火曜スーパーワイド
『火曜スーパーワイド』(かようスーパーワイド)は、1988年4月5日から1990年3月13日までテレビ朝日系列が編成していた単発特別番組枠である。放送時間は毎週火曜 20:00 - 21:48 (日本標準時)。
概要
[編集]1987年9月末に『新水曜スペシャル』が終了して一時途絶えていた2時間単発番組枠が、翌1988年4月に曜日を変えて編成し直されたものである。放送番組の製作も、『新水曜スペシャル』及び土曜の2時間ドラマ枠『土曜ワイド劇場』と同様にテレビ朝日と朝日放送が担当していた。
本枠は、1986年9月まで月曜夜に編成されていた2時間ドラマ枠『月曜ワイド劇場』から引き継いだサスペンスドラマや時代劇(朝日放送製作分も含む)を中心に放送され、『新水曜スペシャル』から引き継いだドキュメンタリー番組や音楽番組も時々放送していた。また、それまで毎年10月に一度土曜 19:00 - 20:54 (日本標準時)に放送されていた『ヤング歌謡大賞・新人グランプリ』が『歌謡ゴールデン大賞・新人グランプリ』に改称された上で1988年と1989年については本枠で放送されたが[要説明]、その際にはテロップその他の表記が「火曜スーパーワイド・スペシャル」に変更されていた。
1989年は『ゴールデンナイター』(巨人戦)や『パワーアップナイター』(巨人戦以外)の放送がある日に限り、21時台のみの1時間編成に短縮して単発ドラマを放送するか、編成そのものを休止するかしていた。なお、1時間編成になった場合には、タイトルを『火曜スーパーワイド・ミニ』に変更していた。
本枠はその後、1990年春の改編を機に『火曜ミステリー劇場』と改題、以後はサスペンスドラマを中心に放送するようになった。
放映リスト
[編集]サブタイトルは一部のドラマ作品を除いて省略。[1][2][3]
ドラマ
[編集]1988年
[編集]1989年
[編集]1990年
[編集]回数 | 放送日 | タイトル | 話数 | 主演 | 原作 | 脚本 | 監督 | 制作 |
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64 | 1月9日 | 函館のおんな | 沢口靖子 | - | 清水曙美 | 日高武治 | 朝日放送テレビ 東京映画新社 | |
65 | 1月16日 | 辻真先の婚約旅行殺人事件シリーズ | 7 | 小野寺昭 川島なお美 |
辻真先 | 長野洋 | 山本迪夫 | テレビ朝日 C.A.L |
66 | 1月23日 | お引越しシリーズ | 2 | 市毛良枝 | - | 保利吉紀 | 広瀬襄 | 朝日放送テレビ 松竹 |
67 | 1月30日 | 戦国武将シリーズ | 4 | 叶和貴子 | 中村勝行 | 朝日放送テレビ 東通企画 | ||
68 | 2月13日 | 田園調布の玉の輿 | 手塚理美 | 水木洋子 | 速水マキ | 大室清 | 朝日放送テレビ テレパック | |
69 | 2月20日 | 美人ツアコン婚前旅行殺人事件 | 美保純 | 辻真先 | 長野洋 | 日高武治 | テレビ朝日 アズバーズ | |
70 | 2月27日 | 処女出産! 男と少女のひな祭り | 小野寺昭 | わたなべまさこ | 佐々木守 | 土井茂 | 朝日放送テレビ 大映テレビ | |
71 | 3月6日 | 24歳おんなだけの露天風呂 | 柏原芳恵 | - | 宮内婦貴子 | 帯盛迪彦 | テレビ朝日 不明 | |
72 | 3月13日 | 冷血女教師の熱血修学旅行 | 美保純 | 今井詔二 | 小山幹夫 | 朝日放送テレビ 国際放映 |
その他
[編集]- ドキュメンタリー
- 実説・武田信玄ウソかホントかおもしろ追跡!!(1988年5月3日)
- オランダの巨人・シーボルトの謎(1988年6月21日)
- 潜入! 日本列島縦断警察24時(1988年9月6日)
- 日豪ちびっ子感動の旅(1989年2月7日)
- 映画
- ちょうちん(1988年6月7日)
- ティーン・ウルフ(1988年8月2日)
- ダウンタウン・ヒーローズ(1988年8月9日)
- スネーキーモンキー 蛇拳(1988年9月27日)
- ハチ公物語(1988年10月4日)
- マルサの女2(1989年10月3日)
- 音楽
- 光ゲンジハリケーン上陸!(1988年8月16日)
- '88歌謡ゴールデン大賞・新人グランプリ(1988年9月20日)
- 五木ひろしスペシャル!(1988年11月29日)
- '89歌謡ゴールデン大賞・新人グランプリ(1989年9月19日)
ネット局での扱い
[編集]当時ANNにも加盟していたテレビ信州(TSB、日本テレビ系列とのクロスネット局)は、開局当初からテレビ朝日火曜20:00枠の番組の同時ネットを行っていたが、本枠に関しては日本テレビ製作番組『火曜サスペンス劇場』などの編成上の都合から同時ネットせず、代わりに同時間帯で『クイズMONOものがたり』などの日曜20:00枠の番組を放送していた。この状況は1991年4月の長野朝日放送開局まで続いた。
山形放送(YBC、日本テレビ系列とのクロスネット局)では1時間遅れの火曜21:00~22:48に時差ネットで放送されていた。
ANN非加盟の山陰中央テレビ(TSK、フジテレビ系列)は、本枠を『土曜ワイド劇場』(前述の同名ドラマ枠とは無関係)と改題した上で時差ネットしていた。なお本来の土曜ワイド劇場は「TSKワイド劇場」と改題して時差ネットしていた。
脚注
[編集]- ^ “火曜スーパーワイド1988年放送リスト”. 土曜ワイドステーション. 2022年3月8日閲覧。
- ^ “火曜スーパーワイド1989年放送リスト”. 土曜ワイドステーション. 2022年3月8日閲覧。
- ^ “火曜スーパーワイド1990年放送リスト”. 土曜ワイドステーション. 2022年3月8日閲覧。
テレビ朝日系列 火曜20:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
火曜スーパーワイド
(1988年4月 - 1990年3月) |
火曜ミステリー劇場
(1990年4月 - 1991年9月) |