KKS-1
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(輝汐から転送)
KKS-1 / 輝汐 | |
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所属 |
産業技術高専(航空高専) 宇宙科学研究同好会 |
公式ページ | 航空高専衛星プロジェクト KKS-1 |
国際標識番号 | 2009-002H |
カタログ番号 | 33499 |
状態 | 運用中 |
目的 |
マイクロスラスタ 3軸姿勢制御機能の実証 |
打上げ機 | H-IIAロケット15号機 |
打上げ日時 |
2009年1月23日 12時54分 (JST) |
物理的特長 | |
本体寸法 | 一辺15cmの立方体 |
質量 | 3.17kg |
軌道要素 | |
周回対象 | 地球 |
高度 (h) | 680 km |
軌道傾斜角 (i) | 約98度 |
KKS-1 (Kouku Kosen Satellite-1) は、東京都立航空工業高等専門学校の学生が作成した超小型衛星。2009年1月23日H-IIAロケット15号機によってピギーバック方式で打ち上げられた。愛称は輝汐(きせき)。
概要
[編集]2004年4月に開発が始まり、2008年12月に完成した。固体火薬をレーザーで着火する超小型スラスタを搭載し(世界初実証)、そのほかにもリアクションホイール、地球撮影用CMOSカメラを搭載していた。
愛称が一般公募され、地元の中学生が応募した「輝汐」が採用された。奇跡、軌跡をかけ、さらにキャンパス周辺地が汐入だった。
JAXAのH-IIA15号機の相乗り衛星に選ばれ、2009年1月23日に打ち上げられた。14時ごろ大阪府立大学の地上局でKKS-1の電波が受信される。しかし、電波は受信できたものの通信の不具合があり、地上から衛星を操作できない状態が続いている。打ち上げわずか3日後に交信途絶によりコントロール不能となったこのトラブルは、検証の結果コンピューターの誤動作が原因であると判明した[1]。しかしながら2016年11月現在も不安定であるがモールス信号は発信されており運用中である。通信復旧後にはスラスタによる姿勢制御、地球撮影といった本来のミッションを実行する予定である。
出典
[編集]参考文献
[編集]- “産業技術高専 超小型人工衛星開発プロジェクト”. 2010年5月4日閲覧。[リンク切れ]
- “KKS 1”. NASA. 2010年5月4日閲覧。
- “地元の自民党区議会議員・21支部機関紙 21年2月号 『とりがい秀夫の地域ニュース』” (PDF). 2010年5月4日閲覧。
- “航空高専衛星プロジェクトKKS-1”. 2010年5月4日閲覧。[リンク切れ]
- “超小型衛星開発プロジェクトが科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞しました!” (PDF). 公立大学法人首都大学東京 (2010年4月14日). 2010年5月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- 本校の人工衛星KKS―1、通称「輝汐(きせき)」等が紹介されました。 - 東京都立産業技術高等専門学校