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街並みの美学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

街並みの美学』(まちなみのびがく)は、建築家芦原義信の著書。1979年2月、岩波書店刊。

概要

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戦後日本の都市・街に関する書籍で最もポピュラーなものの一つである。

この書籍では「地と図」「内部と外部」といったことから丁寧に解説されている。パリブラジリアなどの街を紹介し,街並みや建築空間について述べている。

芦原はこの書籍で第33回毎日出版文化賞(人文・社会部門)を受賞した。なお1990年3月9日に同時代ライブラリーの1冊として再発行され[1]2001年4月16日には岩波現代文庫の1冊として再発行されている[2]

岩波現代文庫版では扉から目次までをi頁からv頁としており[3]、本文は第1部の中扉を1頁とし301頁まで存在する[4]。以上は縦書きであるが[3][4]、巻末に横書きで参考文献が13頁まで掲載されており[5]、扉及び目次と本文(各部の中扉を含む)の間に挿入された1頁そして本文(各部の中扉を含む)と参考文献の間に挿入された2頁を合計し計322頁からなる[2]

目次

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  • I 建築の空間領域[6]
    • 1 内部と外部[6]
    • 2 壁の意義[6]
    • 3 都市の囲い[6]
  • II 街並みの構成[6]
    • 1 街路と建築との関係[6]
    • 2 街路の構成[6]
    • 3 D/H幅と高さの比率[6]
    • 4 広場の美学[6]
    • 5 入り隅みの空間[7]
    • 6 サンクン・ガーデンの技法とインメディアシーの原理[7]
    • 7 建築の外観の見えかたに関する考察 - 第一次輪郭線と第二次輪郭線 -[7]
    • 8 俯瞰景 - 見下ろすことの意味[7]
    • 9 屋外彫刻のあり方の意味[7]
  • III 空間に関するいくつかの考察[7]
    • 1 小さな空間の価値[7]
    • 2 夜景 - 「図」と「地」の逆転[7]
    • 3 記憶にのこる空間[7]
  • IV 世界の街並みの分析[7]
    • 1 いくつかの問題点[7]
    • 2 パディントンのテラス・ハウスと京都の町家[8]
    • 3 チステルニーノとエーゲ海の島々[8]
    • 4 ペルシャの街 - イスファハン[8]
    • 5 チャンディガールとブラジリア[8]
  • V 結び[8]
  • あとがき[8]
  • 同時代ライブラリー版に寄せて[8]
  • 図・写真一覧[8]
  • 参考文献[8]

参考文献

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  • 芦原義信 著 『街並みの美学』(岩波現代文庫版)岩波書店、2001年4月16日第1刷発行、ISBN 4-00-600049-9

脚注・出典

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  1. ^ 岩波ブックサーチャー 街並みの美学【同時代ライブラリー】
  2. ^ a b 岩波ブックサーチャー 街並みの美学【岩波現代文庫】
  3. ^ a b 『街並みの美学』(岩波現代文庫版)、i頁-v頁。
  4. ^ a b 『街並みの美学』(岩波現代文庫版)、本文1頁-本文301頁。
  5. ^ 『街並みの美学』(岩波現代文庫版)、参考文献1頁-参考文献13頁。
  6. ^ a b c d e f g h i 『街並みの美学』(岩波現代文庫版)、iii頁。
  7. ^ a b c d e f g h i j k 『街並みの美学』(岩波現代文庫版)、iv頁。
  8. ^ a b c d e f g h i 『街並みの美学』(岩波現代文庫版)、v頁。