豊川稲荷駅
豊川稲荷駅 | |
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駅舎(2022年12月) | |
とよかわいなり TOYOKAWA-INARI | |
◄TK03 稲荷口 (1.2 km) | |
右は豊川駅 | |
所在地 | 愛知県豊川市豊川町仁保通21-5 |
駅番号 | TK 04 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 豊川線 |
キロ程 | 7.2 km(国府起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
3,809人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1954年(昭和29年)12月25日 |
乗換 | JR東海飯田線(豊川駅) |
備考 | 無人駅(国府駅管理) |
豊川稲荷駅(とよかわいなりえき)は、愛知県豊川市豊川町仁保通にある、名古屋鉄道豊川線の駅である。駅番号はTK04。
豊川線の終点。東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の豊川駅と隣接している。名鉄の駅では最も東にある[注 1]。
歴史
[編集]- 1954年(昭和29年)12月25日 - 新豊川駅(しんとよかわえき)として開業。
- 1955年(昭和30年)5月1日 - 豊川稲荷駅に改称。
- 1961年(昭和36年) - 2番線のホーム編成長を5両から6両に延伸[1]。
- 1984年(昭和59年)12月26日 - 1番線のホーム編成長を4両から6両に延伸[1][2]。
- 1987年(昭和62年)5月 - 自動改札機設置[3]。
- 2005年(平成17年)12月14日 - トランパス導入。これにより終日有人化。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
- 2020年(令和2年)
- 2024年(令和6年)4月13日 - 終日無人化[5]。
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旧駅舎(1989年)
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旧駅舎(2005年)
駅構造
[編集]頭端式ホーム1面2線を有する地上駅。自動改札機が3台・自動券売機が1台設置されている。旧駅舎が老朽化のため、2020年に建て替えられ、8月8日に新駅舎の使用を開始した。初詣期などの混雑時に備えて、臨時改札も残されていたが、新駅舎でも引き続き設置されることになった。改札側から見て、右側が1番線である。[要出典]
現在の駅舎は名鉄不動産による設計、小原建設による施工で、隣接する豊川駅駅舎の形状にあわせた曲線的な外観が特徴である[6]。
かつて1番線は4両編成しか対応できず、1番線が6両対応可能に延伸されても、日中30分間隔で運行していた頃は、正月輸送時を除き、ほとんどの列車が2番線を使っていた(2番線は分岐器なしで入線可能なため)。現在は両方とも使用している。かつては、名古屋本線との直通列車はほとんど2番線からの発着であったが(1番線は主に線内折り返しの普通列車が発着)、2011年3月26日のダイヤ改正で日中の列車の発着番線が入れ替わり、ワンマン運転を開始した豊川線内折り返しの普通列車は2番線からの発着、名古屋本線との直通列車は1番線からの発着となった。土休日の午後7時以降の列車はすべて2番線からの発着となる。昼間の毎時2本の普通列車は2番線を発着している。[要出典] なお、1200系は乗降ドアの関係上、2番線にしか入線できない[注 2]。
当駅から豊橋駅まではJR線の方が所要時間が短く(JRが12-16分、名鉄が23分)、運賃も安く(JRが210円、名鉄が410円)、本数も多い(JRが毎時ほぼ4本、名鉄が急行のみ毎時2本)ため、自動券売機導入前は豊橋駅までの乗車券を発売しないこともあった。[要出典]
駅集中管理システムを導入した無人駅である(国府駅管理)。かつては終日駅員が配置されていた。トランパス導入前は一部時間帯は無人だったが、また、車両と乗務員の夜間滞泊も行われるようになっていた。ミューチケットは窓口のほか、自動券売機でも発売していた。当駅の無人化により、豊川線の有人駅は国府駅のみとなった[5]。[要出典]
列車案内はLED式。2017年度末に設置された。同時に、詳細型の自動放送も稼働した。[要出典]
ホーム上屋部材には隣駅の稲荷口駅とともに、1897年カーネギー鉄鋼会社製のレールが使用されている。[要出典]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | TK 豊川線 | 国府・東岡崎・名鉄名古屋方面[7] |
-
改札口
-
ホーム(2011年12月)
配線図
[編集] ← 新城方面 |
→ 豊橋方面 |
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↓ 日本車輌製造豊川製作所 ↓国府方面 | ||
凡例 出典:[8] |
JR豊川駅との間に連絡線は設けられていない。このため同駅を経由する名鉄線向け(日本車輌製造豊川製作所発)の甲種輸送列車は、豊川駅 - (飯田線) - 豊橋駅 - (東海道本線) - 笠寺駅 - (名古屋臨海鉄道東港線) - 東港駅 - (名古屋臨海鉄道東築線平面交差経由) - 名電築港駅 - (名鉄築港線引込線) - 東名古屋港駅 - (名鉄築港線平面交差経由) - 大江駅のルートで運転される。
利用状況
[編集]現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
- 『移動等円滑化取組報告書』によると、2019年度の1日平均乗降人員は5,270人である[統計 1]。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は5,361人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中77位、 豊川線(5駅)中2位であった[統計 2]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は5,961人であり、この値は岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間を除く名鉄全駅(342駅)中72位、 豊川線(5駅)中2位であった[統計 3]。
- 『愛知県統計年鑑』、『豊川市の統計』各号によると、一日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
- 1970年度以前の定期利用者数は千人単位からの概算値。
年度 | 総数 | 定期 | 出典 |
---|---|---|---|
1966年度 | 2,700 | 1,731 | [統計 4] |
1967年度 | 2,610 | 1,706 | [統計 4] |
1968年度 | 2,610 | 1,642 | [統計 4] |
1969年度 | 2,650 | 1,669 | [統計 4] |
1970年度 | 2,620 | 1,603 | [統計 4] |
… | |||
1978年度 | 3,483 | 1,775 | [統計 5] |
1979年度 | 3,478 | 1,768 | [統計 6] |
1980年度 | 3,585 | 1,815 | [統計 7] |
1981年度 | 3,508 | 1,772 | [統計 8] |
1982年度 | 3,523 | 1,768 | [統計 9] |
1983年度 | 3,402 | 1,715 | [統計 10] |
1984年度 | 3,256 | 1,661 | [統計 11] |
1985年度 | 3,142 | 1,579 | [統計 12] |
1986年度 | 3,009 | 1,516 | [統計 13] |
1987年度 | 2,946 | 1,513 | [統計 14] |
1988年度 | 2,893 | 1,525 | [統計 15] |
1989年度 | 2,955 | 1,589 | [統計 16] |
1990年度 | 2,986 | 1,621 | [統計 17] |
1991年度 | 3,037 | 1,647 | [統計 18] |
1992年度 | 2,970 | 1,579 | [統計 19] |
1993年度 | 3,036 | 1,600 | [統計 20] |
1994年度 | 3,076 | 1,639 | [統計 21] |
1995年度 | 3,072 | 1,639 | [統計 22] |
1996年度 | 3,070 | 1,592 | [統計 23] |
1997年度 | 3,057 | 1,541 | [統計 24] |
1998年度 | 3,028 | 1,551 | [統計 25] |
1999年度 | 2,967 | 1,543 | [統計 26] |
2000年度 | 2885 | 1495 | [統計 26] |
2001年度 | 2,879 | 1,475 | [統計 26] |
2002年度 | 2,915 | 1,546 | [統計 26] |
2003年度 | 2,833 | 1,552 | [統計 26] |
2004年度 | 2,722 | 1,578 | [統計 27] |
2005年度 | 2,288 | 1,609 | [統計 28] |
2006年度 | 2,305 | 1,620 | [統計 28] |
2007年度 | 2,305 | 1,602 | [統計 28] |
2008年度 | 2,317 | 1,640 | [統計 28] |
2009年度 | 2,264 | 1,617 | [統計 28] |
2010年度 | 2,265 | 1,625 | [統計 28] |
2011年度 | 2,298 | 1,657 | [統計 29] |
2012年度 | 2,416 | 1,782 | [統計 29] |
2013年度 | 2,675 | 1,939 | [統計 29] |
2014年度 | 2,485 | 1,845 | [統計 29] |
2015年度 | 2,525 | 1,874 | [統計 29] |
2016年度 | 2,527 | [統計 30] | |
2017年度 | 2,592 | [統計 30] | |
2018年度 | 2,615 | [統計 30] | |
2019年度 | 2,610 | [統計 30] | |
2020年度 | 1,894 | [統計 30] |
駅周辺
[編集]- 豊川稲荷
- 豊川市観光案内所
- 三明寺
- 三明公園
- 豊川商工会議所
- 豊川進雄神社
- 豊川高等学校
- 豊川市立東部中学校
- 豊川市立豊川小学校
- 国道151号
- 国道362号
- 愛知県道31号東三河環状線(駅前通)
- 愛知県道5号国府馬場線(姫街道、中央通)
- ピアゴ豊川店
- イオン豊川店
- ホテルクラウンヒルズ豊川駅前
- 稲荷公園
バス路線
[編集]西口に豊川駅前バス停が、東口に豊川駅東口バス停が設置されている。以下の豊鉄バスおよび豊川市コミュニティバスの路線が発着する。
- 豊川駅前
- 豊川駅東口
- 豊鉄バス豊橋京都線
- 豊川市コミュニティバス 千両三上線
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]本文
[編集]- ^ a b 服部重敬『名古屋本線東部・豊川線 volume=1』フォト・パブリッシング〈昭和-平成時代の名古屋鉄道〉、2024年、122頁。ISBN 978-4802134354。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(1994)、1056頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(1994)、570頁。
- ^ 「名鉄、『豊川稲荷新駅舎記念入場券』などを発売」『鉄道ファン・railf.jp』交友社、2020年9月11日。
- ^ a b “一部の駅における窓口係員配置時間の変更について”. 名古屋鉄道 (2024年3月1日). 2024年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
- ^ “豊川線 豊川稲荷駅”. 小原建設. 2023年12月31日閲覧。
- ^ “豊川稲荷(TK04)(とよかわいなり) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月3日閲覧。
- ^ 川島令三『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第4巻 豊橋駅 - 名古屋エリア』講談社、2009年6月、6頁。ISBN 978-4062700146。
利用状況
[編集]- ^ 『令和元年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)』(PDF)(レポート)名古屋鉄道。オリジナルの2021年12月7日時点におけるアーカイブ 。2020年11月25日閲覧。
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局 編『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年12月、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部 編『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年6月、651-653頁。
- ^ a b c d e 豊川市商工課 編『豊川市の統計 昭和46年版』豊川市、1971年12月、66頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 昭和55年刊』愛知県、1980年7月、222頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 昭和56年刊』愛知県、1981年7月、228頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 昭和57年刊』愛知県、1982年8月、240頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 昭和58年刊』愛知県、1983年8月、224頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 昭和59年刊』愛知県、1984年8月、224頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 昭和60年刊』愛知県、1985年8月、242頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 昭和61年刊』愛知県、1986年8月、236頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 昭和62年刊』愛知県、1987年8月、224頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 昭和63年刊』愛知県、1988年8月、224頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 平成元年刊』愛知県、1989年8月、226頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 平成2年刊』愛知県、1990年8月、224頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 平成3年刊』愛知県、1991年8月、226頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編『愛知県統計年鑑 平成4年刊』愛知県、1992年9月、230頁。
- ^ 愛知県企画部統計課 編「131 私鉄駅別乗車人員」『愛知県統計年鑑 平成5年刊』(PDF)愛知県、1993年11月、222頁 。
- ^ 愛知県企画部統計課 編「131 私鉄駅別乗車人員」『愛知県統計年鑑 平成6年度刊』(PDF)愛知県、1995年1月、222頁 。
- ^ 愛知県企画部統計課 編「10-5 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員」『愛知県統計年鑑 平成7年度刊』(PDF)愛知県、1996年3月、240頁 。
- ^ 愛知県企画部統計課 編「10-5 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員」『愛知県統計年鑑 平成8年度刊』(PDF)愛知県、1997年3月、242頁 。
- ^ 愛知県企画部統計課 編「10-5 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員」『愛知県統計年鑑 平成9年度刊』(XLS)愛知県、1998年3月 。
- ^ 愛知県企画部統計課 編「10-5 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員」『愛知県統計年鑑 平成10年度刊』(XLS)愛知県、1999年3月 。
- ^ 愛知県企画振興部統計課 編「10-5 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員」『愛知県統計年鑑 平成11年度刊』(XLS)愛知県、2000年3月 。
- ^ 愛知県企画振興部統計課 編「10-5 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員」『愛知県統計年鑑 平成12年度刊』(XLS)愛知県、2001年3月 。
- ^ a b c d e 豊川市生活活性部商工課 編『豊川市の統計 平成16年版』豊川市、2005年3月、74頁 。
- ^ 愛知県県民生活部統計課 編「10-5 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員」『愛知県統計年鑑 平成18年度刊』(XLS)愛知県、2007年3月 。
- ^ a b c d e f 豊川市経済環境部商工観光課 編『豊川市の統計 平成23年版』(PDF)豊川市、2011年12月、52頁 。
- ^ a b c d e 豊川市産業部商工観光課 編「駅別旅客輸送状況」『豊川市の統計 平成28年版』(PDF)豊川市、2017年1月、36頁 。
- ^ a b c d e 豊川市産業環境部商工観光課 編「1.駅別旅客輸送状況(名鉄)」『豊川市の統計 令和3年版』(PDF)豊川市、2022年3月、46頁 。
参考文献
[編集]- 名古屋鉄道広報宣伝部 編『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年6月。