コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

谷町九丁目駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
谷町九丁目駅
2号出入口(2018年10月)
たにまち9ちょうめ
Tanimachi 9-chome
地図右は大阪上本町駅
所在地 大阪市天王寺区生玉前町
北緯34度40分1.72秒 東経135度30分57.03秒 / 北緯34.6671444度 東経135.5158417度 / 34.6671444; 135.5158417座標: 北緯34度40分1.72秒 東経135度30分57.03秒 / 北緯34.6671444度 東経135.5158417度 / 34.6671444; 135.5158417
所属事業者 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
駅構造 地下駅
ホーム
  • 2面2線(谷町線)
  • 1面2線(千日前線)
乗車人員
-統計年度-
33,213人/日(降車客含まず)
-2023年-
乗降人員
-統計年度-
67,702人/日
-2023年-
開業年月日 1968年昭和43年)12月17日
乗入路線 2 路線
所属路線 谷町線
駅番号  T25 
キロ程 16.1 km(大日起点)
T24 谷町六丁目 (0.9 km)
(0.8 km)  T26
四天王寺前夕陽ヶ丘
所属路線 千日前線
駅番号  S18 
キロ程 6.6 km(野田阪神起点)
S17 日本橋 (1.0 km)
(1.1 km) 鶴橋 S19
乗換
備考 キロ程は営業キロ
テンプレートを表示

谷町九丁目駅(たにまちきゅうちょうめえき)は、大阪府大阪市天王寺区生玉前町にある、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の

利用可能な鉄道路線

[編集]

この他、連絡通路を通じ以下の路線にも乗換可能。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

谷町線は地下1階で相対式ホーム2面2線、千日前線は地下2階で可動式ホーム柵が設置されている島式ホーム1面2線となっている。谷町線のホームの直下を近鉄難波線が通っている。

後述のアンダーパスが駅の直上に位置する関係で、谷町線の相対式ホームの上下線の間を開けて電気室・機械室としている。谷町線ホーム中央付近に千日前線ホームなんば寄りにつながる連絡階段があり、千日前線ホームなんば寄りは谷町線ホームの改札内連絡通路を兼ねるほか、野田阪神行きの列車が停車する(2013年12月21日初発から[2]。前日までは南巽行きの列車と同じく、東改札寄りに停車していた)。改札外にも連絡通路がある。

改札口は谷町線ホーム双方に1か所ずつ、千日前線ホーム中央付近に1か所、合計3か所ある。トイレは改札外に2か所に設置されている。

谷町線南行きホームは、改札を隔てて近鉄大阪上本町駅連絡通路と同一フロアであるが、北行きホームは千日前線ホームを経由する必要がある。隣の日本橋駅なんばウォークも、これらと同様な構造となっている。

当駅は、平野管区駅に所属しており、駅長が配置され、当駅および谷町六丁目駅を管轄する。

千日前線ホームの東端(近鉄大阪上本町駅側)に使用されていない階段と改札口用地があるが、仮囲いで閉鎖されている。また、谷町線ホーム北側に閉鎖された階段が存在し、走行中の列車から見ることができる。

のりば

[編集]
番線 路線 行先
谷町線ホーム
1 T 谷町線 天王寺八尾南方面[3]
2 東梅田都島大日方面[3]
千日前線ホーム
1 S 千日前線 鶴橋南巽方面[4]
2 なんば野田阪神方面[4]

利用状況

[編集]

2023年11月7日の1日乗降人員67,702人(乗車人員:33,213人、降車人員:34,489人)である。谷町線が乗り入れる駅では天王寺駅東梅田駅谷町四丁目駅天満橋駅南森町駅に次ぐ第6位、千日前線が乗り入れる駅では難波駅日本橋駅に次ぐ第2位の乗降人員である。

各年度の特定日利用状況は下表の通り。なお1969・1995年度の記録については、それぞれ1970・1996年に行われた調査である。

年度別特定日利用状況[統計 1][統計 2][統計 3]
年度 調査日 乗車人員 降車人員 乗降人員 出典
メトロ
1969年(昭和44年) 01月27日 23,445 26,330 49,775 [大阪府 1]
1970年(昭和45年) 11月06日 37,481 34,383 71,864 [大阪府 2]
1972年(昭和47年) 11月14日 35,807 29,536 65,343 [大阪府 3]
1975年(昭和50年) 11月07日 31,301 33,133 64,434 [大阪府 4]
1977年(昭和52年) 11月18日 31,854 33,146 65,000 [大阪府 5]
1981年(昭和56年) 11月10日 48,508 39,405 87,913 [大阪府 6]
1985年(昭和60年) 11月12日 40,290 41,210 81,500 [大阪府 7]
1987年(昭和62年) 11月10日 42,022 42,727 84,749 [大阪府 8]
1990年(平成02年) 11月06日 42,882 43,739 86,621 [大阪府 9]
1995年(平成07年) 02月15日 37,339 38,165 75,504 [大阪府 10]
1998年(平成10年) 11月10日 38,497 40,170 78,667 [大阪府 11]
2007年(平成19年) 11月13日 35,848 37,157 73,005 [大阪府 12]
2008年(平成20年) 11月11日 36,324 37,538 73,862 [大阪府 13]
2009年(平成21年) 11月10日 35,051 36,543 71,594 [大阪府 14]
2010年(平成22年) 11月09日 35,022 36,325 71,347 [大阪府 15]
2011年(平成23年) 11月08日 34,434 35,875 70,309 [大阪府 16]
2012年(平成24年) 11月13日 34,424 36,212 70,636 [大阪府 17]
2013年(平成25年) 11月19日 35,329 36,710 72,039 [大阪府 18] [メトロ 1]
2014年(平成26年) 11月11日 35,156 36,694 71,850 [大阪府 19] [メトロ 2]
2015年(平成27年) 11月17日 35,532 37,412 72,944 [大阪府 20] [メトロ 3]
2016年(平成28年) 11月08日 36,758 37,994 74,752 [大阪府 21] [メトロ 4]
2017年(平成29年) 11月14日 36,629 38,221 74,850 [大阪府 22] [メトロ 5]
2018年(平成30年) 11月13日 36,370 37,926 74,296 [大阪府 23] [メトロ 6]
2019年(令和元年) 11月12日 36,074 37,425 73,499 [大阪府 24] [メトロ 7]
2020年(令和02年) 11月10日 30,351 31,645 61,996 [大阪府 25] [メトロ 8]
2021年(令和03年) 11月16日 30,113 31,332 61,445 [大阪府 26] [メトロ 9]
2022年(令和04年) 11月15日 31,691 33,090 64,781 [大阪府 27] [メトロ 10]
2023年(令和05年) 11月07日 33,213 34,489 67,702 [メトロ 11]

路線別の内訳(1998年度まで)

[編集]

最新の路線別データである1998年調査によると、谷町線のみの乗降人員は東梅田駅・天満橋駅・天王寺駅に次ぐ4位で、近鉄と谷町線を乗り継ぐ利用者が多いこともあり谷町四丁目駅を上回る。

一方、同程度の規模を持つ日本橋駅ほどではないが、千日前線側の利用者はあまり多くない。

1981年度の千日前線は、乗車人員と降車人員に2倍近い差がある。また他の年度においてもどちらかに偏っているケースが散見される。

路線別利用状況[統計 1]
年度 調査日 路線 乗車人員 降車人員 乗降人員 出典
1970年(昭和45年) 11月06日 谷町線 22,461 22,265 44,726 [大阪府 2]
千日前線 15,020 12,118 27,138
1972年(昭和47年) 11月14日 谷町線 22,002 20,575 42,577 [大阪府 3]
千日前線 13,805 8,961 22,766
1975年(昭和50年) 11月07日 谷町線 22,088 23,608 45,696 [大阪府 4]
千日前線 9,213 9,525 18,738
1977年(昭和52年) 11月18日 谷町線 23,015 23,752 46,767 [大阪府 5]
千日前線 8,839 9,394 18,233
1981年(昭和56年) 11月10日 谷町線 28,528 28,705 57,233 [大阪府 6]
千日前線 19,980 10,700 30,680
1985年(昭和60年) 11月12日 谷町線 30,237 30,755 60,992 [大阪府 7]
千日前線 10,053 10,455 20,508
1987年(昭和62年) 11月10日 谷町線 31,405 31,703 63,108 [大阪府 8]
千日前線 10,617 11,024 21,641
1990年(平成02年) 11月06日 谷町線 32,204 32,713 64,917 [大阪府 9]
千日前線 10,678 11,026 21,704
1995年(平成07年) 02月15日 谷町線 27,730 27,604 55,334 [大阪府 10]
千日前線 9,609 10,561 20,170
1998年(平成10年) 11月10日 谷町線 29,176 30,388 59,564 [大阪府 11]
千日前線 9,321 9,782 19,103

駅周辺

[編集]

谷町9交差点

[編集]
谷町9交差点とアンダーパス

当駅は谷町筋千日前通の交点である谷町9交差点の地下に位置する。谷町9交差点では、谷町筋は上下線とも左折1・直進1・右折1・直進2(アンダーパス)の片側5車線、千日前通は上下線とも左折1・直進2・右折2の片側5車線となっている。谷町筋のアンダーパスは、千日前通を通っていた大阪市電九条高津線が谷町9交差点を横断していた昭和40年代前半に、交差点付近の交通量が飽和状態に達したため、地下鉄駅と一体で整備されたものである。谷町9交差点のすぐ西側には阪神高速15号堺線高津入口がある。

谷九・上六

[編集]

谷町筋の谷町6交差点 - 天王寺警察署西交差点間は長らく未改良区間だったため市電の敷設がなく、谷町九丁目電停は東西路線の九条高津線単独の、南北路線と接続のない停留所だった。そのため、南北方向の移動では市電の路線網が充実した上町筋に位置する上本町六丁目電停へ出る必要があったが、市電廃止と地下鉄開通によって上町筋と谷町筋の形勢が逆転。上六(うえろく)のターミナル性は低下し、谷九(たにきゅう)の略称が普及するようになった。

社寺等

[編集]

学校

[編集]

公共施設等

[編集]

商業施設

[編集]

その他

[編集]

バス路線

[編集]

最寄停留所は谷町九丁目および生國魂神社となる。以下の路線が乗り入れ、大阪シティバスにより運行されている。また、近接する大阪上本町駅の周辺には上本町六丁目上本町六丁目南などの停留所や、近鉄バス・空港リムジンバス・高速バスが発着する停留所が設置されている。

谷町九丁目
生國魂神社

ホテル街

[編集]

駅の南側は、江戸時代から生國魂神社の周囲に形成されていた茶屋街で、現在も大阪有数のラブホテル街となっている。数十件のホテルが集まっており、このホテル街を指して谷九、生玉(いくたま)、上六などと呼ばれることがある。

隣の駅

[編集]
大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
T 谷町線
谷町六丁目駅 (T24) - 谷町九丁目駅 (T25) - 四天王寺前夕陽ヶ丘駅 (T26)
S 千日前線
日本橋駅 (S17) - 谷町九丁目駅 (S18) - 鶴橋駅 (S19)

脚注

[編集]

記事本文

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 平成26年12月13日千日前線全駅の可動式ホーム柵の設置が完了しました!”. 大阪市交通局. 2015年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月28日閲覧。
  2. ^ 千日前線における電車の停止位置変更について”. 大阪市交通局 (2013年12月6日). 2014年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月28日閲覧。
  3. ^ a b 谷町九丁目(谷町線)”. Osaka Metro. 2021年4月17日閲覧。
  4. ^ a b 谷町九丁目(千日前線)”. Osaka Metro. 2021年4月17日閲覧。

利用状況

[編集]
  1. ^ a b 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市
  3. ^ 路線別駅別乗降人員 - 大阪市高速電気軌道
大阪市高速電気軌道
大阪府統計年鑑

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]