東京学芸大学附属小金井小学校
表示
(豊島師範附属小学校から転送)
東京学芸大学附属小金井小学校 | |
---|---|
北緯35度42分17.0秒 東経139度29分43.0秒 / 北緯35.704722度 東経139.495278度座標: 北緯35度42分17.0秒 東経139度29分43.0秒 / 北緯35.704722度 東経139.495278度 | |
過去の名称 |
【豊島】 東京府豊島師範学校附属小学校 東京府豊島師範学校附属国民学校 東京第二師範学校男子部附属国民学校 東京第二師範学校男子部附属小学校 東京学芸大学東京第二師範学校豊島附属小学校 東京学芸大学附属豊島小学校 【追分】 東京第二師範学校女子部附属国民学校 東京第二師範学校女子部附属小学校 東京学芸大学東京第二師範学校追分附属小学校 東京学芸大学附属追分小学校 【小金井】 東京学芸大学附属小金井小学校 東京学芸大学教育学部附属小金井小学校 |
国公私立の別 | 国立学校 |
設置者 | 国立大学法人東京学芸大学 |
設立年月日 |
1911年4月(豊島小) 1945年4月(追分小) 1959年4月(小金井小) |
共学・別学 | 男女共学 |
学校コード | B113110000034 |
所在地 | 〒184-8501 |
外部リンク | 東京学芸大学附属小金井小学校|トップページ |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
東京学芸大学附属小金井小学校(とうきょうがくげいだいがくふぞくこがねいしょうがっこう、英: Tokyo Gakugei University Koganei Elementary School)は、東京都小金井市にある国立小学校。設置者は国立大学法人東京学芸大学。
東京学芸大学の附属学校として、そのキャンパス内にあり、附属小金井中学校と隣接している。
概要
[編集]歴史
[編集]前身は、豊島区にあった東京第二師範学校附属豊島[1]小学校(1911年(明治44年)開校/1964年(昭和39年)閉校)と文京区にあった東京第二師範学校女子部附属追分[2]小学校(1945年(昭和25年)開校/1961年(昭和36年)閉校)である。2009年(平成21年)に創立100周年、開校50周年を迎えた。
象徴
[編集]- 校訓・教育目標
- 「明るく思いやりのある子、強くたくましい子、深く考える子」
- 校章
- 東京第二師範学校時代の校章を継承し、撫子の花を背景に「小」の文字を置いている。小金井中学校の校章にも撫子が使用されている。
- 校歌
- 1964年(昭和39年)に制定。作詞は石森延夫、作曲は山本正夫。3番まであり、各番とも「たのしくくらすまなびやは附属小金井小学校」で終わる。
- 同窓会
- 豊島小学校・追分小学校の同窓会を合わせ、校章に因み「撫子の会」と称している。
特色
[編集]沿革
[編集]- 1911年(明治44年)4月 - 東京府北豊島郡巣鴨村大字池袋に「東京府豊島師範学校附属小学校」が開校。
- 1912年
- (明治45年)3月 - 火災で校舎を焼失。
- (大正元年)12月 - 新校舎が完成。
- 1915年(大正4年)4月 - 2・3・4年を複式学級にする。(〜1913年(大正12年)まで)
- 1923年(大正12年)10月 - 関東大震災で罹災した児童141名を収容。
- 1925年(大正14年)12月 - 火事で屋内体操場と便所以外が焼失。
- 1926年(大正15年)
- 1月 - 仮校舎で授業を開始。
- 4月 - 高等科で英語の授業を開始。
- 1927年(昭和2年)
- 5月 - 鉄筋コンクリート造3階建ての新校舎に段階的に移転を開始。
- 12月 - 新校舎がすべて完成し、移転完了。学校に電話が設置される。
- 1929年(昭和4年)4月 - 尋常科16学級 高等科2学級 計18学級となる。
- 1930年(昭和5年)4月 - 女子の制服・制帽・記章を制定。
- 1933年(昭和8年)10月 - 校旗を制定。
- 1934年(昭和9年)7月 - 千葉県勝浦市に臨海宿舎「至楽荘」が完成。6年生14日間、4・5年生10日間の宿泊生活を行う。5年生以上の男子対象の柔道の授業を開始。
- 1936年(昭和11年)
- 8月 - 新農場「成美(せいび)荘」が完成[3]。
- 9月 - 成美荘での宿泊生活を第1学年から開始。
- 1939年(昭和14年)7月 - 箱根に「豊島一宇荘」が完成。
- 1941年(昭和16年)4月 - 国民学校令の施行により、「東京府豊島師範学校附属国民学校」に改称。尋常科が初等科に改称。
- 1943年(昭和18年)4月 - 師範学校が官立(国立)移管され、官立(国立)「東京第二師範学校附属国民学校」に改称。
- 1944年(昭和19年)
- 1945年(昭和20年)
- 3月 - 東京大空襲で男子部附属小学校の校舎が焼け残る。
- 4月 - 「東京第二師範学校女子部附属国民学校」が開校。
- 1946年(昭和21年)5月 - 女子部師範国民学校、開校記念祝賀会を挙行し、記念日を5月25日、校章を撫子の花に制定。
- (「東京第二師範学校男子部附属国民学校」・「東京第二師範学校女子部附属国民学校」)
- 1947年(昭和22年)
- 1月 - 師範学校男子部が小金井市に移転。ただし附属小学校は豊島に残る。
- 4月 - 学制改革(六・三制の実施)が行われる。
- 旧・国民学校の初等科が改組され、小学校が発足。(「東京第二師範学校男子部附属小学校」・「東京第二師範学校女子部附属小学校」)
- 旧・国民学校の高等科が改組され、新制中学校が発足。(「東京第二師範学校男子部附属中学校」・東京第二師範学校女子部附属中学校」)
- 男子部附属小学校は豊島に、男子部附属中学校は師範学校移転先の小金井に設置された。女子部附属小・中学校はどちらも追分に設置された。
- 1948年(昭和23年)5月 - 女子部附属小学校、校歌を制定。
- 1949年(昭和24年)5月31日 - 新制大学・東京学芸大学発足により、校名を以下の様に改称。
- 「東京学芸大学東京第二師範学校豊島附属小学校」・「東京学芸大学東京第二師範学校追分附属小学校」
- 1950年(昭和25年)
- 1951年(昭和26年)4月 - 東京第二師範学校の廃止に伴い、「東京学芸大学附属豊島小学校」・「東京学芸大学附属追分小学校」と改称。
- 1953年(昭和28年)
- 5月 - 追分小学校、夏服を制定。アメリカ合衆団副大統領ニクソン夫人来校・参観。
- 9月 - 追分小学校、 学校図書館・地下室(映写室、工作教室等)、運動場工事が完成。東京学芸大学が附属学校を統合する方針を決定。
- 1956年(昭和31年)10月 - 追分小学校、 校旗と優勝旗を制定。
- 1958年(昭和33年)12月 - 追分小学校、昭和34年度第1学年児童の募集を停止、卒業生の母校を小金井小学校とすることが決定。
- 1959年(昭和34年)
- 1960年(昭和35年)10月 - 追分小学校の児童を附属竹早小学校に移籍することが決定。
- 1961年(昭和36年)
- 3月 - 追分小学校、閉校式を挙行。新4・5・6年生は竹早小学校へ移る。
- 6月 - 小金井小学校、現在の西棟校舎が完成。
- 1962年(昭和37年)
- 3月 - 小金井小学校、体育館が完成。
- 7月 - 小金井小学校、至楽荘で4年生臨海学校を開始。
- 1963年(昭和38年)
- 1964年(昭和39年)
- 3月 - 豊島小学校が小金井小学校へ移転を完了し、閉校。
- 8月 - 小金井小学校、学校の歌を発表。(作詞 石森延男)
- 10月 - 1964年東京オリンピック開会式を5・6年児童が見学。
- 1965年(昭和40年)8月 - プールが完成。
- 1967年(昭和42年)3月 - 玄関になでしこの校章を設置。
- 1968年(昭和43年)9月 - 「新一宇荘」が長野県茅野市に完成。4年生から宿泊生活を開始。
- 1972年(昭和47年)4月 - 「東京学芸大学教育学部附属小金井小学校」に改称。
- 1981年(昭和56年)10月 - 中国から教育使節団が来校。
- 1986年(昭和61年)
- 5月 - 低学年棟が完成。
- 7月 - 1・2年生の教室と食堂が新校舎に移転。
- 1993年(平成5年)6月 - 新しい至楽荘が完成。
- 1994年(平成6年)9月 - 校庭東側に国際交流会館が完成。
- 1997年(平成9年)11月 - 成美教育文化会館が完成。
- 2004年(平成16年)4月 - 国立大学法人東京学芸大学が発足。校名を「東京学芸大学附属小金井小学校」(現校名)に改称。
- 2011年(平成23年)4月-クラス割を伝統の4クラス制から3クラス制へと変更。
学校行事
[編集]3学期制をとっている。
1学期
[編集]- 4月 - 始業式、入学式、全校授業参観
- 5月 - 2年消防写生会、1年給食開始、2年遠足(昭和記念公園)、1年遠足(小金井公園)、5年一宇荘生活(林間学校)、東京学芸大学開学記念日(30日)
- 6月 - 衣替え(制服移行)、4年一宇荘生活、開校記念日(18日)、水泳開始、3年至楽荘生活(臨海学校)
- 7月 - 終業式、夏季休業開始、5年至楽荘生活(遠泳)、6年至楽荘生活(遠泳)
2学期
[編集]- 8月末 - 始業式
- 9月 - 前期教育実習(〜9月末)、1年遠足(多摩動物公園)、6年一宇荘生活(登山)、2年生遠足(秋川)、後期教育実習(9月末〜10月中旬)
- 10月 - 学校説明会、衣替え、入学願書受付、なでしこ運動会
- 11月 - 4年社会科見学(江戸東京たてもの園)、入学調査(入試)、6年社会科見学(国会議事堂、最高裁判所、各省庁など)
- 12月 - 終業式、冬季休業
3学期
[編集]- 1月 - 始業式
- 2月 - 音楽会(2年に1回開催される)、高学年スポーツ大会、6年教員とのスポーツ大会
- 3月 - 6年生を送る会、卒業式、修了式、春季休業開始
委員会活動
[編集](5・6年生)
- 代表委員会 - 儀式、イベントなどの企画および運営。
- 集会委員会 - 集会(週1回)の企画および運営。
- 器楽合奏委員会 - 儀式時などの伴奏。
- 放送委員会 - 集会、儀式時の放送活動。
- 運動委員会 - 運動用具の管理や運動会競技係。
- 給食委員会 - 食事時の放送など。
- 図書委員会 - 書籍の貸出手続きなど。
- 保健委員会 - 水道、保健室の整美など。
- 整美委員会 - 掃除用具の管理。
- 愛育委員会 - 動物の飼育。
- 栽培委員会 - 植物の管理。
クラブ活動
[編集](4・5・6年)
- 陸上クラブ
- テニスクラブ
- 野球クラブ
- サッカークラブ
- 卓球クラブ
- バドミントンクラブ
- ボールクラブ
- バスケットボールクラブ
- ソフトバレーボールクラブ
- 料理クラブ
- 野外活動クラブ
- 科学クラブ
- 漫画・イラストクラブ
著名な出身者
[編集]- 鈴木重義(サッカー選手)
- 川島芳子(東洋のマタ・ハリ)
- 塚谷晃弘(経済学者、作曲家)
- 山下英明(元通商産業事務次官、元三井物産副会長)
- 唐沢俊二郎(政治家)※転校
- 加藤勝信(政治家、大蔵官僚)
- 倉本聰(脚本家)
- 池田健(精神科医)
- 長谷川眞理子(人類学者)
- 小宮山典寛(獣医師)
- 村上由利子(NHKアナウンサー)
- 進藤奈邦子(医師)
- 山川義介(シリアルアントレプレナー)
- 角由紀子(オカルト編集者)
- 後上翔太(純烈)
関連校
[編集]- 附属高等学校
- 附属中学校
- 附属中等教育学校
- 附属小学校
- 東京学芸大学附属世田谷小学校
- 東京学芸大学附属小金井小学校
- 東京学芸大学附属大泉小学校
- 東京学芸大学附属竹早小学校
- 附属幼稚園
- 東京学芸大学附属特別支援学校
脚注
[編集]- ^ としま
- ^ おいわけ
- ^ 師範学校時代の歴史的建造物の保存修理・活用に向けた基礎的研究鉄矢悦朗、平成25年度「重点研究費」研究成果報告書、学芸大学
関連事項
[編集]外部リンク
[編集]