第5回参議院議員通常選挙
表示
第5回参議院議員通常選挙 | |||
---|---|---|---|
内閣 | 第2次岸内閣 | ||
任期満了日 | 1959年(昭和34年)5月2日 | ||
公示日 | 1959年(昭和34年)5月2日 | ||
投票日 | 1959年(昭和34年)6月2日 | ||
選挙制度 |
地方区制 75() 全国区制 50() | ||
改選数 | 125() | ||
議席内訳 | |||
有権者 | 満20歳以上の日本国民 | ||
有権者数 | 5351万6473人 | ||
投票率 | 58.75%(3.36%) | ||
各党別勢力 | |||
党順 | 第1党 | 第2党 | 第3党 |
画像 | |||
党色 | |||
党名 | 自由民主党 | 日本社会党 | 日本共産党 |
党首 | 岸信介 | 鈴木茂三郎 | 宮本顕治 |
非改選議席 | 61 | 47 | 2 |
獲得議席 | 71 | 38 | 1 |
選挙後議席 | 132 | 85 | 3 |
< 1956年1962年 > | |||
第5回参議院議員通常選挙(だい5かいさんぎいんぎいんつうじょうせんきょ)は、1959年(昭和34年)6月2日に日本で行われた国会(参議院)議員の選挙である。
概説
[編集]参議院議員通常選挙の選挙期日が日曜日以外に設けられたのは、今回が最後である[注釈 1]。
選挙データ
[編集]内閣
[編集]- 第2次岸内閣(第57代)
公示日
[編集]投票日
[編集]改選数
[編集]選挙制度
[編集]- 地方区
- 全国区
- 大選挙区制:改選数52議席(うち2議席は補充のため、任期3年)
有権者と候補者
[編集]主な争点
[編集]選挙結果
[編集]投票率
[編集]- 地方区:58.75%(投票者数:31,439,753名)
- 全国区:58.74%(投票者数:31,436,664名)
議席数
[編集]党派 | 地方区 | 全国区 | 議席 合計 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
得票 | 比率 | 議席 | 得票 | 比率 | 議席 | ||
自由民主党 | 15,667,022 | 52.0% | 49 | 12,120,598 | 41.2% | 22 | 71 |
日本社会党 | 10,265,394 | 34.1% | 21 | 7,794,754 | 26.5% | 17 | 38 |
日本共産党 | 999,255 | 0 | 551,196 | 1.9% | 1 | 1 | |
緑風会 | 731,383 | 2.4% | 2 | 2,382,703 | 8.1% | 4 | 6 |
中小企業政治連盟 | 598,519 | 2.0% | 1 | 1 | |||
その他の党派 | 155,189 | 0 | 154,743 | 0 | 0 | ||
無所属 | 2,311,112 | 7.7% | 3 | 5,817,187 | 19.8% | 7 | 10 |
合計 | 30,129,355 | 75 | 29,420,419 | 52 | 127 |
政党/無所属 | 改選 | 非改選 | 合計 |
---|---|---|---|
与党 | 71 | 61 | 132 |
自由民主党 | 71 | 61 | 132 |
野党他 | 56 | 62 | 118 |
日本社会党 | 38 | 47 | 85 |
緑風会 | 6 | 5 | 11 |
創価学会系無所属 | 6 | 3 | 9 |
日本共産党 | 1 | 2 | 3 |
諸派(中小企業政治連盟) | 1 | 0 | 1 |
無所属 | 4 | 5 | 9 |
合計 | 127 | 123 | 250 |
政党・政治団体
[編集]自由民主党
総裁 | 副総裁 | 幹事長 | 総務会長 | 政務調査会長 | 国会対策委員長 | 参議院議員会長 |
---|---|---|---|---|---|---|
岸信介 | 大野伴睦 | 福田赳夫 | 益谷秀次 | 中村梅吉 | 村上勇 | 重宗雄三 |
日本社会党
中央執行委員長 | 書記長 | 政策審議会長 | 国会対策委員長 | 参議院議員会長 |
---|---|---|---|---|
鈴木茂三郎 | 浅沼稲次郎 | 勝間田清一 | 山本幸一 | 岡田宗司 |
緑風会
創価学会系無所属
中央執行委員長 | 中央執行副委員長 | 書記長 | 政務調査会長 |
---|---|---|---|
原島宏治 | 北条浩 | 龍年光 | 小平芳平 |
日本共産党
議長 | 書記長 | 中央委員 | 中央委員 | 中央委員 | 中央委員 |
---|---|---|---|---|---|
野坂参三 | 宮本顕治 | 志賀義雄 | 袴田里見 |
議員
[編集]この選挙で選挙区当選
[編集]自民党 社会党 緑風会 無所属 創価学会系無所属
北海道 | 青森県 | 岩手県 | 宮城県 | 秋田県 | 山形県 | 福島県 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
米田勲 | 堀末治 | 井川伊平 | 千葉信 | 佐藤尚武 | 谷村貞治 | 村松久義 | 松野孝一 | 村山道雄 | 石原幹市郎 | 田畑金光 |
茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 | 千葉県 | ||||||
大森創造 | 武藤常介 | 戸叶武 | 湯沢三千男 | 大和与一 | 最上英子 | 小林英三 | 天田勝正 | 小沢久太郎 | 加瀬完 | |
神奈川県 | 山梨県 | 東京都 | 新潟県 | 富山県 | ||||||
河野謙三 | 田上松衛 | 安田敏雄 | 柏原ヤス | 市川房枝 | 鮎川金次郎 | 黒川武雄 | 佐藤芳男 | 武内五郎 | 桜井志郎 | |
石川県 | 福井県 | 長野県 | 岐阜県 | 静岡県 | 愛知県 | 三重県 | ||||
鳥畠徳次郎 | 高橋衛 | 羽生三七 | 木内四郎 | 田中啓一 | 太田正孝 | 小林武治 | 青柳秀夫 | 杉浦武雄 | 近藤信一 | 井野碩哉 |
滋賀県 | 京都府 | 大阪府 | 兵庫県 | 奈良県 | 和歌山県 | |||||
村上義一 | 井上清一 | 永末英一 | 赤間文三 | 村尾重雄 | 亀田得治 | 岡崎真一 | 青田源太郎 | 松沢兼人 | 木村篤太郎 | 野村吉三郎 |
鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 | 徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 | ||
中田吉雄 | 佐野広 | 秋山長造 | 加藤武徳 | 宮沢喜一 | 藤田進 | 吉武恵市 | 三木與吉郎 | 津島壽一 | 増原恵吉 | 寺尾豊 |
福岡県 | 佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 | 大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 | ||||
吉田法晴 | 野田俊作 | 剱木亨弘 | 鍋島直紹 | 藤野繁雄 | 桜井三郎 | 松野鶴平 | 村上春蔵 | 二見甚郷 | 西郷吉之助 | 谷口慶吉 |
この選挙で全国区当選
[編集]自民党 社会党 緑風会 共産党 中小企業政治連盟 無所属 創価学会系無所属
1位-10位 | 米田正文 | 鹿島守之助 | 辻政信 | 前田久吉 | 石田次男 | 金丸冨夫 | 奥むめお | 重政庸徳 | 天埜良吉 | 大倉精一 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11位-20位 | 石谷憲男 | 赤松常子 | 加賀山之雄 | 中尾辰義 | 小平芳平 | 野上元 | 木村禧八郎 | 鮎川義介 | 原島宏治 | 下村定 |
21位-30位 | 北畠教真 | 松本治一郎 | 植垣弥一郎 | 梶原茂嘉 | 上林忠次 | 牛田寛 | 山本伊三郎 | 岡三郎 | 青木一男 | 鹿島俊雄 |
31位-40位 | 鶴園哲夫 | 大谷贇雄 | 鈴木恭一 | 横山フク | 岡村文四郎 | 山本杉 | 阿具根登 | 高瀬荘太郎 | 永岡光治 | 高野一夫 |
41位-50位 | 久保等 | 野本品吉 | 田中清一 | 山口重彦 | 千葉千代世 | 須藤五郎 | 川上為治 | 基政七 | 豊瀬禎一 | 徳永正利 |
51位-52位 | 中村順造 | 向井長年 |
---|
補欠当選
[編集]- 熊本選挙区 桜井三郎(1960.4.8死去)→野上進(1960.5.18補欠当選)
- 宮崎選挙区 二見甚郷(辞職)→温水三郎(1961.12.10補欠当選)
- 熊本選挙区 松野鶴平(1962.10.18死去)→沢田一精(1962.7.1補欠当選)
- 栃木選挙区 湯沢三千男(1963.2.21死去)→坪山徳弥(1963.4.6補欠当選)
- 福岡選挙区 吉田法晴(北九州市長選立候補による辞任)→小宮市太郎(1963.4.9補欠当選)
- 茨城選挙区 武藤常介(1963.8.6死去)→鈴木一司(1963.9.18補欠当選)
- 愛知選挙区 杉浦武雄(1963.9.12死去)→八木一郎(1963.10.28補欠当選)
- 京都選挙区 永末英一(衆院選立候補による辞任)→植木光教(1963.12.10補欠当選)
- 和歌山選挙区 野村吉三郎(1964.5.8死去)→和田鶴一(1964.6.21補欠当選)
- 岡山選挙区 秋山長造、加藤武徳(共に岡山県知事選立候補による辞任)→秋山長造、木村睦男(1964.12.9補欠当選)
この選挙で初当選
[編集]- 計51名
※初当選者のうち、衆議院議員経験者には「※」、貴族院議員経験者には「△」の表示がある。
- 自由民主党
- 28名
- 日本社会党
- 14名
- 無所属
- 3名
- 創価学会系無所属
- 6名
この選挙で返り咲き
[編集]- 計5名
- 自由民主党
- 2名
- 日本社会党
- 2名
- 日本共産党
- 1名
この選挙で引退・不出馬
[編集]- 計25名
- 自由民主党
- 15名
- 日本社会党
- 3名
- 緑風会
- 5名
- 第十七控室
- 1名
- 無所属クラブ
- 1名
この選挙で落選
[編集]- 計21名
- 自由民主党
- 11名
- 日本社会党
- 5名
- 緑風会
- 3名
- 無所属
- 2名
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 佐藤令 (2005年12月). “戦後の補欠選挙” (PDF). 国立国会図書館. 2016年5月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 自民党が参議院の絶対多数を確保 - NHK放送史
- 参議院議員通常選挙の定数,立候補者数,選挙当日有権者数,投票者数及び投票率(昭和22年~平成16年) - 総務省統計局アーカイブ
- 参議院議員通常選挙の男女別立候補者数,当選者数及び当選率(昭和22年~平成16年) - 総務省統計局アーカイブ
- 参議院議員通常選挙の党派別当選者数及び得票数(昭和22年~平成16年) - 総務省統計局アーカイブ
- 参議院議員選挙当選無効訴訟関係資料(中田吉雄氏旧蔵)|国立国会図書館 憲政資料室