谷山駅 (鹿児島県)
谷山駅 | |
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駅舎(2020年10月) | |
たにやま Taniyama | |
◄宇宿 (2.6 km) (1.7 km) 慈眼寺► | |
鹿児島県鹿児島市谷山中央一丁目4127 | |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■指宿枕崎線 |
キロ程 | 7.5 km(鹿児島中央起点) |
電報略号 | タヤ |
駅構造 | 高架駅[1] |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
2,546人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)12月7日 |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有[2] 駅集中管理システム(Smart Support Station)導入駅[3] |
谷山駅(たにやまえき)は、鹿児島県鹿児島市谷山中央一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)指宿枕崎線の駅である。
歴史
[編集]- 1930年(昭和5年)12月7日:指宿線として西鹿児島(現・鹿児島中央)駅 - 五位野駅間が開業したのに伴い、鹿児島郡谷山町大字上福元に谷山駅として鉄道省が開設[4][5]。
- 1963年(昭和38年)10月31日:指宿線が指宿枕崎線へ改称、同線の駅となる[6]。
- 1971年(昭和46年)2月1日:貨物取扱廃止[6]。
- 1985年(昭和60年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)の駅となる[6]。
- 2011年(平成23年)10月22日:高架化工事にともない谷山駅周辺450 mが仮線に切り替わり、同時にそれまで使用されてきた上り線のホームが閉鎖され仮設ホームが設置される[9]。
- 2012年(平成24年)
- 2014年(平成26年)1月25日:高架化工事に伴い、駅舎が従来の駅舎の北側に建設された仮駅舎へ移転。前日まで使われていた2代目の駅舎は順次解体された[12]。
- 2016年(平成28年)3月26日:慈眼寺駅寄りに100 m移動し、高架駅での営業を開始[1]。
- 2019年(令和元年)
- 2020年(令和2年)5月30日:駅遠隔案内システム(Smart Support Station)「ANSWER」の導入に伴い、朝・夕の一部時間帯以外無人化[3][14]。
駅構造
[編集]JR九州サービスサポートによる業務委託駅であり、みどりの窓口が設置されているが[2]、一部時間帯のみの営業である[2]。2020年5月30日より駅遠隔案内システム(Smart Support Station)「ANSWER」の導入に伴い一部時間帯を除き無人化された[3]。
IC乗車カード「SUGOCA」の利用が可能(相互利用可能ICカードはSUGOCAの項を参照)で、自動改札機が設置されている。SUGOCAは指定席券売機や自動券売機(無記名式のみ)で購入できる。なお、JRグループのフル規格自動改札機設置駅としては当駅が最南端である(簡易IC改札機設置駅最南端は喜入駅)。
タッチパネル式の自動券売機が2台設置(そのうち1台は指定席券売機)、ICカード・オレンジカード対応近距離用券売機)、改札内にはICカードチャージ機が設置されている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■指宿枕崎線 | 下り | 喜入・指宿・枕崎方面 |
2 | 上り | 鹿児島中央方面 |
-
改札口(2016年3月)
-
ホーム(2016年3月)
-
旧2代目駅舎(2011年11月)
-
高架化工事の際の仮駅舎(2015年12月)
-
高架化工事の際の仮設ホーム(2011年11月)
利用状況
[編集]2020年度の1日平均乗車人員は2,546人である[15]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2000 | 2,384 | |
2001 | 2,436 | |
2002 | 2,373 | |
2003 | 2,416 | |
2004 | 2,463 | |
2005 | 2,570 | |
2006 | 2,545 | |
2007 | 2,612 | 5,256 |
2008 | 2,600 | 5,252 |
2009 | 2,635 | 5,309 |
2010 | 2,687 | 5,410 |
2011 | 2,677 | 5,404 |
2012 | 2,632 | 5,320 |
2013 | 2,657 | 5,367 |
2014 | 2,498 | 5,044 |
2015 | 2,521 | 5,089 |
2016 | 2,594 | |
2017 | 2,675 | |
2018 | 2,775 | |
2019 | 2,772 | |
2020 | 2,546 |
駅周辺
[編集]旧谷山市(現鹿児島市)の市街地が駅から国道225号線沿いに南方向へ延びている。谷山は市内の中でも大きい住宅街で、谷山駅から五位野駅付近まで通勤、通学の需要が大きく、列車の本数が多い。指宿枕崎線がその住宅街の中を通っているうえ、昔からの住宅街のために車道が狭く、渋滞が起こりやすい。そのため谷山駅 - 慈眼寺駅間の高架を含めた再開発が検討された。このうち谷山駅 - 慈眼寺駅間の高架化については2008年(平成20年)12月に工事が始まり、2016年(平成28年)3月26日に完成した[1]。同時に駅舎も従来よりも南側に移転し、エレベーターと上り専用のエスカレーター1基をバリアフリー対策として新しく設置した[16]。
- 鹿児島市役所谷山支所
- 鹿児島南郵便局(日本郵便鹿児島南支店併設)
- 鹿児島情報高等学校
- 鹿児島県立鹿児島南高等学校
- 鹿児島県立開陽高等学校
- ラ・サール中学校・高等学校
- タイヨー 小松原店
- 永田川
-
旧駅舎時代の谷山駅前(2011年6月)
-
仮設駅舎時代の谷山駅前(2015年12月)
バス路線
[編集]鹿児島交通と鹿児島市営バスの2つの運行バス会社を持つ谷山駅前バス停が利用可能である。
(下記は各系統の行先)
谷山駅前バス停
[編集]谷山駅前バス停(上り)−鹿児島県鹿児島市谷山中央一丁目 | |||
系統番号 | 経由地 | 行先 | 運行 |
---|---|---|---|
1 | 脇田・県庁前 | 鹿児島駅前 | 鹿児島交通 |
2 | 脇田・騎射場 | 水族館前 | |
鹿児島駅前 | |||
6 | 金生町 | ||
6-2 | 市役所前 | ||
6-3 | 脇田・県庁前 | 鹿児島駅前 | |
7 | 脇田・騎射場 | 金生町 | |
11 | 中山校前・鹿児島中央駅 | 鹿児島駅前 | |
21 | 谷山電停 | イオン鹿児島 | |
谷山電停 | |||
37 | 谷山電停 | イオン鹿児島 | |
39 | |||
谷山電停 | |||
市14 | 谷山電停 | 鹿児島市営 | |
種別 | 経由地 | 行先 | 運行 |
特急 | 鹿児島中央駅・天文館 | 金生町 | 鹿児島交通 |
準急 | |||
普通 | |||
普通 | 大門口 | ||
谷山駅前バス停(下り)−鹿児島県鹿児島市谷山中央二丁目 | |||
系統番号 | 経由地 | 行先 | 運行 |
1 | 坂之上・平川 | 平川星和台 | 鹿児島交通 |
2 | 坂之上・影原 | 動物園 | |
6 | 恵比須中央・慈眼寺公園前 | 慈眼寺団地 | |
生協病院前・慈眼寺公園前 | |||
6-2 | 新和田橋・慈眼寺公園前 | ||
6-3 | |||
7 | 坂之上・国際大学前 | ||
11 | 谷山電停 | イオン鹿児島 | |
谷山電停 | |||
21 | 中山校前・星ヶ峯南 | 星ヶ峯ニュータウン | |
37 | |||
39 | 中山団地・皇徳寺公民館前 | 皇徳寺小前 | |
春山東 | |||
市14 | 新和田橋・慈眼寺公園前 | 慈眼寺団地 | 鹿児島市営 |
種別 | 経由地 | 行先 | 運行 |
特急 | 坂之上・川辺 | 枕崎 | 鹿児島交通 |
準急 | 伊作 | 加世田 | |
普通 | 伊作 | ||
坂之上・川辺高校 | 枕崎 | ||
平川・知覧 | 特攻観音入口 | ||
平川・喜入 | 山川桟橋 |
その他
[編集]- 連続立体化工事
- 鹿児島市が約180億円を負担した市単独の立体化事業である。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 『指宿枕崎線 谷山駅・慈眼寺駅が平成28年3月26日に高架開業します』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2015年12月24日。オリジナルの2020年5月29日時点におけるアーカイブ 。2020年5月29日閲覧。
- ^ a b c 谷山駅 - JR九州.2021年12月11日閲覧
- ^ a b c 『指宿枕崎線の一部駅への「スマートサポートステーション」導入日が決定しました。』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2020年4月27日。オリジナルの2020年4月27日時点におけるアーカイブ 。2020年4月27日閲覧。
- ^ 『日本鉄道旅行地図帳 九州沖縄』 新潮社 p.51
- ^ 指宿線西鹿兒島五位野間鐵道運輸營業開始(昭和5年鉄道省告示332号、 原文)
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、709頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “モダン駅舎に“変身” 指宿枕崎線谷山駅 欧風感覚が随所に”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1985年2月27日)
- ^ 「連載[むらまち散歩-かごしま再発見]166/JR谷山駅(鹿児島市谷山中央1丁目)=2代目駅舎、間もなく幕」南日本新聞2011年10月20日朝刊
- ^ 「谷山駅上り、仮線に/JR線高架化、あす未明に切り替え=鹿児島市」南日本新聞2011年10月21日朝刊
- ^ 「谷山中―谷山駅、仮線に/JR高架化、あす未明切り替え=鹿児島市」南日本新聞2012年7月6日朝刊
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)
- ^ 「谷山駅仮駅舎への移転」鹿児島市(2015年3月20日)
- ^ “MBCニュース”. MBC 南日本放送 (2019年). 2019年8月15日閲覧。 “ウェブ魚拓による2019年8月15日時点のアーカイブページ。”
- ^ 『指宿枕崎線の一部駅が「スマートサポートステーション」に変わります』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2019年9月30日。オリジナルの2020年4月27日時点におけるアーカイブ 。2020年4月27日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月14日閲覧。
- ^ 「鹿児島市-よくある質問Q&A」鹿児島市(2015年3月30日)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 谷山駅(駅情報) - 九州旅客鉄道