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蘇我運輸区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

蘇我運輸区(そがうんゆく)は、かつて千葉県千葉市中央区にあった東日本旅客鉄道(JR東日本)千葉支社運転士車掌が所属する組織である。なお本稿では支区で運転士のみ配置されていた蘇我運輸区京葉派出(そがうんゆくけいようはしゅつ)についても記載する。

概要

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国鉄時代末期、1986年3月3日に京葉線西船橋 - 千葉港(現・千葉みなと)間で旅客営業が開始され、それに伴い津田沼電車区新習志野派出所が開設された。その後同年9月1日に津田沼電車区の組織改編が行われ、津田沼運転区の管轄となり津田沼運転区新習志野派出と改称された。その後、京葉運輸区として運輸区に格上げされた後に、2006年3月18日に蘇我へ移転し現名称となった。

車掌乗務範囲

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車掌の乗務範囲は、京葉線の東京ー蘇我 西船橋 武蔵野線の西船橋ー南浦和 外房線の蘇我ー勝浦 東金線の大網ー成東間 内房線の蘇我ー上総湊間(内房線では(千葉)蘇我〜君津間の209系2000番台を用いた普通電車にも乗務する)

特急列車の運行の場合は 外房線安房鴨川、内房線館山まで乗務する。

普通・快速列車

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優等列車

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運転士乗務範囲

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蘇我運輸区

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  • 京葉線:東京 - 蘇我間、市川塩浜・南船橋 - 西船橋間
  • 外房線:千葉 - 安房鴨川間
  • 内房線:蘇我 - 千倉間
  • 東金線:大網 - 成東間
  • 総武快速線幕張 - 千葉間(回送列車のみ)

(京葉派出所は以下も乗務)

・武蔵野線 東所沢〜西船橋

過去(京葉運輸区)の乗務範囲

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車掌(普通・快速列車)

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    • 京葉線:東京 - 蘇我間、市川塩浜・南船橋 - 西船橋間
    • 外房線:蘇我 - 勝浦間(京葉線直通のみ)
    • 内房線:蘇我 - 上総湊間(京葉線直通のみ)
    • 東金線:大網 - 成東間(京葉線直通および夜間・早朝の一部列車)
  • 車掌(優等列車)
    • 特急わかしお:東京 - 安房鴨川間
    • 特急さざなみ:東京 - 千倉間

運転士乗務範囲

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    • 京葉線:東京 - 蘇我間、市川塩浜・南船橋 - 西船橋間
    • 武蔵野線:西船橋 - 東所沢間
    • 外房線:蘇我 - 安房鴨川間
    • 内房線:蘇我 - 千倉間
    • 東金線:大網 - 成東間

京葉派出

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京葉派出は、蘇我運輸区管轄下の派出であった。京葉運輸区が蘇我に移転した後も、一部業務を新習志野にて実施していた。車掌は所属していなかった。

2024年12月1日をもって西船橋へ移転し同時に船橋営業統括センターと統合の上船橋統括センター乗務ユニットとなる。

運転士乗務範囲

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歴史

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  • 1986年昭和61年)3月3日 - 京葉線旅客営業開始に伴い、津田沼電車区新習志野派出所として開設[注 1]
  • 1986年(昭和61年)9月1日 - 組織変更により、津田沼電車区が習志野電車区(検修)と津田沼運転区(運転)へ改称[2]したことに伴い、津田沼運転区新習志野派出所[注 2]に改称。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道に継承され、千葉支社の管轄となる。
  • 1988年(昭和63年)
    • 9月1日 - 12月に開業予定の京葉線 新木場-南船橋間・市川塩浜-西船橋間・千葉港-蘇我間及び武蔵野線からの乗り入れを踏まえた準備組織として、京葉準備運輸区を設立[注 3][3]
    • 12月1日 - 京葉線 新木場-南船橋間・市川塩浜-西船橋間開業、千葉港-蘇我間旅客営業開始。津田沼運転区新習志野派出所千葉車掌区新習志野派出所と合併[4]、それらと京葉準備運輸区を統合した京葉運輸区を設置[5]
  • 2006年平成18年)3月18日 - 本区を新習志野から蘇我に移転し、京葉運輸区から蘇我運輸区と改称[6]。千葉運転区・千葉車掌区などから外房線・内房線行路の一部移管を受ける(京葉線直通列車以外の普通列車乗務開始)。旧本区には蘇我運輸区京葉派出を設置。
  • 2024年(令和6年)12月1日 - 蘇我運輸区本区は茂原統括センターと統合し、茂原統括センター 蘇我乗務ユニットとなる。京葉派出は西船橋へ移転と同時に船橋営業統括センターと統合の上、船橋統括センター 乗務ユニットになる。

脚注

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注釈

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  1. ^ 基地全体の敷地が鷺沼車両基地という通称名で呼ばれることがあるため、「津田沼電車区鷺沼派出所」という向きもある。
  2. ^ 通称名津田沼運転区鷺沼派出所。なお、この名称を京葉車両センターの前身とする向きもある。
  3. ^ これは乗務員訓練のための組織で、津田沼運転区新習志野派出所はこの時点でも存在していた。

出典

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  1. ^ 結解学 『鉄道ダイヤ情報』2014年8月号 特集:東京メガループを楽しむ! 交通新聞社 「シリーズ車両基地2014 Vol.13 特別篇 東京メガループの車両基地に注目 東所沢電車区」 P46
  2. ^ 『鉄道ジャーナル』 1987年7月号 特集●未来へ羽ばたくJR東日本旅客鉄道 PART-1 鉄道ジャーナル社 JR東日本の車両基地 P85
  3. ^ 結解学 『鉄道ダイヤ情報』2014年8月号 特集:東京メガループを楽しむ! 交通新聞社 「シリーズ車両基地2014 Vol.13 特別篇 東京メガループの車両基地に注目 京葉車両センター」 P40
  4. ^ 『鉄道ジャーナル』 1990年10月号 特集●JRの車両基地'90 鉄道ジャーナル社 JR車両基地PART1 P49
  5. ^ 「JR年表」『JR気動車客車情報 89年版』ジェー・アール・アール、1989年8月1日、143頁。ISBN 4-88283-110-4 
  6. ^ ジェー・アールアール編 『JR気動車客車編成表』 2017 交通新聞社 JR現業機関一覧表 P222