西成田豊
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西成田 豊(にしなりた ゆたか、1948年 - )は、日本の経済史学者。一橋大学名誉教授。社会政策学会学術賞受賞。
山口県生まれ。1973年一橋大学経済学部卒業。78年同大学院経済学研究博士課程単位取得退学。一橋大では中村政則[1]、永原慶二らの指導を受けた[2]。龍谷大学講師、助教授、一橋大学経済学部助教授、89年教授。90年「近代日本労資関係史の研究」で経済学博士(一橋大学)。2014年定年、名誉教授。専門分野は近現代日本経済史・労働史。1997年の『在日朝鮮人の「世界」と「帝国」国家』で社会政策学会学術賞受賞[3]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『近代日本労資関係史の研究』(東京大学出版会、1988年)
- 『在日朝鮮人の「世界」と「帝国」国家』(東京大学出版会、1997年)
- 『中国人強制連行』(東京大学出版会、2002年)
- 『経営と労働の明治維新:横須賀製鉄所・造船所を中心に』(吉川弘文館、2004年)
- 『近代日本労働史:労働力編成の論理と実証』(有斐閣、2007年)
- 『退職金の一四〇年』(青木書店、2009年)
- 『労働力動員と強制連行』(山川出版社、2009年、日本史リブレット)
- 『近代日本の労務供給請負業』(ミネルヴァ書房、2015年、MINERVA人文・社会科学叢書)
- 『日本の近代化と民衆意識の変容:機械工の情念と行動』(吉川弘文館、2020年)
共編著
[編集]- (森武麿)『社会政策審議会資料集』全6巻(柏書房、1988年)
- (永原慶二監修・石上英一・工楽善通・高埜利彦・五味文彦・加藤哲郎・藤井譲治・由井正臣・和田晴吾)『岩波日本史辞典』(岩波書店、1999年)
- (森武麿・浅井良夫・春日豊・伊藤正直)『現代日本経済史』(有斐閣、2002年)
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 「昭和52年度 学位授与・単位修得論文」一橋研究
- ^ 今西一『日本の近代と資本主義――国際化と地域』(東京大学出版会 1992年)書評」
- ^ 『近代日本の労務供給請負業』著者紹介