コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

試製自動短銃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
試製自動短銃
試製自動短銃1927年型
試製自動短銃
種類 短機関銃
製造国 大日本帝国の旗 大日本帝国
設計・製造 東京砲兵工廠
高関俊雄(設計)
仕様
種別 短機関銃
口径 8mm
銃身長 23cm(1927年型)
26cm(1928年型)
使用弾薬 8mm南部弾(十四年式拳銃実包)
装弾数 50発(ドラムマガジン)
30発(箱型弾倉)(1927年型)
18発(箱型弾倉)(1928年型)
作動方式 ブローバック
全長 69cm(1927年型)
80cm(1928年型)
重量 3.2kg(1927年型)
3.3kg(1928年型)
発射速度 1200発/分
歴史 
設計年 1923年‐1927年(1927年型)
1928年(1928年型)
テンプレートを表示

試製自働短銃(しせいじどうたんじゅう)英語(Tokyo Arsenal Model 1927⦅Tokyo Arsenal Model 1927⦆)は大日本帝国陸軍によって試作された短機関銃である。    

開発経緯

[編集]

1920年(大正9年)に大日本帝国陸軍は兵器研究方針によって、自動小銃開発の予備研究として自動短銃(当時の日本での短機関銃の呼び方)の研究にも着手するようになり、外国製短機関銃(ドイツMP18アメリカトンプソンなど)を輸入し、分解・研究を行った。

性能

[編集]

1927年昭和2年)に、試製自働短銃1927型が軍事試験に出され、1,200発/分と発射速度が速すぎることや、命中精度もわるくすぐ加熱してしまうなどといった問題点があった。

翌年の1928年昭和3年)では、試製自働短銃1927年型の他にも試製自働短銃1928年型、SIG-Bergmann(MP18ライセンスコピー品)、Lahti Model 1922、Thompsonなどと比較されたが、試製自動短銃1927年型と試製自動短銃1928年型はうまく比較されず、海軍によって採用されたSIG-Bergmannに、敗れた

試製自動短銃1928年型

[編集]
試製自動短銃1928年型の設計図

試製自働短銃1927年型は、クローズドボルトブローバック動作の機関短銃であった。18発マガジンであり、セレクターで単発、2点バーストに切り替えられた。

テスト中に壊れたため、早くも試験から外れた。

登場作品

[編集]

ゲーム

[編集]
Enlisted』                                                         
一般ツリーに「Tokyo : : : Arsenal SMG」として試製自動短銃1927年型が登場。

脚注

[編集]

https://forum.axishistory.com/viewtopic.php?t=158297&start=15