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東港駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東港駅
駅舎(2019年5月)
とうこう
Tōkō
地図
所在地 名古屋市南区滝春町12-3
北緯35度4分52.9秒 東経136度54分13.3秒 / 北緯35.081361度 東経136.903694度 / 35.081361; 136.903694座標: 北緯35度4分52.9秒 東経136度54分13.3秒 / 北緯35.081361度 東経136.903694度 / 35.081361; 136.903694
駅構造 地上駅
開業年月日 1965年昭和40年)8月20日
乗入路線
所属路線 東港線
キロ程 3.8 km(笠寺起点)
笠寺 (3.8 km)
所属路線 南港線
キロ程 0.0 km(東港起点)
(6.9 km) 名古屋南貨物
所属路線 昭和町線
キロ程 0.0 km(東港起点)
(1.1 km) 昭和町
所属路線 汐見町線
キロ程 0.0 km(東港起点)
(0.9 km) 船見町
所属路線 東築線
キロ程 0.0 km(東港起点)
(1.3 km) 名電築港
備考 貨物専用駅
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東港駅(とうこうえき)は、愛知県名古屋市南区滝春町にある名古屋臨海鉄道貨物駅である。

駅構内の西側は港区に跨がる。

名古屋臨海鉄道東港線南港線昭和町線汐見町線東築線が接続する中枢の駅。名古屋臨海鉄道本社の最寄り駅でもある。

歴史

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移設前の矢作製鉄専用線(1965年[1]

駅構造

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構内。西側にヤード、東側に機関庫が配置されている。

十数本の着発線側線を有する地上駅で、各線から集められた貨車を仕分ける操車場としての機能を持つ。構内東端には名古屋臨海鉄道の車両基地たる東港機関区や、貨車の検修庫が設置されている。また一部の私有貨車の常備駅に指定されている。

駅から3kmほど南の東海市新宝町では、南港線から三洋化成工業名古屋工場へ続く専用線が分岐している。分岐点周辺には本線1線と仕分線1線、専用線、仕分線と専用線に接続する引き上げ線が敷設されている。専用線の入換作業は、本線で運行される名古屋臨海鉄道のディーゼル機関車が行う。

関連事業として果樹栽培事業を行っていた頃は構内の空地を利用してキウイスダチを栽培していた[15](1985年度より、終了時期不明)。

東港駅 鉄道配線略図(1990年)

東港線










東築線
東港駅 鉄道配線略図(1990年)
南港線・
三洋化成
↓ 矢作製鉄   ↓昭和町線↓汐見町線      
凡例
出典:[16]


取扱貨物

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三洋から東港駅へ到着した車扱貨物列車(2008年12月)

当駅は、専用線発着のコンテナ貨物および車扱貨物の取扱駅である。

主な取扱品目は、三洋化成工業専用線に到着する液体酸化エチレン水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)などの化学薬品である。苛性ソーダはタンク車によって昭和町駅東亞合成名古屋工場)などから輸送されていた。一方、液体酸化エチレンはコンテナ車に積載されたタンクコンテナによって千鳥町駅日本触媒川崎製造所千鳥工場)から輸送される。この輸送もタンク車が用いられていたが、2008年平成20年)にタンクコンテナに切り替えられた。

かつては駅西隣にあった矢作製鉄(現・中部リサイクル)への専用線が存在し、銑鉄ケイ化カルシウム硫化鉱物などの輸送が行われていた[17]

東港駅専用線一覧(1990年[18]
所有者 主な取扱品 延長 配線
(1981年[19]
発送 到着
矢作製鉄 銑鉄、肥料 421 m
三洋化成工業 空タンク車、工業薬品 工業薬品 544 m

駅周辺

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隣の駅

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名古屋臨海鉄道
東港線
笠寺駅 - 東港駅
南港線
東港駅 - 名古屋南貨物駅
汐見町線(休止)
東港駅 - 船見町駅(休止)
昭和町線(休止)
東港駅 - 昭和町駅(休止)
東築線
東港駅 - 名電築港駅

脚注

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参考文献

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  • 名古屋臨海鉄道(編)『十五年のあゆみ』名古屋臨海鉄道、1981年。 
  • 名古屋臨海鉄道(編)『名古屋臨海鉄道二十五年史』名古屋臨海鉄道、1990年。 
  • 岩堀春夫『名古屋臨海鉄道』ないねん出版、2003年。ISBN 4931374417 
  • 今尾恵介(監)『日本鉄道旅行地図帳』 7号 東海、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790025-8 

関連項目

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