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行田駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
行田駅
東口(2012年8月)
ぎょうだ
Gyōda
吹上 (2.3 km)
(4.8 km) 熊谷
地図
所在地 埼玉県行田市壱里山町12-1
北緯36度6分49.91秒 東経139度25分56.15秒 / 北緯36.1138639度 東経139.4322639度 / 36.1138639; 139.4322639座標: 北緯36度6分49.91秒 東経139度25分56.15秒 / 北緯36.1138639度 東経139.4322639度 / 36.1138639; 139.4322639
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 高崎線
キロ程 29.6 km(大宮起点)
東京から尾久経由で60.1 km
電報略号 キヨ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
5,734人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1966年昭和41年)7月1日[1][2]
備考 業務委託駅
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西口(2021年10月)

行田駅(ぎょうだえき)は、埼玉県行田市壱里山町(いちりやまちょう)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎線である。

上野駅発着系統と、新宿駅経由で東海道線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。

当駅は行田市の南西端に位置し、中心市街地にある秩父鉄道行田市駅とは約5km離れている。

歴史

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元々「行田駅」は秩父鉄道行田市駅が開業当初名乗った駅名であったが、行田市と旧太井村の合併後、市域に高崎線が通過することになったため、行田市にも国鉄駅の設置要望があり[3]1966年昭和41年)7月に当駅が開業した。なお、当駅開業1ヶ月前の1966年(昭和41年)6月1日に秩父鉄道行田駅は「行田市」に駅名変更し、名称を譲る形となった。

年表

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する[1]地上駅で、橋上駅舎を有している。分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。

高崎支社所属熊谷統括センター管轄熊谷駅管理で、JR東日本ステーションサービスに委託する業務委託駅2016年3月10日より、始発から午前6時30分までの間は遠隔対応のため改札係員は不在となり、一部の自動券売機のみ稼働する[9]

自動券売機指定席券売機自動改札機自動精算機、多機能トイレが設置されている。

かつてはみどりの窓口も設置されていたが、2006年2月23日に「もしもし券売機Kaeruくん」へ置き換えられる形で廃止された。さらに、「もしもし券売機Kaeruくん」も2012年2月2日に多機能券売機に置き換えられる形で営業を終了し、2013年12月5日に指定席券売機が導入されるまで、当駅で指定席などの購入は不可能となっていた。指定席券売機で扱えないきっぷなどの購入が目的であれば熊谷駅まで無賃で往復できる措置が取られている[注釈 1]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 高崎線 上り 大宮東京新宿横浜方面
湘南新宿ライン
上野東京ライン
2 高崎線 下り 熊谷高崎前橋方面

(出典:JR東日本:駅構内図

発車メロディ

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2013年10月1日から1番線の発車メロディが、行田市観光大使でありメンバーの根本要行田市出身のスターダストレビューの代表曲「夢伝説」に変更された[10]。また、2番線には同じく彼らの代表曲である「今夜だけきっと」のサビをアレンジした発車メロディが導入された。しかし、翌2日の15時頃に使用停止となり、1番線と同じ「夢伝説」に変更された(理由は人為的ミス)。いずれもメロディの制作はスイッチで、編曲は塩塚博が手掛けた。

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員5,734人である[JR 1]

JR東日本および埼玉県統計年鑑によると、1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 6,304
1991年(平成03年) 6,735
1992年(平成04年) 6,985
1993年(平成05年) 7,228
1994年(平成06年) 7,283
1995年(平成07年) 7,372
1996年(平成08年) 7,564
1997年(平成09年) 7,513
1998年(平成10年) 7,482
1999年(平成11年) 7,338 [* 1]
2000年(平成12年) [JR 2]7,295 [* 2]
2001年(平成13年) [JR 3]7,196 [* 3]
2002年(平成14年) [JR 4]7,220 [* 4]
2003年(平成15年) [JR 5]7,156 [* 5]
2004年(平成16年) [JR 6]7,116 [* 6]
2005年(平成17年) [JR 7]7,135 [* 7]
2006年(平成18年) [JR 8]7,168 [* 8]
2007年(平成19年) [JR 9]7,161 [* 9]
2008年(平成20年) [JR 10]7,015 [* 10]
2009年(平成21年) [JR 11]6,796 [* 11]
2010年(平成22年) [JR 12]6,750 [* 12]
2011年(平成23年) [JR 13]6,792 [* 13]
2012年(平成24年) [JR 14]6,809 [* 14]
2013年(平成25年) [JR 15]6,962 [* 15]
2014年(平成26年) [JR 16]6,776 [* 16]
2015年(平成27年) [JR 17]6,812 [* 17]
2016年(平成28年) [JR 18]6,767 [* 18]
2017年(平成29年) [JR 19]6,655 [* 19]
2018年(平成30年) [JR 20]6,660 [* 20]
2019年(令和元年) [JR 21]6,569 [* 21]
2020年(令和02年) [JR 22]4,778
2021年(令和03年) [JR 23]5,010
2022年(令和04年) [JR 24]5,404
2023年(令和05年) [JR 1]5,734

行田市域に位置する駅であるが、後述の通り、熊谷市境及び鴻巣市境にも近く、これら2市の住民等の一部も利用する[注釈 2]。そのため、駅周辺には行田市営駐輪場のほか、行田・熊谷市境には両市共同運営の駐輪場も所在している[11]

駅周辺

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行田市観光案内所

当駅を中心とした半径0.5 km程の範囲が行田市内である。西口から直角に伸びる道路の突き当たりに荒川の堤防が見えるが、その手前にあるマンションから先は熊谷市内である。行田市の市街地を初めとした他地域へは、東口から北東方向に伸びる埼玉県道138号行田停車場線沿いに繋がっている。

高崎線線路沿いで言えば、高崎方は当駅ホームを抜けた直後に渡る旧元荒川の小さい橋から先は熊谷市、大宮方も100メートル程(1つ目に越える行田市内唯一の高崎線踏切である「行田市踏切」の少し先)で鴻巣市に入る。

東口駅前広場は、2020年-2021年にかけて再整備されており、吹上駅寄りにあった壱里山町公園を閉鎖移転し、ロータリーが全体的に吹上駅寄りに半分ずれた形となった[12]。元は市街地へ向かう県道行田停車場線がロータリーに直結しておらず中間地点で線路に並行する市道にぶつかっており、出入り共に市道経由の右左折が必須となっていたが、移転後はロータリー出入口と県道が直結された(市道側が一時停止に改められている)。旧バスのりばなど熊谷駅寄りの交番前や観光案内所がある側の跡地は広い歩行者空間となった。今後、複合施設の建設や、駅舎改札階からデッキをロータリーを跨いで県道歩道に繋ぎ歩行者経路を直線化する構想もあるが、確定していない[13]

バス路線

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東口ロータリーにある『JR行田駅前』停留所にて、行田市内循環バスが乗り入れる。行田市中心部への一般路線バスは、隣の吹上駅から発着する。かつては行田車庫から市街地を経由して当駅を結ぶ東武バスの定期運行便(行02路線)が存在したが、1日数往復に過ぎない運行であったため利用客は少なく、現在は廃止されている。

停留所は吹上駅寄りの1面に4箇所並んで設置されているが、各定期路線の小型バスだけでも3台縦列で停車できるような長さはなく、実質的に整列乗車目的となっている(2台並んで停車することはある)。

参考ながら、北西0.6 km程の場所に熊谷市ゆうゆうバスムサシトミヨ号の久下3丁目停留所が所在する(2025年度に当該路線は当駅西口への乗り入れを計画している[14])。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
高崎線
特別快速・快速「アーバン」
通過
普通
吹上駅 - 行田駅 - 熊谷駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 行田駅では通常通り乗車券を購入し、熊谷駅ではみどりの窓口を利用する旨を申告して有人改札から出場する。使用した乗車券は当日に限り、みどりの窓口で指定席等を購入する際に払い戻しを受けることができる。復路の乗車券は指定券の発行時に同時に無料で発行される。
  2. ^ ただし、2市へ連絡するバスは当駅に乗り入れておらず、利用者は限られる。

出典

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  1. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 12号 大宮駅・野辺山駅・川原湯温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月28日、20頁。 
  2. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、447頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日、1020頁。ISBN 4040011104 
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '95年版』ジェー・アール・アール、1995年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-116-3 
  5. ^ “JR高崎支社 14駅に新型券売機”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2006年3月17日) 
  6. ^ “みどりの窓口リストラ”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 23 夕刊. (2006年7月11日) 
  7. ^ Kaeruくんが多機能券売機に変更になります。券売機変更のお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道高崎支社. p. 2. 2014年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月30日閲覧。
  8. ^ JR行田駅発車ベルが『夢伝説』になります!”. 行田市 (2013年9月25日). 2013年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月5日閲覧。
  9. ^ a b 行田駅 一部時間帯のインターホン対応についてのお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道高崎支社. 2020年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。
  10. ^ JR行田駅発車ベルが『夢伝説』になります!”. 行田市 (2013年9月25日). 2013年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月5日閲覧。
  11. ^ 熊谷市営行田駅西自転車駐車場(自転車駐車場:熊谷市ホームページより)、行田市営第3壱里山町自転車駐車場(○行田市自転車駐車場条例より)
  12. ^ 「JR行田駅前広場が完成」『埼玉新聞』2021年3月29日。
  13. ^ 行田市/JR行田駅前広場周辺再整備
  14. ^ 熊谷市地域公共交通会議の開催状況 第43回交通会議 資料”. 熊谷市. 2024年6月6日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
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  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。

利用状況

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  1. ^ 埼玉県統計年鑑 - 埼玉県
  2. ^ 統計こうのす - 鴻巣市
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
埼玉県統計年鑑

関連項目

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外部リンク

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