東港駅
東港駅 | |
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駅舎(2019年5月) | |
とうこう Tōkō | |
所在地 | 名古屋市南区滝春町12-3 |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1965年(昭和40年)8月20日 |
乗入路線 | |
所属路線 | 東港線 |
キロ程 | 3.8 km(笠寺起点) |
◄笠寺 (3.8 km) | |
所属路線 | 南港線 |
キロ程 | 0.0 km(東港起点) |
(6.9 km) 名古屋南貨物► | |
所属路線 | 昭和町線 |
キロ程 | 0.0 km(東港起点) |
(1.1 km) 昭和町► | |
所属路線 | 汐見町線 |
キロ程 | 0.0 km(東港起点) |
(0.9 km) 船見町► | |
所属路線 | 東築線 |
キロ程 | 0.0 km(東港起点) |
(1.3 km) 名電築港► | |
備考 | 貨物専用駅 |
東港駅(とうこうえき)は、愛知県名古屋市南区滝春町にある名古屋臨海鉄道の貨物駅である。
駅構内の西側は港区に跨がる。
名古屋臨海鉄道東港線、南港線、昭和町線、汐見町線、東築線が接続する中枢の駅。名古屋臨海鉄道本社の最寄り駅でもある。
歴史
[編集]- 1965年(昭和40年)
- 1966年(昭和41年)
- 1967年(昭和42年)
- 1968年(昭和43年)
- 1969年(昭和44年)
- 1971年(昭和46年)4月1日:駅本屋増築[7]。
- 1973年(昭和48年)9月30日:60番線新設[8]。
- 1976年(昭和51年)
- 1977年(昭和52年)5月6日:5番線に出発信号機を新設[9]。
- 1978年(昭和53年)7月23日:10、11、12番線の有効長延長[9]。
- 1979年(昭和54年)10月30日:30、31番線新設[9]。
- 1980年(昭和55年)
- 1982年(昭和57年)4月26日:東築線正式開業[10]。
- 1983年(昭和58年)4月15日:NRTライブラリー(職員用図書室)を開設[10]。
- 1985年(昭和60年)6月11日:国鉄貨物用電算端末機を増設[11]。
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)3月31日:構内主要側線の有効長延長[12]。
- 1989年(平成元年)10月2日:構内にオートサービス鈑金塗装工場を新設[13]。
- 1994年(平成6年)4月1日:無線による入換作業開始[14]。
駅構造
[編集]十数本の着発線・側線を有する地上駅で、各線から集められた貨車を仕分ける操車場としての機能を持つ。構内東端には名古屋臨海鉄道の車両基地たる東港機関区や、貨車の検修庫が設置されている。また一部の私有貨車の常備駅に指定されている。
駅から3kmほど南の東海市新宝町では、南港線から三洋化成工業名古屋工場へ続く専用線が分岐している。分岐点周辺には本線1線と仕分線1線、専用線、仕分線と専用線に接続する引き上げ線が敷設されている。専用線の入換作業は、本線で運行される名古屋臨海鉄道のディーゼル機関車が行う。
関連事業として果樹栽培事業を行っていた頃は構内の空地を利用してキウイ、スダチ、柿を栽培していた[15](1985年度より、終了時期不明)。
← 東港線 ← 東築線 |
→ 南港線・ 三洋化成 |
|
↓ 矢作製鉄 ↓昭和町線↓汐見町線 | ||
凡例 出典:[16] |
取扱貨物
[編集]当駅は、専用線発着のコンテナ貨物および車扱貨物の取扱駅である。
主な取扱品目は、三洋化成工業専用線に到着する液体酸化エチレンや水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)などの化学薬品である。苛性ソーダはタンク車によって昭和町駅(東亞合成名古屋工場)などから輸送されていた。一方、液体酸化エチレンはコンテナ車に積載されたタンクコンテナによって千鳥町駅(日本触媒川崎製造所千鳥工場)から輸送される。この輸送もタンク車が用いられていたが、2008年(平成20年)にタンクコンテナに切り替えられた。
かつては駅西隣にあった矢作製鉄(現・中部リサイクル)への専用線が存在し、銑鉄やケイ化カルシウム、硫化鉱物などの輸送が行われていた[17]。
所有者 | 主な取扱品 | 延長 | 配線 (1981年[19]) | |
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発送 | 到着 | |||
矢作製鉄 | 銑鉄、肥料 | 421 m | ||
三洋化成工業 | 空タンク車、工業薬品 | 工業薬品 | 544 m |
駅周辺
[編集]隣の駅
[編集]- 名古屋臨海鉄道
- 東港線
- 笠寺駅 - 東港駅
- 南港線
- 東港駅 - 名古屋南貨物駅
- 汐見町線(休止)
- 東港駅 - 船見町駅(休止)
- 昭和町線(休止)
- 東港駅 - 昭和町駅(休止)
- 東築線
- 東港駅 - 名電築港駅
脚注
[編集]- ^ 名古屋臨海鉄道 1981, p. 163.
- ^ 今尾 2008, p. 62.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 59.
- ^ a b c d e f g h 名古屋臨海鉄道 1990, p. 197.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 61.
- ^ a b c d e f 名古屋臨海鉄道 1990, p. 198.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 199.
- ^ a b 名古屋臨海鉄道 1990, p. 200.
- ^ a b c d e 名古屋臨海鉄道 1990, p. 201.
- ^ a b c d 名古屋臨海鉄道 1990, p. 202.
- ^ a b 名古屋臨海鉄道 1990, p. 203.
- ^ a b 名古屋臨海鉄道 1990, p. 204.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 205.
- ^ 岩堀 2003, p. 69.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, pp. 161–162.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 37.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1981, p. 55.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 38.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1981, pp. 164–165.
参考文献
[編集]- 名古屋臨海鉄道(編)『十五年のあゆみ』名古屋臨海鉄道、1981年。
- 名古屋臨海鉄道(編)『名古屋臨海鉄道二十五年史』名古屋臨海鉄道、1990年。
- 岩堀春夫『名古屋臨海鉄道』ないねん出版、2003年。ISBN 4931374417。
- 今尾恵介(監)『日本鉄道旅行地図帳』 7号 東海、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790025-8。