史学科長、文学部長、新制東洋大学教授などを歴任[1][2]。この間、共立女子大学、東海同朋大学各教授などを兼任し、1955年(昭和30年)大谷派講師となった[1][2]。1944年(昭和19年)文学博士(東洋大学)[2]。
著作
[編集]- 『覚信尼公行実の研究』山喜房、1932年。
- 『仏教渡来史』東方書院、1934年。
- 『日本仏教史研究』大東出版社、1938年。
- 『真宗史研究 : 親鸞及び其教団』大東出版社、1939年。
- 『親鸞聖人伝絵の研究 : 本願寺聖人伝絵証註序説』法蔵館、1954年。