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豊国神社 (名古屋市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
豊国神社


拝殿
(2023年(令和5年)5月)

地図
所在地 愛知県名古屋市中村区中村町字木下屋敷
位置 北緯35度10分27秒 東経136度51分17秒 / 北緯35.17417度 東経136.85472度 / 35.17417; 136.85472 (豊国神社 (名古屋市))座標: 北緯35度10分27秒 東経136度51分17秒 / 北緯35.17417度 東経136.85472度 / 35.17417; 136.85472 (豊国神社 (名古屋市))
主祭神 豊臣秀吉
創建 1885年明治18年)
例祭 5月18日直前の日曜日
主な神事 太閤祭り
地図
豊国神社の位置(名古屋市内)
豊国神社
豊国神社
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豊国神社秀吉肖像
太閤まつり

豊国神社(とよくにじんじゃ)は、愛知県名古屋市中村区中村公園内にある神社。ただし、境内地自体は厳密には中村公園の敷地には含まれない[1]。祭神は豊臣秀吉。同名あるいは同字の神社が全国にあるが(豊国神社を参照)、当地は豊臣秀吉の生誕地に当たる。

歴史

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1883年明治16年)、当時の県令国貞廉平をはじめ地元崇敬者の人々による豊臣秀吉の生誕地で秀吉を祀る神社を作ろうという運動が盛んとなり、同年7月、秀吉の生誕地とされる当地に豊国神社の創建が決定した。1885年(明治18年)1月に竣工し、7月には神社が創建されたが[2]、県令の死去により以降の工事は中止となった。その後、神社は1901年(明治34年)に開園した中村公園の一部に含まれた。

1921年大正10年)に中村名古屋市に編入されたのを記念して、住民らの寄付により1929年昭和4年)に大鳥居が建てられた[3]。これは京都市平安神宮大鳥居よりもわずかに高い。創建当時は世界一高い鳥居であった[4]

1956年(昭和31年)に中村公園が都市公園とされた際、当社は公園の敷地から除外され、独立した境内を持つようになった[2]

当社は豊臣秀吉の生誕地だとされているが、中村公園の東隣にある常泉寺も秀吉の生誕地だとされている。また、隣接する妙行寺加藤清正の生誕地であり、当社でも摂社・清正公社で清正を祀っている。

駅から神社に至る道(「豊国神社参道線」といわれる)では、毎月「9」の付く日に開催している60年続く朝市「豊國参道 九の市(くのいち)」が行われ、2017年平成29年)現在、80店舗ほどの店が連なり、今後もさらに50店舗の出店を掲げている[5]

社殿の東側には「豐公誕生之地」の碑が立っている。中村公園内には1967年(昭和42年)に秀吉清正記念館が建てられている。

祭神

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境内

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  • 本殿
  • 清正公社 - 祭神:加藤清正
  • 拝殿
  • 神門
  • 社務所

大鳥居

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豊国神社への通り(名古屋市営地下鉄東山線中村公園駅の真上)には大鳥居が建っている[3]。大鳥居は鉄筋コンクリート製で高さ約24m、柱の直径は2.4mである[3]

1929年(昭和4年)に住民らの寄付で完成した大鳥居は、市道上にあるが名古屋市の所有ではなく、豊国神社や民間のものでもなく、名古屋市緑政土木局は大鳥居について「所有者不明の物件」としている[3]。1970年と1993年に地域住民や企業などの寄付で補修された[3]

名古屋市編入百周年記念事業として黄金に塗り替える案があり、2022年2月から住民アンケートが行われている[3]

ギャラリー

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主な祭り・催事

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5月中旬の太閤まつりでは、還暦を祝う豊太閤頭巾行列や子供の健やかな成長と出世を願う出世稚児行列の他、地元の神輿が練り歩く。また太閤出世太鼓や新治郎太鼓も奉納される。

毎月9日・19日・29日には「九の市」が開催される。

  • 1月1日:元日祭
  • 旧正月1日:生誕祭
  • 5月18日:直前の日曜日前日:献茶祭・前日祭
  • 5月18日:直前の日曜日:例祭(太閤まつり)
  • 毎月18日:月次祭

交通アクセス

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周辺の道路

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  • 豊国神社参道線
  • 清正公通

参考文献

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脚注

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  1. ^ 施設紹介 - 公園外施設”. 中村公園 愛知県名古屋市中村区. 2017年11月17日閲覧。
  2. ^ a b 中村公園管理運営方針” (PDF). 名古屋市. 2020年4月17日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 秀吉好み、黄金化賛否 豊国神社前の大鳥居、名古屋市編入100年「にぎわい創出」”. 中日新聞. 2022年2月24日閲覧。
  4. ^ “組合だより 2017年6月号 No.562”. 名古屋市指定水道工事店協同組合. http://meisuikyo.jp/kumiaidayori/backnumber/201706.html 2017年7月6日閲覧。 
  5. ^ “名古屋の豊國神社参道で60年続く朝市 エリア拡張し開催へ”. 名駅経済新聞 (みんなの経済新聞ネットワーク). (2017年4月27日). https://meieki.keizai.biz/headline/photo/2389/ 

関連項目

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外部リンク

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