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第40回衆議院議員総選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 日本の旗 第40回衆議院議員総選挙 国会議事堂
内閣 宮澤改造内閣
解散日 1993年(平成5年)6月18日
解散名 嘘つき解散
公示日 1993年(平成5年)7月4日
投票日 1993年(平成5年)7月18日
選挙制度 中選挙区制
改選数 511 (減少 1)
議席内訳

選挙後の党派別議席数
有権者 満20歳以上の日本国民
有権者数 9447万7816人
投票率 67.26%(減少6.05%)
各党別勢力
党順 第1党 第2党 第3党
画像
党色
党名 自由民主党 日本社会党 新生党
党首 宮沢喜一 山花貞夫 羽田孜
就任日 1991年11月 1993年1月 1993年6月
前回選挙 275 136 新党
選挙前議席 222 136 36
獲得議席 223 70 55
増減 1 66 19
得票数 2299万9646票 968万7589票 634万1364票
得票率 36.62% 15.43% 10.10%
得票率増減 9.49% 8.96%
党順 第4党 第5党 第6党
画像
党色
党名 公明党 日本新党 日本共産党
党首 石田幸四郎 細川護煕 不破哲三
就任日 1989年5月 1992年5月 1989年5月
前回選挙 45 新党 16
選挙前議席 45 0 16
獲得議席 51 35 15
増減 6 35 1
得票数 511万4351票 505万3981票 483万4588票
得票率 8.14% 8.05% 7.70%
得票率増減 0.16% 0.26%
党順 第7党 第8党 第9党
画像 150×150px
党色
党名 民社党 新党さきがけ 社会民主連合
党首 大内啓伍 武村正義 江田五月
就任日 1990年4月 1993年6月 1985年2月
前回選挙 14 新党 4
選挙前議席 14 10 4
獲得議席 15 13 4
増減 1 3
得票数 220万5683票 165万8098票 46万1169票
得票率 3.51% 2.64% 0.73%
得票率増減 1.33% 0.13%
選挙状況


各選挙区における党派別獲得議席及び得票率
野党(非自民・非共産)
  日本社会党   新生党   公明党   民社党   社会民主連合
野党(日本新党・新党さきがけ)
  日本新党   新党さきがけ
与党
  自由民主党
その他野党・無所属
  日本共産党   保守系無所属   革新系無所属

  無所属
 < 1990年1996年 > 

第40回衆議院議員総選挙(だい40かいしゅうぎいんぎいんそうせんきょ)は、1993年平成5年)7月18日日本で行われた国会衆議院議員総選挙である。

自由民主党票が野党第一党の日本社会党ではなく、保守系新党に流れ、自民党と社会党の対立構造からなる「55年体制」を終焉させた選挙だった。また現在において中選挙区制で行われた最後の衆議院議員選挙である。

選挙データ

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解散名・選挙名

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7月7日から9日まで予定されている東京サミットを控え、政治的および警備上理由から政府側は7月11日公示・25日投票を望んだ。しかし、自民党側は、22日に予定された金丸信脱税事件の初公判が選挙に悪印象となることをおそれ4日公示・18日投票を要求した。最終的に党側が押し切る形となり、内閣総理大臣党総裁)である宮澤喜一の指導力低下を印象づけることとなった。
  • 511(減少01)
9増10減の定数改正が実施された。

選挙制度

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  • 中選挙区制:129
    • 2人区:08(増加 4)
    • 3人区:39(減少 3)
    • 4人区:34(減少 5)
    • 5人区:46(増加 3)
    • 6人区:02(増加 1)
改選数1(小選挙区制)であった奄美群島選挙区鹿児島県第1区に編入され、小選挙区は事実上、廃止された。
投票方法
秘密投票単記投票、1票制
選挙権
満20歳以上の日本国民
被選挙権
満25歳以上の日本国民
有権者数
94,477,816(男性:45,828,222 女性:48,649,594)

同日実施の選挙等

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国民投票

選挙活動

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党派別立候補者数

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党派 内訳 男性 女性 公示前
自由民主党 285 212 23 50 283 2 222
日本社会党 142 121 2 19 132 10 134
公明党 54 25 1 28 52 2 45
新生党 69 35 3 31 68 1 36
日本共産党 129 15 10 104 97 32 16
民社党 28 12 8 8 28 0 13
新党さきがけ 15 10 0 5 15 0 10
社会民主連合 4 4 0 0 4 0 4
板橋民主党 1 1 0 0 1 0 1
無所属 112 14 7 91 102 10 15
日本新党 55 0 0 55 52 3 0
国民党 25 0 0 25 17 8 0
雑民党 25 0 0 25 24 1 0
佐川究明!学生・市民・議員の会 1 0 0 1 1 0 0
新自民党 1 0 0 1 1 0 0
さわやか神戸・フレッシュ市民の会 1 0 0 1 1 0 0
緑社会党 1 0 0 1 0 1 0
進歩自由連合 1 0 0 1 1 0 0
近畿政治ほほえみの会 1 0 0 1 1 0 0
クリーン新党 1 0 0 1 1 0 0
世界新党 1 0 0 1 1 0 0
憂国維新同志会奥羽統括本部 1 0 0 1 1 0 0
日本普遍政党 1 0 0 1 1 0 0
アジア建國党総本部 1 0 0 1 1 0 0
進歩党 0 0 0 0 0 0 1
欠員 15
総計 955 449 54 452 885 70 512
出典:『朝日選挙大観』

都道府県別立候補者数

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都道府県 定数 自民 与党計 社会 公明 新生 共産 民社 さき 社連 日新 諸派 無所 野党計
01北海道 23 12 12 9 1 2 5 1 1 0 1 0 9 29 41
02青森県 7 5 5 2 0 1 2 0 0 0 1 0 1 7 12
03岩手県 7 3 3 3 0 2 2 1 0 0 1 0 2 11 14
04宮城県 8 5 5 3 1 2 2 0 0 0 1 0 2 11 16
05秋田県 7
06山形県 7
07福島県 12
08茨城県 12
09栃木県 10
10群馬県 10
11埼玉県 20
12千葉県 19
13神奈川県 22
14山梨県 5 3 3 1 0 0 1 0 0 0 1 0 2 5 8
15東京都 43
16新潟県 13
17富山県 6
18石川県 5
19福井県 4 3 3 1 0 0 1 0 0 0 0 0 1 3 6
20長野県 12
21岐阜県 9
22静岡県 14
23愛知県 22
24三重県 8
25滋賀県 5 3 3 1 0 0 0 1 1 1 0 0 1 5 8
26京都府 10
27大阪府 28
28兵庫県 19
29奈良県 5 2 2 1 1 1 1 0 0 0 1 0 1 6 8
30和歌山県 5
31鳥取県 4 2 2 1 0 0 1 0 0 0 0 0 1 3 5
32島根県 5 3 3 1 0 0 1 0 1 0 0 0 3 6 9
33岡山県 10
34広島県 13
35山口県 9
36徳島県 5 3 3 2 1 1 1 0 0 0 0 0 1 6 9
37香川県 6
38愛媛県 9
39高知県 5 4 4 1 1 0 1 0 0 0 1 0 1 5 9
40福岡県 20
41佐賀県 5 3 3 1 0 1 1 0 0 0 1 0 2 6 9
42長崎県 9
43熊本県 9
44大分県 6
45宮崎県 5
46鹿児島県 9
47沖縄県 5 2 2 1 1 1 1 0 0 0 1 0 0 5 7
総計 511 285 285 142 54 69 129 28 15 4 55 62 112 670 955

党派の動き

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1990年代の政党の離合集散
内閣不信任決議可決と多数の離党者が出たことも影響し、公認は結党以来最少の285人に留まった。
非自民・非共産
5党は連立政権樹立で合意し、自民党を上回る297人を擁立した。
第三極
2党は政策・選挙協力で合意し、70人を擁立した。
その他
自民、非自民の両勢力から排除され、全選挙区に候補者を擁立した。
田川代表は自身の不出馬と、党の解散を表明した。

諸派・無所属

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前職の渋谷代表が東京9区から党公認で立候補した。
  • 国民党
25名を擁立した。
東郷代表が東京1区から党公認で立候補した他、計25人を党公認で擁立した。
  • 佐川究明!学生・市民・議員の会(山本敦代表)
山本代表が東京7区から立候補した。
中松総裁が東京3区から立候補した。
  • さわやか神戸・フレッシュ市民の会(後藤宜久代表)
後藤代表が兵庫1区から立候補した。
対馬党首は立候補せず、東京10区に候補者を擁立した。
佐々木代表が山口1区から立候補した。
  • 近畿政治ほほえみの会(井手柾夫代表)
井手代表が大阪7区から立候補した。
  • クリーン新党(酒井強代表)
酒井代表が埼玉1区から立候補した。
  • 世界新党(後藤民夫代表)
後藤代表が愛知1区から立候補した。
  • 憂国維新同志会奥羽統括本部(熊谷啓治本部長)
熊谷本部長が秋田1区から立候補した。
  • 日本普遍政党(今井利夫代表)
今井代表が長野1区から立候補した。
  • アジア建國党総本部(丹羽大介総裁)
丹羽総裁は立候補せず、広島3区に候補者を擁立した。
  • 無所属
前職14人、元職7人を含む112人が立候補した。

主な争点

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  • 衆議院の選挙制度改革、政治資金規正法改正を柱とした政治改革の実現。

選挙結果

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前年の第16回参院選で議席を獲得した日本新党と、選挙直前に自民党から離党した議員らが中心となって結成された新生党新党さきがけが躍進して「新党ブーム」が巻き起こった。自民党は党の分裂により選挙前から過半数を割り込んでいた上、突然の解散であったために新生党や新党さきがけに移籍した前職の穴を埋める候補者(いわゆる刺客)の擁立が間に合わず、現有議席を維持するのがやっとだった。社会党は「新党ブーム」に埋没する形で55年体制以降では最少議席数となる。日本共産党が1議席減の他、他党は全て現状維持か議席を増やしており、社会党の"一人負け"が際立つ形となった。二大政党が共に目標議席を大幅に下回り、国民の既存政党に対する不信感を裏付ける結果となった選挙戦は、非自民党勢の大躍進として注目を集めたが、投票率は当時としては過去最低の67.26%に留まった。

党派別獲得議席

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e • d  日本の旗 第40回衆議院議員総選挙 (1993年(平成5年)7月18日施行)
政党 議席 増減 得票数 得票率 公示前
与党 223 増加001 22,999,646.161 36.62% 222
自由民主党 223 増加001 22,999,646.161 36.62% 222
野党(非自民・非共産) 195 減少037 23,810,156.665 37.91% 232
日本社会党 70 減少064 9,687,588.958 15.43% 134
新生党 55 増加019 6,341,364.821 10.10% 36
公明党 51 増加006 5,114,351.250 8.14% 45
民社党 15 増加002 2,205,682.636 3.51% 13
社会民主連合 4 増減なし 461,169.000 0.73% 4
野党(第三極) 48 増加038 6,712,078.729 10.64% 10
日本新党 35 増加035 5,053,981.124 8.05% 0
新党さきがけ 13 増加003 1,658,097.605 2.64% 10
野党(他)・無所属 45 増加012 9,282,264.028 14.78% 33
日本共産党 15 減少001 4,834,588.954 7.70% 16
無所属 30 増加015 4,304,188.878 6.85% 15
国民党 0 増減なし 31,782.047 0.05% 0
板橋民主党 0 減少001 25,444.000 0.04% 1
佐川究明!学生・市民・議員の会 0 増減なし 24,294.000 0.04% 0
雑民党 0 増減なし 21,294.082 0.03% 0
新自民党 0 増減なし 13,965.000 0.02% 0
さわやか神戸・フレッシュ市民の会 0 増減なし 8,690.000 0.01% 0
緑社会党 0 増減なし 4,923.000 0.01% 0
進歩自由連合 0 増減なし 3,995.000 0.01% 0
近畿政治ほほえみの会 0 増減なし 3,667.067 0.01% 0
クリーン新党 0 増減なし 2,350.000 0.00% 0
世界新党 0 増減なし 1,129.000 0.0% 0
憂国維新同志会奥羽統括本部 0 増減なし 926.000 0.00% 0
日本普遍政党 0 増減なし 549.000 0.00% 0
アジア建國党総本部 0 増減なし 478.000 0.00% 0
進歩党 0 減少001 1
欠員 0 減少015 15
総計 511 減少001 62,804,145.583 100.0% 512
有効票数(有効率) 62,804,145 98.83%
無効票・白票数(無効率) 743,674 1.17%
投票者数(投票率) 63,547,819 67.26%
棄権者数(棄権率) 30,929,997 32.74%
有権者数 94,477,816 100.0%
出典:総務省統計局アーカイブ
投票率:67.26%(前回比:減少 6.05%)
【男性:66.39%(前回比:減少 5.54%) 女性:68.09%(前回比:減少 6.52%)】
  • 野党(他)・無所属の公示前勢力(33)に、候補者を擁立しなかった進歩党(1)を含む。

党派別当選者内訳

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党派 内訳 男性 女性
自由民主党 223 179 18 26 222 1
日本社会党 70 64 1 5 67 3
新生党 55 34 2 19 55 0
公明党 51 24 1 26 49 2
日本新党 35 0 0 35 33 2
日本共産党 15 8 4 3 13 2
民社党 15 10 4 1 15 0
新党さきがけ 13 9 0 4 13 0
社会民主連合 4 4 0 0 4 0
無所属 30 11 4 15 26 4
総計 511 343 34 134 497 14
出典:朝日新聞「朝日選挙大観」

都道府県別獲得議席

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都道府県 定数 自民 無所 与党計 社会 新生 公明 日新 共産 民社 さき 社連 無所 野党計 与党計
- 野党計
01北海道 23 10 0 10 6 1 1 1 0 1 1 0 2 13 -3
02青森県 7 5 0 5 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 3
03岩手県 7 3 1 4 1 2 0 0 0 0 0 0 0 3 1
04宮城県 8 4 0 4 2 1 1 0 0 0 0 0 0 4 0
05秋田県 7 5 0 5 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 3
06山形県 7 4 0 4 1 0 0 0 0 0 0 1 1 3 1
07福島県 12 8 1 9 0 2 0 1 0 0 0 0 0 3 6
08茨城県 12 8 0 8 2 0 1 0 0 1 0 0 0 4 4
09栃木県 10 4 0 4 1 1 1 1 0 1 1 0 0 6 -2
10群馬県 10 7 1 8 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 6
11埼玉県 20 5 1 6 1 2 4 4 1 0 1 0 1 14 -8
12千葉県 19 8 0 8 1 3 2 3 1 0 1 0 0 11 -3
13神奈川県 22 6 0 6 4 3 4 4 0 0 1 0 0 16 -10
14山梨県 5 2 1 3 1 0 0 1 0 0 0 0 0 2 1
15東京都 43 14 0 14 1 4 7 7 5 1 1 1 2 29 -15
16新潟県 13 6 2 8 2 3 0 0 0 0 0 0 0 5 3
17富山県 6 5 0 5 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 4
18石川県 5 3 0 3 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 1
19福井県 4 2 0 2 1 0 0 0 0 0 0 0 1 2 0
20長野県 12 5 0 5 2 3 0 0 0 0 2 0 0 7 -2
21岐阜県 9 5 0 5 2 1 1 0 0 0 0 0 0 4 9
22静岡県 14 6 1 7 2 2 1 1 0 1 0 0 0 7 0
23愛知県 22 6 0 6 6 3 2 1 0 2 0 0 2 16 -10
24三重県 8 4 0 4 1 1 1 0 0 1 0 0 0 4 0
25滋賀県 5 2 0 2 1 0 0 0 0 1 1 0 0 3 -1
26京都府 10 4 0 4 0 1 2 1 2 0 0 0 0 6 -2
27大阪府 28 5 0 5 4 1 7 3 4 2 0 0 2 23 -18
28兵庫県 19 4 0 4 4 3 3 2 0 0 1 0 2 15 -11
29奈良県 5 2 0 2 0 1 1 0 0 0 0 0 1 3 -1
30和歌山県 5 2 0 2 0 2 1 0 0 0 0 0 0 3 -1
31鳥取県 4 2 1 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 2
32島根県 5 2 1 3 1 0 0 0 0 0 1 0 0 2 1
33岡山県 10 6 0 6 0 0 2 0 0 0 0 1 1 4 2
34広島県 13 6 0 6 3 2 1 0 0 1 0 0 0 7 -1
35山口県 9 5 1 6 0 1 1 0 0 0 0 0 1 3 9
36徳島県 5 3 0 3 0 1 1 0 0 0 0 0 0 2 1
37香川県 6 4 0 4 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 2
38愛媛県 9 7 0 7 1 0 0 1 0 0 0 0 0 2 5
39高知県 5 2 0 2 1 0 1 0 1 0 0 0 0 3 -1
40福岡県 20 6 0 6 4 2 4 1 0 1 1 1 0 14 -8
41佐賀県 5 3 0 3 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 1
42長崎県 9 4 0 4 2 1 0 1 0 1 0 0 0 5 -1
43熊本県 9 4 0 4 1 0 1 2 0 0 1 0 0 5 -1
44大分県 6 3 0 3 1 1 0 0 0 0 0 0 1 3 0
45宮崎県 5 3 1 4 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 3
46鹿児島県 9 7 0 7 1 0 0 0 0 0 0 0 1 2 5
47沖縄県 5 2 0 2 1 1 0 0 1 0 0 0 0 3 -1
総計 511 223 12 235 70 55 51 35 15 15 13 4 18 276 -41
自由民主党:223議席
総裁宮澤喜一
幹事長    :梶山静六
総務会長   :佐藤孝行
政務調査会長 :三塚博
国会対策委員長瓦力
参議院議員会長斎藤十朗
0
派閥別所属議員数

清和会三塚博派)      :56
宏池会(宮澤喜一派)     :55
政策科学研究所渡辺美智雄派):52
平成研究会小渕恵三派)   :29
新政策研究会河本敏夫派)  :21
政眞会加藤六月グループ)  :06
無派閥            :11

日本社会党:70議席
委員長山花貞夫
副委員長   :佐藤観樹 嶋崎譲
        和田静夫
書記長    :赤松広隆
政策審議会長 :上原康助
国会対策委員長:村山富市
参議院議員会長:浜本万三
新生党:55議席
党首:羽田孜
代表幹事    :小沢一郎
政策委員会責任者:愛知和男
政務議会運営幹事:渡部恒三
公明党:51議席
委員長石田幸四郎
副委員長   :近江巳記夫 黒柳明
        権藤恒夫
書記長    :市川雄一
政策審議会長 :二見伸明
国会対策委員長:神崎武法
参議院議員会長:大久保直彦
最高顧問   :竹入義勝 矢野絢也
民社党:15議席
委員長:大内啓伍
副委員長   :小沢貞孝 抜山映子
書記長    :米沢隆
政策審議会長 :中野寛成
国会対策委員長:神田厚
参議院議員会長:吉田之久
常任顧問   :塚本三郎
社会民主連合:4議席
代表:江田五月
副代表     :楢崎弥之助
書記長     :阿部昭吾
国会対策委員長 :阿部昭吾(兼)
政策委員会責任者:菅直人
参議院議員会長 :田英夫
日本新党:35議席
代表:細川護煕
議員総会長   :武田邦太郎
政策委員会責任者:中島章夫
新党さきがけ:13議席
代表:武村正義
代表代行:田中秀征
代表幹事:園田博之
政策局長:簗瀬進
日本共産党:15議席
議長 :宮本顕治
委員長不破哲三
副委員長    :上田耕一郎 小笠原貞子
         金子満広 橋本敦
         松本善明
書記局長    :志位和夫
政策委員会責任者:市田忠義
国会対策委員長 :寺前巌
参議院議員団長 :立木洋

初当選者の中から、細川護熙[注 1]安倍晋三野田佳彦岸田文雄の4人の内閣総理大臣を輩出している。自民党からは安倍、岸田の他、野田聖子林幹雄塩崎恭久根本匠浜田靖一小此木八郎、日本新党から細川、野田佳彦の他、前原誠司枝野幸男海江田万里茂木敏充小池百合子[注 1]、共産党から志位和夫穀田恵二、公明党[注 2]から太田昭宏石井啓一、無所属で田中眞紀子高市早苗(現:自民党)、遠藤利明(現:自民党)、玄葉光一郎など、後に閣僚や党首など国政政党の要職に就任し、後の日本の政治に影響を与えるキーパーソンとなる人物が多く初当選している。このような議員が多いのはこの後、小泉純一郎や側近の安倍晋三が若手登用の政治改革を進めたことや彼らがテレビ番組に出演することが多かったことも要因である。また中央政界に限らず、小池、上田清司松沢成文中村時広河村たかし中田宏など後に地方政治において活躍する人物も多く輩出している点も特徴である。なお、自民党公認で当選した野田聖子と、無所属当選の直後に自民党の追加公認を得た田中は、1980年に山口シヅエが落選して以来13年ぶりの自民党女性代議士となった。

 自由民主党   日本社会党   新生党   公明党   日本新党   民社党   日本共産党   新党さきがけ   社会民主連合   無所属 

北海道 1区 町村信孝 長内順一[公 1] 伊東秀子[社 1] 荒井聰[日 1] 佐藤静雄[自 1] 2区 今津寛[自 2] 五十嵐広三[社 2] 佐々木秀典[社 3] 金田英行
池田隆一[社 3] 3区 佐藤孝行 鉢呂吉雄[社 3] 金田誠一[無 1]
4区 鳩山由紀夫[さ 1] 高橋辰夫 池端清一[社 3] 渡辺省一 小平忠正[民 1] 5区 中川昭一 北村直人[生 1] 武部勤 鈴木宗男 永井哲男[無 2]
青森県 1区 田名部匡省 大島理森 津島雄二[自 2] 今村修[社 3] 2区 木村守男[生 1] 竹内黎一 田澤吉郎
岩手県 1区 玉澤徳一郎 鈴木俊一 工藤堅太郎[生 1] 中村力[無 3] 2区 小沢一郎[生 1] 沢藤礼次郎[社 2] 志賀節
宮城県 1区 愛知和男[生 1] 三塚博 岡崎トミ子[社 3] 千葉国男[公 1] 伊藤宗一郎 2区 菊池福治郎 日野市朗[社 3] 大石正光[自 3]
秋田県 1区 佐藤敬夫[自 4] 野呂田芳成 二田孝治 畠山健治郎[社 2] 2区 村岡兼造 笹山登生[生 1] 御法川英文
山形県 1区 鹿野道彦[自 4] 近藤鉄雄 遠藤利明[無 4] 遠藤登[社 2] 2区 加藤紘一 阿部昭吾[連 1] 近岡理一郎
福島県 1区 金子徳之介[生 1] 根本匠 増子輝彦[自 4] 佐藤剛男 2区 渡部恒三[生 1] 斎藤文昭 玄葉光一郎[無 5] 穂積良行 荒井広幸
3区 田中直紀 木幡弘道[日 2] 坂本剛二[自 4]
茨城県 1区 塚田延充[民 2] 額賀福志郎 中山利生 葉梨信行 2区 梶山静六 大畠章宏[社 3] 塚原俊平
3区 中村喜四郎[自 5] 丹羽雄哉 赤城徳彦 二見伸明[公 1] 竹内猛[社 2]
栃木県 1区 渡辺美智雄 船田元[生 2] 簗瀬進[さ 1] 小林守[社 3] 蓮実進 2区 茂木敏充[日 3] 藤尾正行 山岡賢次 青山二三[公 1] 神田厚[民 2]
群馬県 1区 尾身幸次 佐田玄一郎 田邊誠[社 3] 2区 谷津義男 笹川尭[無 6] 中島洋次郎
3区 小渕恵三 福田康夫 山口鶴男[社 2] 中曽根康弘
埼玉県 1区 今井宏[日 2] 福留泰蔵[公 1] 松永光 石田勝之[さ 2] 2区 山口敏夫[無 7] 五十嵐文彦[日 4] 宮地正介[公 1] 矢島恒夫 小宮山重四郎
3区 増田敏男[生 1] 加藤卓二 糸山英太郎[無 8] 4区 武山百合子[日 2] 山田英介[公 1] 細川律夫[社 3] 三ッ林弥太郎
5区 上田清司[生 1] 枝野幸男[日 1] 若松謙維[公 1] 福永信彦
千葉県 1区 野田佳彦[日 2] 岡島正之[生 1] 鳥居一雄[公 1] 臼井日出男 志位和夫 2区 水野清 実川幸夫[生 1] 林幹雄 須藤浩[日 2]
3区 森英介 浜田靖一 大木正吾[社 2] 中村正三郎 石橋一弥 4区 井奥貞雄[生 3] 狩野勝 長浜博行[日 2] 富田茂之[公 1] 田中甲[さ 1]
神奈川県 1区 中田宏[日 2] 上田勇[公 1] 小此木八郎 伊藤茂[社 2] 2区 永井英慈[日 2] 小泉純一郎 市川雄一[公 1] 松沢成文[生 1] 岩垂寿喜男[社 2]
3区 藤井裕久[生 1] 甘利明 河上覃雄[公 1] 加藤万吉[社 2] 中島章夫[日 4] 4区 佐藤謙一郎[さ 3] 上田晃弘[公 1] 米田建三[自 6] 土田龍司[生 1] 大出俊[社 2]
5区 河野洋平 小泉晨一 亀井善之
山梨県 全県 堀内光雄 輿石東[社 3] 小沢鋭仁[日 4] 横内正明[無 9] 中尾栄一
東京都 1区 海江田万里[日 5] 与謝野馨 柴野たいぞう[生 1] 2区 石原慎太郎 大内啓伍[民 3] 新井将敬[自 7] 遠藤乙彦[公 1] 宇佐美登
3区 石井紘基[日 5] 栗本慎一郎[無 10] 小杉隆 越智通雄 4区 山田宏[日 2] 松本善明 粕谷茂 高橋一郎[生 3] 石原伸晃
5区 鮫島宗明[日 2] 吉田公一[生 1] 石井啓一[公 1] 6区 柿澤弘治[自 1] 不破哲三 東祥三[公 1] 西川太一郎[生 1]
7区 菅直人[連 2] 渡辺浩一郎[日 2] 小沢潔 大野由利子[公 1] 8区 鳩山邦夫[無 11] 深谷隆司
9区 太田昭宏[公 1] 浜野剛 中島武敏 10区 山口那津男 鴨下一郎[日 2] 島村宜伸 鯨岡兵輔[自 8] 佐々木陸海
11区 伊藤達也[日 2] 山花貞夫[社 4] 高木陽介[公 1] 伊藤公介 岩佐恵美
新潟県 1区 近藤元次 小沢辰男[生 1] 関山信之[社 5] 2区 栗原博久[無 9] 白沢三郎[生 1] 稲葉大和
3区 田中眞紀子[無 9] 星野行男[生 1] 桜井新 坂上富男[社 3] 村山達雄 4区 白川勝彦 高鳥修
富山県 1区 住博司 広野允士[生 1] 長勢甚遠 2区 綿貫民輔 橘康太郎 萩山教嚴
石川県 1区 奥田敬和[生 1] 森喜朗 嶋崎譲[社 4] 2区 瓦力 坂本三十次
福井県 全県 山本拓[自 6] 笹木竜三[無 12] 辻一彦[社 3] 平泉渉
長野県 1区 田中秀征 若林正俊 小坂憲次 2区 羽田孜[生 1] 井出正一 堀込征雄[社 6]
3区 中島衛[生 1] 小川元 宮下創平 4区 村井仁[生 1] 唐沢俊二郎 北沢清功[社 2]
岐阜県 1区 松田岩夫[生 1] 武藤嘉文 野田聖子 渡辺嘉蔵[社 3] 河合正智[公 1] 2区 藤井孝男 金子一義 山下八洲夫[社 5] 古屋圭司
静岡県 1区 大石千八[無 13] 原田昇左右 牧野聖修[日 5] 大口善徳[公 1] 松前仰[社 7] 2区 杉山憲夫[生 3] 斉藤斗志二 前島秀行[社 2] 木部佳昭 栗原裕康
3区 熊谷弘[生 1] 塩谷立 安倍基雄[民 2] 柳澤伯夫
愛知県 1区 河村たかし[日 2] 青木宏之[生 1] 平田米男[公 1] 佐藤泰介[社 3] 2区 青山丘[民 2] 草川昭三[無 14] 網岡雄[社 3] 久野統一郎
3区 海部俊樹[自 9] 江﨑鐵磨[生 1] 佐藤観樹 4区 伊藤英成[民 2] 浦野烋興 稲垣実男 川島實[社 6]
5区 村田敬次郎 早川勝[社 3] 近藤豊[無 15] 6区 赤松広隆[社 3] 石田幸四郎[公 1] 大谷忠雄[生 4] 片岡武司
三重県 1区 岡田克也[生 1] 坂口力[公 1] 川崎二郎 北川正恭[自 4] 中井洽[民 2] 2区 田村元 野呂昭彦[自 9] 石井智[社 2]
滋賀県 全県 武村正義 川端達夫[民 4] 山下元利 宇野宗佑 山元勉[社 3]
京都府 1区 穀田恵二 前原誠司[日 1] 伊吹文明 竹内譲[公 1] 奥田幹生 2区 寺前巌 野中広務 山名靖英[公 1] 谷垣禎一 豊田潤多郎[生 1]
大阪府 1区 田端正広[公 1] 正森成二 大矢卓史 2区 谷口隆義[公 1] 中山正暉 吉田治[無 16] 東中光雄 左近正男[社 8]
3区 藤村修[日 2] 近江巳記夫[公 1] 中野寛成[民 2] 井上一成[社 3] 原田憲 4区 塩川正十郎 久保哲司[公 1] 山本孝史[日 2] 吉井英勝
5区 中山太郎 北側一雄[公 1] 藤田スミ 西村眞悟[民 2] 和田貞夫[社 2] 6区 左藤恵[生 1] 佐藤茂樹[公 1] 中馬弘毅
7区 福島豊[公 1] 中村正男[社 3] 樽床伸二[日 2]
兵庫県 1区 赤羽一嘉[公 1] 石井一[生 1] 土肥隆一[社 9] 岡崎宏美[無 17] 高見裕一[日 6] 2区 土井たか子[社 10] 小池百合子[日 2] 宮本一三[生 1] 冬柴鐵三[公 1] 原健三郎
3区 井上喜一[生 1] 渡海紀三朗 永井孝信[社 2] 4区 赤松正雄[公 1] 戸井田三郎 河本敏夫 後藤茂[社 4]
5区 谷洋一 吉岡賢治[無 18]
奈良県 全県 高市早苗[無 19] 前田武志[生 1] 奥野誠亮 森本晃司[公 1] 田野瀬良太郎
和歌山県 1区 中西啓介[生 1] 岸本光造 西博義[公 1] 2区 二階俊博[生 1] 野田実
鳥取県 全県 石破茂[無 20] 平林鴻三 野坂浩賢[社 2] 相沢英之
島根県 全県 竹下登[無 13] 細田博之 石橋大吉[社 3] 櫻内義雄 錦織淳
岡山県 1区 江田五月[連 1] 逢沢一郎 平沼赳夫 日笠勝之[公 1] 熊代昭彦 2区 橋本龍太郎 石田美栄[無 21] 加藤六月 貝沼次郎[公 1] 村田吉隆
広島県 1区 岸田文雄 斉藤鉄夫[公 1] 秋葉忠利[社 2] 粟屋敏信[生 1] 2区 中川秀直 森井忠良[社 3] 池田行彦 谷川和穂
3区 宮澤喜一 亀井静香 柳田稔[民 2] 小森龍邦[社 11] 佐藤守良[生 1]
山口県 1区 安倍晋三 林義郎 河村建夫 古賀敬章[生 1] 2区 松岡満寿男[無 22] 吹田愰[無 23] 佐藤信二 高村正彦 桝屋敬悟[公 1]
徳島県 全県 後藤田正晴 山口俊一 遠藤和良[公 1] 岩浅嘉仁[生 1] 七条明
香川県 1区 藤本孝雄 木村義雄 三野優美[社 2] 2区 月原茂皓[生 1] 森田一 大野功統
愛媛県 1区 関谷勝嗣 塩崎恭久 中村時広[日 2] 2区 越智伊平 村上誠一郎 小野晋也
3区 山本公一 西田司 田中恒利[社 2]
高知県 全県 中谷元 山原健二郎 石田祝稔[公 1] 五島正規[社 3] 山本有二
福岡県 1区 山崎広太郎[日 2] 山崎拓 神崎武法[公 1] 太田誠一[自 7] 松本龍[社 3] 2区 麻生太郎 三原朝彦 北橋健治[民 2] 東順治[公 1] 岩田順介[社 3]
楢崎弥之助[連 3] 3区 古賀正浩[生 1] 古賀誠 権藤恒夫[公 1] 細谷治通[社 3] 古賀一成
4区 山本幸三[生 1] 自見庄三郎 弘友和夫[公 1] 中西績介[社 2]
佐賀県 全県 山下徳夫 保利耕輔 愛野興一郎[生 1] 緒方克陽[社 2] 坂井隆憲
長崎県 1区 西岡武夫[自 3] 初村謙一郎[日 2] 久間章生 田口健二[社 3] 髙木義明[民 2] 2区 山田正彦[生 1] 金子原二郎 虎島和夫 山崎泉[社 3]
熊本県 1区 細川護熙[日 2] 野田毅[自 9] 松岡利勝 田中昭一[社 3] 倉田栄喜[公 1] 2区 矢上雅義[日 2] 園田博之 東家嘉幸 渡瀬憲明
大分県 1区 村山富市[社 2] 畑英次郎[生 1] 衛藤征士郎 衛藤晟一 2区 横光勝彦[無 24] 田原隆
宮崎県 1区 江藤隆美 米沢隆[民 2] 大原一三 2区 堀之内久男[無 13] 持永和見
鹿児島県 1区 保岡興治[自 10] 宮路和明 徳田虎雄[無 25] 宮崎茂一 2区 小里貞利 松下忠洋 浜田健一[社 2]
3区 山中貞則 二階堂進
沖縄県 全県 西銘順治 仲村正治[生 1] 上原康助[社 2] 古堅実吉 宮里松正

補欠当選等

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いずれも要件に満たなかったため、補欠選挙は実施されなかった。

月日 選挙区 新旧別 当選者 所属党派 欠員 所属党派 欠員事由
1994 新潟1区 (未実施) 近藤元次 自由民主党 1994.2.16死去
滋賀全県区 (未実施) 山下元利 自由民主党 1994.3.14死去
埼玉2区 (未実施) 小宮山重四郎 自由民主党 1994.11.21死去
1995 青森2区 (未実施) 木村守男 新進党 1995.1.19退職[辞 1][2]
北海道1区 (未実施) 伊東秀子 無所属 1995.3.22辞職[辞 2][3]
秋田1区 (未実施) 佐藤敬夫 新進党 1995.3.23退職[辞 3][3]
三重1区 (未実施) 北川正恭 新進党 1995.3.23退職[辞 4][3]
東京2区 (未実施) 石原慎太郎 自由民主党 1995.4.19辞職[辞 5][4]
和歌山1区 (未実施) 中西啓介 新進党 1995.5.12辞職[辞 6][5]
岡山2区 (未実施) 石田美栄 新進党 1995.7.6退職[辞 7][6]
愛媛1区 (未実施) 塩崎恭久 自由民主党 1995.7.6退職[辞 7]
栃木1区 (未実施) 渡辺美智雄 自由民主党 1995.9.15死去
愛知5区 (未実施) 近藤豊 無所属 1995.9.19辞職[辞 8][7]
愛知6区 (未実施) 大谷忠雄 無所属 1995.12.5辞職[辞 9][8]
1996 大阪1区 (未実施) 大矢卓史 無所属 1996.2.7死去
広島3区 (未実施) 佐藤守良 新進党 1996.3.7死去
埼玉3区 (未実施) 糸山英太郎 自由民主党 1996.3.27辞職[辞 10][9]
山口2区 (未実施) 吹田愰 無所属 1996.7.18退職[辞 11][10]
計134名
※ 参議院議員経験者
自由民主党
26名
日本社会党
5名
新生党
19名

 

公明党
26名
日本新党
35名
日本共産党
3名
民社党
1名
新党さきがけ
4名
無所属
15名

 

 

返り咲き・復帰

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計34名
自由民主党
18名

  

日本社会党
1名
新生党
2名
公明党
1名
日本共産党
4名
民社党
4名
無所属
4名

引退・不出馬

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計48名
自由民主党
10名

 

 

 

日本社会党
13名

 

 

新生党
1名
公明党
20名

 

日本共産党
1名
民社党
1名
諸派
1名
無所属
1名
計106名
自由民主党
33名
日本社会党
57名
新生党
1名
公明党
1名
日本共産党
7名

 

 

 

民社党
2名
新党さきがけ
1名
諸派
1名
無所属
3名

記録的当選・落選者

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氏名 政党 選挙区 記録
最年長当選者 原健三郎 自民 兵庫2区 86歳5ヶ月
最年少当選者 宇佐美登 さきがけ 東京2区 26歳5ヶ月
最多得票当選者 山崎広太郎 日新 福岡1区 231,720票
最少得票当選者 柴野たいぞう 新生 東京1区 34,784票
最多得票落選者 児玉健次 共産 北海道1区 125,643票
最多当選 原健三郎 自民 兵庫2区 19回(連続)

社会党、新生党、公明党民社党社会民主連合の5党は選挙の前から連立協議を始めていたが、合計195議席で過半数には届かず、自民党も223議席で過半数に届かなかったことから、日本新党と新党さきがけがキャスティング・ボートを握った。双方との交渉の結果、両党は非自民勢力・民主改革連合を加えた8党派による連立政権樹立で合意。この結果55年体制が崩壊、日本新党代表の細川護煕を首班とする細川内閣が成立した。

自民党は公示前議席を維持し、衆議院最大勢力であるにもかかわらず、結党以来初めて野党に移行した。一方の社会党は、左右統一以来の最低議席数でありながら、保守系新党が小党分立していたため、与党第一党として衆議院議長や5つの国務大臣ポストを獲得した。

第127回国会特別会[11][12]
  • 衆議院議長選挙(1993年8月6日 投票者数:511 過半数:256)
土井たか子(社会党):264
奥野誠亮 (自民党):222票
山原健二郎(共産党):015票
無効(白票)    :002票
  • 衆議院副議長選挙(1993年8月6日 投票者数:506 過半数:254)
鯨岡兵輔 (自民党):477
無効(白票)    :029票
  • 内閣総理大臣指名選挙(1993年8月6日)
衆議院議決(投票者数:511 過半数:256)
細川護煕(日本新党):262
河野洋平 (自民党):224票
不破哲三 (共産党):015票
山花貞夫 (社会党):002票
第129国会(常会
会期:1994年1月6日 - 6月29日
  • 内閣総理大臣指名選挙(1994年4月25日)
衆議院議決(投票者数:502 過半数:252)
羽田孜  (新生党):274
河野洋平 (自民党):207票
不破哲三 (共産党):015票
無効        :006票
  • 内閣総理大臣指名選挙(1994年6月29日)
衆議院議決(投票者数:504 過半数:253)
村山富市 (社会党):241票
海部俊樹 (無所属):220票
不破哲三 (共産党):015票
河野洋平 (自民党):005票
無効        :023票
衆議院決選投票(投票者数:504 過半数:253)
村山富市 (社会党):261
海部俊樹 (無所属):214票
無効        :029票
第135回国会(常会)[13]
  • 内閣総理大臣指名選挙(1996年1月11日)
衆議院議決(投票者数:489 過半数:245)
橋本龍太郎(自民党):288
小沢一郎 (新進党):167票
不破哲三 (共産党):015票
海江田万里(市民リ):005票
矢田部理(新社会党):002票
笹野貞子 (民改連):002票
小島慶三(自由連合):001票
無効        :009票

1994年5月、社民連は解散し、所属議員は日本新・さきがけなどに移籍。新生・公明・日本新・民社など社会・さきがけを除く細川・羽田内閣の旧連立各党は同年12月に新進党を結成した。

社会党は村山内閣発足後、山花貞夫など旧連立の枠組みを目指す議員を中心に民主リベラル勢力の結集を目指すが、1995年1月の阪神・淡路大震災の発生でとん挫する。また新進党の船田元やさきがけの鳩山由紀夫などが第三極の勢力結集を目指す動きを進めるも同じく合意に至らず。

一方で社会党左派の矢田部理ら小選挙区導入に反対する議員は離党し、新党護憲リベラル新社会党など護憲政党を結成。

1996年、社会は社会民主党に党名変更したが、第三極を目指す勢力は両党の執行部を排除して民主党を結成した。

  1. ^ a b 細川、小池は参議院議員の経験はある。
  2. ^ 公明党は2008年の福田康夫改造内閣斉藤鉄夫が入閣し、2024年の第1次石破内閣にかけて輩出した閣僚は1993年初当選組で占めている(斉藤、太田、石井、赤羽一嘉)。
  3. ^ 進歩党代表。総選挙には党公認候補を擁立せず、8月に解散。
  4. ^ 1993年5月に社会党を除名処分を受け、解散後の6月に板橋民主党を結成した。
  5. ^ 社会党が秦哲美を公認したため、無所属で立候補した。
  6. ^ 民社党を離党後、自民党の派閥政眞会(加藤グループ)に入会も、自民党の公認は得られなかった。

当選者注釈

[ソースを編集]
  • 自由民主党
  1. ^ a b 自民党離党後、自由党自由改革連合自由連合を経て、自民党に復党。
  2. ^ a b 自民党離党後、院内会派「高志会」、自由改革連合を経て、自民党に復党。
  3. ^ a b 自民党離党後、院内会派「改革の会」、自由改革連合を経て、新進党結成に参画。
  4. ^ a b c d e 自民党離党後、新党みらい、自由改革連合を経て、新進党結成に参画。
  5. ^ 自民党離党後、無所属。
  6. ^ a b 自民党離党後、自由党、自由改革連合を経て、新進党結成に参画。
  7. ^ a b 自民党離党後、自由党、自由改革連合、新進党を経て、自民党に復党。
  8. ^ 衆議院副議長就任に伴い、自民党の党籍離脱。
  9. ^ a b c 自民党離党後、院内会派「高志会」、自由改革連合を経て、新進党結成に参画。
  10. ^ 自民党離党後、高志会、自由改革連合、新進党を経て。自民党に復党。
  • 日本社会党
  1. ^ 社会党除名後、無所属。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 社民党に党名改称。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae 社民党を経て、旧「民主党」結成に参画。
  4. ^ a b c 社会党離党後、市民リーグを経て、旧「民主党」結成に参画。
  5. ^ a b 社民党を経て、無所属。
  6. ^ a b 社会党離党(除名)後、無所属を経て、新進党結成に参画。
  7. ^ 社会党離党後、無所属を経て、旧「民主党」結成に参画。
  8. ^ 社民党を経て、新進党に入党。
  9. ^ 社会党離党後、民改連に入党。
  10. ^ 衆議院議長就任に伴い、社会党の党籍離脱。
  11. ^ 社会党離党(除名)後、新社会党結成に参画。
  • 新生党
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax 新生党解党後、新進党結成に参画。
  2. ^ 新生党解党後、新進党を経て、無所属。
  3. ^ a b c 新生党解党後、新進党を経て、自民党に復党。
  4. ^ 新生党離党後、無所属。
  • 公明党
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax 公明党解党後、公明新党を経て、新進党結成に参画。
  • 日本新党
  1. ^ a b c 日本新党離党後、院内会派「民主の風」、さきがけを経て、旧「民主党」結成に参画。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 日本新党解党後、新進党結成に参画。
  3. ^ 日本新党解党後、無所属を経て、自民党に入党。
  4. ^ a b c 日本新党離党後、院内会派「グループ青雲」、さきがけを経て、旧「民主党」結成に参画。
  5. ^ a b c 日本新党離党後、民主新党クラブ、市民リーグを経て、旧「民主党」結成に参画。
  6. ^ 日本新党離党後、院内会派「民主の風」を経て、さきがけに入党。
  • 民社党
  1. ^ 民社党解党後、新進党を経て、さきがけに入党。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 民社党解党後、新進党結成に参画。
  3. ^ 民社党解党後、自由連合を経て、自民党に入党。
  4. ^ 民社党解党後、新進党、無所属を経て、新進党に復党。
  • 新党さきがけ
  1. ^ a b c さきがけ離党後、旧「民主党」結成に参画。
  2. ^ さきがけ離党後、自由改革連合を経て、新進党結成に参画。
  3. ^ さきがけ離党後、無所属を経て、旧「民主党」結成に参画。
  • 社会民主連合
  1. ^ a b 社民連解党後、日本新党を経て、新進党結成に参画。
  2. ^ 社民連解党後、さきがけを経て、旧「民主党」結成に参画。
  3. ^ 社民連解党後、自由連合を経て、無所属。
  • 無所属
  1. ^ 社会党籍(推薦)。社会党除名後、新党護憲リベラル(平和・市民)、さきがけを経て、旧「民主党」結成に参画。
  2. ^ 社会党籍(推薦)。社民党を経て、旧「民主党」結成に参画。
  3. ^ 自民党会派に所属。
  4. ^ 日本新党推薦。日本新党が追加公認。日本新党離党後、院内会派「民主新党クラブ」を経て、自民党へ入党。
  5. ^ 自民党籍。自民党離党後、新党さきがけを経て、旧「民主党」結成に参画。
  6. ^ 無所属、院内会派「改革の会」、自由改革連合を経て、新進党結成に参画。
  7. ^ 無所属を経て、新進党結成に参画後、離党。
  8. ^ 自民党に追加公認。
  9. ^ a b c 無所属を経て、自民党に入党。
  10. ^ 新生党推薦。新生党入党、解党後、自由連合を経て、自民党に入党。
  11. ^ 無所属、院内会派「改革の会」、自由改革連合、新進党を経て、旧「民主党」結成に参画。
  12. ^ 民社党、日本新党推薦。無所属を経て、新進党結成に参画。
  13. ^ a b c 自民党籍。無所属を経て、自民党に復帰。
  14. ^ 公明党入党後、公明新党を経て、新進党結成に参画。
  15. ^ 日本新党入党・離党を経て、無所属。
  16. ^ 民社党・日本新党推薦。民社党入党・離党を経て、新進党結成に参画。
  17. ^ 社会党に追加公認。社会党離党(除名)後、新社会党結成に参画。
  18. ^ 社会党推薦。社会党を経て、民改連に入党。
  19. ^ 自由党、自由改革連合を経て、新進党結成に参画。
  20. ^ 自民党籍。自民党離党後、院内会派「改革の会」、自由改革連合、新生党、新進党を経て、無所属。
  21. ^ 無所属、民社党を経て、新進党結成に参画。
  22. ^ 日本新党推薦。日本新党を経て、新進党結成に参画。
  23. ^ 自民党籍。自民党、新生党、新進党を経て、無所属。
  24. ^ 無所属、社会党を経て、社民党に党名改称。
  25. ^ 無所属を経て、自由連合結成に参画。
  • 辞職・失職・死亡
  1. ^ 青森県知事選挙立候補のため自動失職。
  2. ^ 北海道知事選挙立候補のため。
  3. ^ 秋田県知事選挙立候補のため自動失職。
  4. ^ 三重県知事選挙立候補のため自動失職。
  5. ^ 国会の現状を失望したため。
  6. ^ 不祥事(家族の覚せい剤所持)による引責のため。
  7. ^ a b 第17回参議院議員通常選挙立候補のため自動失職。
  8. ^ 不祥事(所得税法・政治資金規正法違反)による引責のため。
  9. ^ 不祥事(所得税法違反)による引責のため。
  10. ^ 住宅金融専門会社問題への自民党や国会の対応に失望したため。
  11. ^ 山口県知事選挙立候補のため自動失職。

参考文献

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  • 朝日新聞選挙本部(編)、1993年12月15日『朝日選挙大観 第40回衆議院総選挙(平成5年7月)・第16回参議院通常選挙(平成4年7月)』朝日新聞社。
  • 中日新聞・東京新聞選挙報道本部(編)、1993年12月19日『一党支配から連立政権へ : 1993(平成5年)7月 第40回衆院選データブック』東京新聞出版局。
  • 石川真澄山口二郎著『戦後政治史』岩波新書、2010年
  • 神田広樹 (2014年6月). “戦後主要政党の変遷と国会内勢力の推移” (PDF). 国立国会図書館. 2019年10月閲覧。
  • 佐藤令 (2005年12月). “戦後の補欠選挙” (PDF). 国立国会図書館. 2016年5月26日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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