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市毛良枝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いちげ よしえ
市毛 良枝
本名 市毛 良枝
生年月日 (1950-09-06) 1950年9月6日(74歳)
出生地 日本の旗 静岡県田方郡修善寺町(現:伊豆市[1]
身長 156 cm
血液型 O型
職業 女優タレント登山家
ジャンル テレビドラマ・映画・舞台
活動期間 1971年 - 現在
配偶者 なし
事務所 アミューズ
主な作品
テレビドラマ
『嫁姑』シリーズ
やまとなでしこ
瑠璃の島
ちびまる子ちゃん
富豪刑事
駐在刑事』シリーズ
未来への10カウント
備考
特定非営利活動法人日本トレッキング協会理事
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市毛 良枝(いちげ よしえ、1950年昭和25年〉9月6日 - )は、日本俳優登山家タレントNPO法人日本トレッキング協会理事。

静岡県田方郡修善寺町(現:伊豆市[1]出身、アミューズ所属。以前は、ハーキュリーズに所属していた。

来歴・人物

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医師クリスチャンの父のもと、伊豆修善寺町で誕生[2]

立教女学院では松任谷由実の実姉とクラスメートであった。市毛も松任谷は立教女学院当時から校内で目立っていたといい、市毛と姉は仲良しだったと松任谷が自身のインターネットラジオ『ウィークエンドスペシャル 松任谷由実はじめました』で語っている。 立教女学院中学校・高等学校卒業後[2]文学座や劇団俳優小劇場の養成所に入り、女優人生をスタートさせる[1]

1971年、『冬の華』でテレビドラマ初出演[3]。この時から文学座出身の関係で其田事務所の所属となる。

1977年から出演したライオン奥様劇場の『小さくとも命の花は』から始まる初井言榮との一連の「嫁姑シリーズ」は、1984年の『喜劇 女の戦争』まで9作を数えた。このシリーズで演じた新妻のイメージから、「理想の花嫁ナンバー1」「お嫁さんにしたい女優ナンバー1」とも呼ばれた[1]

1980年に男性誌『GORO』(小学館)でフルヌードを披露して話題となる[1]

1988年9月に弁護士小川敏夫結婚して9年後に離婚する。報知新聞が離婚について「小川の市毛への暴力が原因」と報ずると、小川は名誉棄損とプライバシー侵害で損害賠償と謝罪広告掲載を求めて東京地裁に提訴し、東京地裁は報知新聞社に慰謝料の支払いと謝罪広告の掲載を命じた[4]

40歳直前の時期にひょんなきっかけで登山も行うようになる(後述)。登山開始から3年後の1993年にはキリマンジャロ登頂。 #登山とのかかわり

俳優業の方は、中年以降は母親役を中心に活躍。

2012年より現事務所のアミューズへ移籍。

60歳ころからは社交ダンスにも熱中している[5]

登山とのかかわり

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医師であった実父[注 1]献体を言い残して亡くなり、その解剖結果を父の担当医に報告した時に誘われて登山を始める。それまでスポーツ経験は全くなかった市毛だったが、初めての登山、2泊3日の北アルプス燕岳(2763m)・常念岳(2857m)は非常に楽しいものであった。1999年には自らの経験を題材にした『山なんて嫌いだった』も出版し、環境問題にも関心を持つようになった。同年、環境庁(現環境省)の環境カウンセラーに登録され、田部井淳子率いる環境調査隊に参加した。1993年にはキリマンジャロ登頂。

2007年6月から2008年7月までは、登山ブログ『遊歩の楽しみ 〜 街から山へ、山から街へ』も綴っていた。

出演

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テレビドラマ

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NHK

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地方局

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映画

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舞台

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PV

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吹き替え

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ラジオ

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バラエティ

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竹下景子が1986年4月の産休時に、代役として4枠の席に2週間座った経験がある。成績は合計4勝12敗で正解率2割5分。(まるごと大集合の時の4枠の成績も含めると、9勝15敗で正解率3割7分5厘。)5枠ゲストの出演も含めると約3割(2勝6敗 - 3勝5敗ペース)の成績だった。

CM

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著書

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ディスコグラフィ

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シングル

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  1. 四万十川慕情(1984年10月、コロムビア、AH-515)
    (c/w ひとり清里)
  2. 山遊歌(2000年6月21日、コロムビア、COCC-15362)※「みなみらんぼう&市毛良枝」名義作品
    • 作詞:みなみらんぼう / 作曲:みなみらんぼう / 編曲:石原眞治
    (c/w もしもある日俺が)

アルバム

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  • 市毛良枝の小さな旅(1985年、コロムビア、AF-7341)

ビデオ・DVD

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  • DVD登山学校 - 市毛良枝と学ぶ登山の基礎技術(ビデオ全10巻・2000年3月、DVD全6巻・2009年2月、山と溪谷社

脚注

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注釈

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  1. ^ 第4次中東戦争の際、被弾した貨物船山城丸の船医を務めていた。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h 別冊宝島2551『日本の女優 100人』p.81.
  2. ^ a b 週刊朝日 1882年11月5日号、46-50ページ(本人のインタビューも含む記事)。
  3. ^ 市毛良枝、実はオーディション落ちだったデビュードラマ…51年前の縁が結んだ7年ぶりの主演舞台 スポーツ報知 2022年8月15日
  4. ^ 東京地方裁判所 平成4年(ワ)9285号 判決 - 大判例”. daihanrei.com. 2021年12月2日閲覧。
  5. ^ テレビ朝日、テレ朝POST、徹子の部屋
  6. ^ 9/1スタート!「団地のふたり」小泉今日子×小林聡美コメント・新キャスト発表!”. NHKドラマ. NHK (2024年8月29日). 2024年8月29日閲覧。
  7. ^ “白濱亜嵐、田中みな実、高橋克典、高嶋政伸ら「M 愛すべき人がいて」に参加”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2020年3月18日). https://natalie.mu/eiga/news/371598 2020年3月18日閲覧。 
  8. ^ “木村拓哉主演ドラマ「未来への10カウント」安田顕が親友役、柄本明や内田有紀も出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年3月5日). https://natalie.mu/eiga/news/468254 2022年3月5日閲覧。 
  9. ^ “「未来への10カウント」山田杏奈や村上虹郎が出演、木村拓哉のもとに集う生徒役”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年3月13日). https://natalie.mu/eiga/news/469212 2022年3月13日閲覧。 
  10. ^ “「科捜研の女」season23の初回は2時間スペシャル、徳重聡・市毛良枝がゲスト出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年7月17日). https://natalie.mu/eiga/news/533099 2023年7月17日閲覧。 
  11. ^ Inc, Natasha. “寺島進の主演ドラマ「駐在刑事」シーズン3が1月スタート、新レギュラーに藤井美菜(コメントあり)”. 映画ナタリー. 2021年11月28日閲覧。
  12. ^ “ユン・ソンモ、寺島進は「いろんなことで守ってくれて…」『駐在刑事SP』出演”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年8月31日). https://news.mynavi.jp/article/20230831-2761418/ 2023年8月31日閲覧。 
  13. ^ “市毛良枝、イッセー尾形の妻役で出演決定! 『天国からのラブソング』”. テレビドガッチ (株式会社プレゼントキャスト). (2020年2月11日). https://plus.tver.jp/news/74868/detail/ 2020年2月19日閲覧。 
  14. ^ “岡田健史と清原果耶が堤真一、石田ゆり子と親子に、「望み」追加キャスト6人発表”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年5月21日). https://natalie.mu/eiga/news/379841 2020年5月21日閲覧。 
  15. ^ 平泉成×Aぇ! group 佐野晶哉『明日を綴る写真館』6月7日公開 共演に佐藤浩市、黒木瞳ら”. リアルサウンド映画部. blueprint (2024年4月3日). 2024年4月3日閲覧。
  16. ^ 市毛良枝が岩谷時子の愛と葛藤の日々を読む、音楽のある朗読会「あなたがいたから」”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年10月11日). 2023年10月11日閲覧。
  17. ^ 歌と語りで紡ぐ「星の王子さま」に小島藤子・鮎川太陽、沼尾みゆき・村井國夫ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年1月22日). 2024年1月22日閲覧。
  18. ^ NHKアーカイブス NHKクロニクル / FMシアター「家族の肖像~硫黄島からの手紙」(2012年2月18日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月23日閲覧。
    NHK FMシアター 2012年 放送済みの作品”. NHK 日本放送協会. 2022年10月17日閲覧。
  19. ^ NHKアーカイブス NHKクロニクル / FMシアター「こんぴら夫婦」(2012年9月22日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月23日閲覧。
    NHK FMシアター 2012年 放送済みの作品”. NHK 日本放送協会. 2022年10月17日閲覧。
  20. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「もう一度、夫婦で」(2015年2月14日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月7日閲覧。
  21. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「尋ね人」(2016年5月7日放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年9月12日閲覧。
  22. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「春までの旅」(2017年2月18日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月17日閲覧。
  23. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「よい宵の祭り」(2017年8月26日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月17日閲覧。
  24. ^ FMシアター『ヘルプマン -俺たちの介護物語-』 市毛良枝さんからメッセージ”. NHK  日本放送協会. 2022年10月1日閲覧。
  25. ^ NHK FMシアター『家族を因数分解』(2023年9月16日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2023年8月23日閲覧。
  26. ^ NHKアーカイブス NHKクロニクル / 岡田惠和 今宵、ロックバーで ~ドラマな人々の音楽談議~「第155回 ゲスト 」(NHK-FM・2015年5月23日放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月23日閲覧。
  27. ^ Inc, Natasha. “吉高由里子グリコCMでサンボ山口、バクホン松田が熱演”. 音楽ナタリー. 2021年11月28日閲覧。
  28. ^ LIXIL | ニュースリリース | 井上順さん・市毛良枝さんが、仲の良い親夫婦役を演じるLIXILのリフォームを訴求する 新テレビCMスタート ~ 「暮らしを育てる。」シリーズ第2弾CM、9月8日(土)より全国で集中投下~”. newsrelease.lixil.co.jp. 2021年11月28日閲覧。
  29. ^ LIXIL | ニュースリリース | 松山ケンイチさん・広末涼子さん等を起用したLIXILの新テレビCM 暮らしを育てる。「サーモス 特等席の窓辺」篇スタート ~眺望性・断熱性に優れた「サーモスⅡ」がかなえる、家族が集まる快適であたたかい暮らしを訴求~”. newsrelease.lixil.co.jp. 2021年11月28日閲覧。
  30. ^ LIXIL | ニュースリリース | “庭から暮らしを育てよう。”をキーワードに、LIXILガーデンルームをPR 新テレビCM「ガーデンルーム つけてよかった」篇スタート ~松山ケンイチさん・広末涼子さん等が出演、ペット(犬)も登場~”. newsrelease.lixil.co.jp. 2021年11月28日閲覧。

外部リンク

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