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畑嶺明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

畑 嶺明(はた みねあき、1943年昭和18年〉5月13日[1] - 2023年令和5年〉10月12日[2])は、日本脚本家東京都出身。

人物

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文学座俳優になる[2]。最初は「島津 元[注釈 1]の芸名で活動し(秋野太作らと同期)、木下恵介アワー兄弟』(TBS、浅川信吾 役)、『俄-浪華遊侠伝-』(TBS、新撰組隊士役)などに出演していた[3][4]が、後に俳優を辞めて脚本家に転向。『俺たちの旅』『俺たちの朝』『太陽にほえろ!』など1970年代のテレビドラマで多数のヒット作を手掛けた。

その後もヒット作として『ゆうひが丘の総理大臣』『噂の刑事トミーとマツ』『毎度おさわがせします』『アナウンサーぷっつん物語』がある。

エロチックコメディや業界ドラマシリーズの開拓者としても知られる。

特に1980年代後半は民放各局のテレビドラマを連投・掛け持ちするなどヒットメーカーとして活躍した。

1990年以降は、吉本新喜劇の脚本・演出にも携わるなど活動の幅を広げている。

その後『キッズ・ウォー』シリーズを全て手掛け、同シリーズはTBS系の昼ドラ最高視聴率17.6%を記録した。

2009年春に「演劇やろう会」を結成し主宰を務め、年1回の公演を行っていた[5]

2023年10月12日、老衰のため東京都の自宅で死去[2]。80歳没。

作品

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テレビドラマ

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※西暦は番組参加開始年。年度越えする場合あり

舞台

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  • 2010年
    • グッド・ファミリー(脚本、演出)
  • 2011年
    • 今日は明日へと必ず変わる(脚本、演出)
  • 2012年
    • 家族ウォーズ(脚本、演出)
  • 2013年
    • 神様がくれた贈り物(脚本、演出)
  • 2014年
    • 新グッドファミリー(脚本、演出)
  • 2015年
    • 明日がある!(脚本、演出)
  • 2016年
    • 生きている!(脚本、演出)
  • 2017年
    • 陽だまりの家族(脚本、演出)
  • 2018年
    • 新・家族ウォーズ (脚本、演出)
  • 2019年
    • 練馬版・父帰る (脚本、演出)

書籍

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漫画

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oh!体験時代 全5巻 漫画:ますなが芳 講談社(原作)

テレビ出演

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ドラマ出演

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脚注

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注釈

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  1. ^ これ以前に佐分利信1931年から1935年の間、「島津 元」の芸名を名乗っていた。

出典

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  1. ^ 『キッズ・ウォー~ざけんなよ~SPECIAL BOOK』学研、2002年、158頁より引用
  2. ^ a b c 脚本家の畑嶺明さん死去”. 時事通信 (2023年10月17日). 2023年10月17日閲覧。
  3. ^ 昭和40年男』2021年2月号(クレタパブリッシング)p.132より。
  4. ^ 島津元”. テレビドラマデータベース. 2023年11月17日閲覧。
  5. ^ 演劇やろう会”. 演劇やろう会公式サイト. 2023年10月17日閲覧。

参考文献

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  • 『キッズ・ウォー~ざけんなよ~SPECIAL BOOK』学研、2002年。 

関連項目

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外部リンク

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