蜂須賀笛子
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蜂須賀 笛子(はちすか ふえこ、1898年(明治31年)12月24日[1] - 1937年(昭和12年)9月16日[1])は、日本の国文学者。男爵・松田正之の妻。父は蜂須賀正韶。母は徳川慶喜の娘の蜂須賀筆子。姉は蜂須賀年子。東京都出身。
生涯
[編集]蜂須賀正韶と蜂須賀筆子の二女としで生まれ、幼いころより和歌や文学を学ぶ。後に男爵・松田正之と結婚したが[2]離婚している[1]。
昭和6年に実践女学校の習字教師となる[2]。蜂須賀家に所蔵されていた阿波国文庫本『松浦宮物語』を、1935年(昭和10年)1月25日に岩波文庫にて刊行、本文に解説をつけ、同物語の近代における研究成果を上げた。
1937年(昭和12年)9月16日、熱海市の蜂須賀別邸で病死。享年40。
系譜
[編集]校訂
[編集]- 『松浦宮物語』岩波文庫、1935年。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『阿波人物誌』原田印刷出版、1973年。
- 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成』下巻、霞会館、1996年。