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西屋太志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
にしや ふとし
西屋 太志
プロフィール
本名 西屋 太志
生年月日 1981年または1982年
出身地 日本の旗 日本広島県御調郡御調町(現 尾道市御調町)
没年月日 2019年7月18日(満37歳没)
死没地 日本の旗 日本・京都府京都市伏見区
出身校 広島県立御調高等学校
専門学校
職業 アニメーター
キャラクターデザイナー
所属 京都アニメーション
活動期間 2001年 - 2019年
ジャンル アニメーション
代表作 キャラクターデザイン
日常
氷菓』(キャラクター原案含む)
Free!
映画 聲の形
リズと青い鳥
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西屋 太志(にしや ふとし、1981年または1982年 - 2019年7月18日)は、日本男性アニメーターキャラクターデザイナー京都アニメーション所属。妻子あり[1][2]

来歴

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広島県立御調高等学校を経て大阪府の専門学校で学んだ後[3]、2001年に京都アニメーションに入社[4]。2003年『犬夜叉』にて初原画。その後、2006年『涼宮ハルヒの憂鬱』の第10話「涼宮ハルヒの憂鬱 IV」で初作画監督を務める。

2011年『日常』にてテレビシリーズでは自身初となるキャラクターデザインを担当。翌2012年には米澤穂信の推理小説を原作とする『氷菓』にて、キャラクター原案・デザインを手がけた[5]

2019年7月18日に京都アニメーション放火殺人事件が発生して間もない頃から安否不明であることが報道されていたが[6]、7月27日に中国新聞によって訃報が伝えられ[7]、8月2日に京都府警察によって正式に死亡が公表された[8]。遺体は屋上階段で発見された[9]。満37歳没。

作品リスト

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テレビアニメ

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2003年
2005年
2006年
  • 涼宮ハルヒの憂鬱(作画監督(第7・10話)、原画(第2・7・10・12話)、OP原画)
  • Kanon(-2007年、作画監督(第2・8・14・20話)、原画(第14・24話)、OPED原画)
2007年
  • らき☆すた(作画監督(第2・8・15・22話)、原画(第2・8・16・22・24話))
  • CLANNAD(-2008年、作画監督(第4・10・16・22話)、原画(第4・10・16・18・22話)、OP原画)
2008年
2009年
2010年
  • けいおん!!(作画監督(第4・10・22話)、原画(第4・10・16・22話)、全OP原画)
2011年
  • 日常キャラクターデザイン[10]総作画監督、作画監督(第1・26話)、全OP作画監督、全ED作画監督)
2012年
2013年
  • たまこまーけっと(作画監督(第2話)、原画(第1話))
  • Free!キャラクターデザイン[12][13]総作画監督、作画監督(第1・12話)、原画(第12話)、OPED作画監督)
  • 境界の彼方(作画監督補佐(第9話))
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年

劇場アニメ

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2010年
2011年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2021年

OVA

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2005年
2008年
  • らき☆すたOVA(作画監督)
2011年

Webアニメ

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2009年
2013年

ライトノベル

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その他

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  • 京都アニメーションCM「水泳編」[19]

逸話

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  • 広島東洋カープの熱烈なファンで、京都アニメーションのスタッフブログでもたびたび言及していた[20]
  • 穏やかな性格で、先輩・後輩を問わず慕われていた。他の社員はよく褒める一方で、「俺はまだまだや」と言うのが口癖だった[21]
  • 「涼宮ハルヒの憂鬱」の第26話「ライブアライブ」において、涼宮ハルヒが唄っている場面の原画を全て担当し、山本寛は「彼は本当に上手かった」と称賛している[22]
  • 「聲の形」の製作において、監督の山田尚子と共に手話サークルに通って手話を学んだ[23]

脚注

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  1. ^ 京都新聞2019年8月3日朝刊17版27面
  2. ^ 毎日新聞2019年8月18日朝刊13版29面
  3. ^ 東京新聞2019年8月3日朝刊11版S29面
  4. ^ 「映画『聲の形』」特集 山田尚子監督インタビュー”. コミックナタリー. ナターシャ. p. 4 (2016年9月14日). 2020年8月2日閲覧。
  5. ^ 『Free!』原案映画『ハイ☆スピード!』、中学時代の遙ら映す特報映像公開!”. マイナビニュース. 2016年10月11日閲覧。
  6. ^ 「情報ない」、案ずる友人=上映中の映画作画監督も不明に-京アニ放火事件」『時事ドットコム』時事通信社、2019年7月23日。オリジナルの2019年11月6日時点におけるアーカイブ。2020年5月17日閲覧。
  7. ^ 中国新聞2019年7月27日朝刊33面
  8. ^ 死亡者10人の身元発表=「らき☆すた」武本監督ら-京アニ放火殺人・京都府警”. 時事通信社 (2019年8月2日). 2019年8月5日閲覧。
  9. ^ 「あとわずか 扉や窓目前で」『京都新聞』京都新聞社、2020年7月17日、17版朝刊、8面。
  10. ^ 「日常」オフィシャルサイト”. スタッフ&キャスト. 2015年8月15日閲覧。
  11. ^ 古典部のスタッフ・キャスト”. 京都アニメーション. 2015年8月15日閲覧。
  12. ^ Free! : 作品情報 : 作品情報”. アニメハック. 2020年9月30日閲覧。
  13. ^ STAFF & CAST - TVアニメ『Free!』公式サイト”. 京都アニメーション. 2015年8月15日閲覧。
  14. ^ 涼宮ハルヒの消失・京アニサイト【スタッフ&キャスト】”. 京都アニメーション. 2015年8月15日閲覧。
  15. ^ Cast/Staff”. 京都アニメーション. 2015年8月15日閲覧。
  16. ^ 「映画 聲の形」公式サイト”. 京都アニメーション. 2016年4月8日閲覧。
  17. ^ 「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」&「にょろーんちゅるやさん」公式サイト”. 2015年8月16日閲覧。
  18. ^ 「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」&「にょろーんちゅるやさん」公式サイト”. 2015年8月16日閲覧。
  19. ^ 「水泳編」 - CMライブラリ - 会社情報 _ 京都アニメーションホームページ”. 京都アニメーション. 2015年8月15日閲覧。
  20. ^ 京アニ放火で犠牲の西屋太志さん、精緻なデッサンに定評”. 産経ニュース. 産業経済新聞社 (2019年8月2日). 2019年8月31日閲覧。
  21. ^ 「36人 輝きは永遠に」『読売新聞』読売新聞社、2020年7月18日、朝刊12版、29面。
  22. ^ 高瀬司 (2017年2月17日). “「いまだからこそ語るべきアニメのこと」第4回 『ハルヒ』『らき☆すた』演出ノート”. ニコニコチャンネル. Daily PLANETS. PLANETS. 2020年8月2日閲覧。
  23. ^ 手話描くため、たたいた扉 京アニ「聲の形」総作画監督」『朝日新聞』朝日新聞社、2019年10月18日。2020年8月2日閲覧。

外部リンク

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