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辻真先の婚約旅行殺人事件シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
辻真先の婚約旅行殺人事件シリーズ
ジャンル テレビドラマ
原作 辻真先
脚本 長野洋
監督 齋藤武市
山本迪夫
出演者 小野寺昭
川島なお美
製作
制作 テレビ朝日
放送
放送国・地域日本の旗 日本
第1作 - 第6作
(土曜ワイド劇場)
オープニング歴代オープニングを参照
放送期間1985年7月27日 - 1989年3月25日
放送時間放送時間の変遷を参照
回数6
第7作
(火曜スーパーワイド)
放送期間1990年1月16日
放送時間火曜 20:00 - 21:48
放送枠火曜スーパーワイド
放送分108分
回数1
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辻真先の婚約旅行殺人事件シリーズ』(つじまさきのこんやくりょこうさつじんじけんしりーず)は、1985年から1990年までテレビ朝日系で放送されたテレビドラマシリーズ。全7回。制作はテレビ朝日C.A.L

放送枠は「土曜ワイド劇場」(第1作 - 第6作)、「火曜スーパーワイド」(第7作)。

概要

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東京の某出版社発行の旅雑誌 「月刊鉄路」のトラベルライター・瓜生慎(初代・林隆三 → 2代目・小野寺昭)と、瓜生の婚約者・三ツ江真由子(初代・石川ひとみ → 2代目・川島なお美)が、北は北海道、南は沖縄、と全国各地に取材を兼ねた婚約旅行に出かけ、その婚約旅行中に殺人事件に巻き込まれる。熟若カップル男女名コンビが探偵気取りで連続殺人事件の真相に挑み解決していくシリーズドラマ。瓜生の知人で県警捜査一課の警部・大関(ケーシー高峰)がレギュラー助演し脇を固める。

基本的には、まず 瓜生のトラベルライターの取材を兼ねた婚約旅行中に殺人事件が起こり、同行している瓜生の婚約者の真由子は好奇心旺盛で瓜生と一緒に、事件を探り始めるが、事件を追うごとに新たな殺人事件が発生してしまい、瓜生と真由子は連続殺人事件に巻き込まれていくが、最終的には見事な推理と鮮やかなコンビネーションで事件を解決させる。最初は何気ない人たちなのだが、婚約旅行を続けていく中で、複雑な人間関係を浮き彫りにしていく。婚約旅行先の現場では、「幽霊」、「淡路人形」、「座敷童子」、「天狗」、「鬼婆」 などといったその場所・土地に由来する架空の奇妙な生物が目撃され、これをヒントに過去の事件へ目を向けることにより、復讐劇の全貌をみごとにするどく浮かび上がらせていく。

ゲスト主演は、艶やかな美女(瓜生が一目惚れする)がいて、爽やかな美男(真由子が一目惚れする)がいて、若い娘(真由子の友人、先輩・後輩だったりする)がいる。のが、基本的なパターン。

第7作の「沖縄ハネムーン連続殺人事件」のみは、「火曜スーパーワイド」枠で放送された。当初のタイトルは「トロピカルビーチ婚約旅行殺人事件」の予定だったが、北海道から沖縄まで一通り全国を巡った事と シリーズスタート(第1作)は最北の北海道なのでシリーズゴール(第7作)は最南の沖縄にしようという趣向と 様々な観点から シリーズを終了させようという意向になり、急遽、「沖縄ハネムーン連続殺人事件」に変更した。この作品のみ、唯一、ビデオ撮影で制作された(他の第1作 - 第6作は、フィルム撮影での制作)。

最終作となる「沖縄ハネムーン連続殺人事件」は、通常のタイトル「○○婚約旅行殺人事件」(○○は地名。)から一変して、「○○ハネムーン殺人事件」(○○は地名。)に変化しており、婚約旅行 → ハネムーンになっている。ハネムーンは結婚を意味し、結婚はゴールインを意味する。このことから、第7作はシリーズ最終回を表し、1990年1月放送の第7作をもってシリーズが完結した。

キャスト

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主人公とヒロイン

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瓜生慎
演 - 林隆三(第1作)、小野寺昭(第2作 - 第7作)
フリーのトラベルライター。
三ツ江真由子
演 - 石川ひとみ(第1作・第2作)、川島なお美(第3作 - 第7作)
瓜生と同居している婚約者。女子大生。

警察関係者

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大関
演 - ケーシー高峰(第3作 - 第7作)
県警捜査一課の警部。瓜生の知人。
中村
演 - 宮尾すすむ(第5作・第6作)
経歴:指宿警察署(第5作)
→ 二本松警察署(第6作)
刑事。大関の後輩。

その他

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佐貫
演 - 小沢象(第1作・第3作・第4作・第6作・第7作)、山田吾一(第2作)
「月刊鉄路」の編集長。

ゲスト

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第1作「北海道婚約旅行殺人事件」(1985年)
第2作「瀬戸内海婚約旅行殺人事件」(1986年)
第3作「三陸海岸婚約旅行殺人事件」(1987年)
第4作「能登半島婚約旅行殺人事件」(1988年)
第5作「九州婚約旅行殺人事件」(1988年)
第6作「会津磐梯婚前旅行殺人事件」(1989年)
第7作「沖縄ハネムーン連続殺人事件」(1990年)

スタッフ

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放送日程

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話数 放送日 サブタイトル 原作 監督 視聴率
1 1985年7月27日 北海道婚約旅行殺人事件
幽霊列車に紅い血が散る!
「ローカル線に紅い血が散る」 齋藤武市 23.7%
2 1986年7月26日 瀬戸内海婚約旅行殺人事件
淡路人形に狙われた女系家族!
「鳴門に血渦巻く」 山本迪夫 22.1%
3 1987年7月25日 三陸海岸婚約旅行殺人事件
みちのくローカル線に死神が宿る!
「三陸鉄道死神が宿る」 21.1%
4 1988年3月26日 能登半島婚約旅行殺人事件
京都-金沢-和倉温泉、密室列車が走る…
「探偵さん、迷宮です!」 20.9%
5 1988年8月6日 九州婚約旅行殺人事件
鹿児島-指宿温泉、死体の謎は砂風呂で解く?
「犯人さん、復讐です!」 21.0%
6 1989年3月25日 会津磐梯婚前旅行殺人事件
猪苗代湖-喜多方、暗闇に鬼婆の眼が妖しく光る!?
19.5%
7 1990年1月16日 沖縄ハネムーン連続殺人事件
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