大阪府第6区 (中選挙区)
大阪府第6区(おおさかふだい6く)は、かつて存在した衆議院の選挙区。1964年に大阪府第1区より分割され設置された。定数は3。
区域
[編集]1992年(平成4年)の公職選挙法改正当時の区域は以下のとおりである(定数3)[1]。小選挙区制度導入後、中央区・天王寺区・生野区は大阪府第1区、阿倍野区・東住吉区・平野区は大阪府第2区となった。
1975年(昭和50年)の公職選挙法改正当時の区域は以下のとおりである(定数3)[2]。なお、東区の区域は1989年に合併により中央区になった以降、第39回(1990年)総選挙は大阪府第2区のままで、2023年現在、中選挙区制最後の選挙である第40回(1993年)中央区全域が大阪府第6区になった。[3]。
- 大阪市
- 天王寺区
- 南区
- 生野区
- 阿倍野区
- 東住吉区
- 平野区
1964年(昭和39年)の公職選挙法改正当時の区域は以下のとおりである(定数3)[4]。
- 大阪市
- 天王寺区
- 南区
- 生野区
- 阿倍野区
- 東住吉区
選出議員
[編集]選挙名 | 年 | #1 | #2 | #3 |
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第31回衆議院議員総選挙 | 1967年 | 和爾俊二郎 (自由民主党) |
北側義一 (公明党) |
吉田泰造 (民主社会党) |
第32回衆議院議員総選挙 | 1969年 | 左藤恵 (自由民主党) |
北側義一 (公明党) |
吉田泰造 (民主社会党) |
第33回衆議院議員総選挙 | 1972年 | 神崎敏雄 (日本共産党) |
左藤恵 (自由民主党) |
北側義一 (公明党) |
第34回衆議院議員総選挙 | 1976年 | 中馬弘毅 (新自由クラブ) |
左藤恵 (自由民主党) |
北側義一 (公明党) |
第35回衆議院議員総選挙 | 1979年 | 北側義一 (公明党) |
神崎敏雄 (日本共産党) |
左藤恵 (自由民主党) |
第36回衆議院議員総選挙 | 1980年 | 左藤恵 (自由民主党) |
中馬弘毅 (新自由クラブ) |
北側義一 (公明党) |
第37回衆議院議員総選挙 | 1983年 | 矢追秀彦 (公明党) |
中馬弘毅 (新自由クラブ) |
左藤恵 (自由民主党) |
第38回衆議院議員総選挙 | 1986年 | 左藤恵 (自由民主党) |
矢追秀彦 (公明党) |
石井郁子 (日本共産党) |
第39回衆議院議員総選挙 | 1990年 | 左藤恵 (自由民主党) |
矢追秀彦 (公明党) |
中馬弘毅 (無所属) |
第40回衆議院議員総選挙 | 1993年 | 左藤恵 (新生党) |
佐藤茂樹 (公明党) |
中馬弘毅 (自由民主党) |
選挙結果
[編集]第40回衆議院議員総選挙 (1993年(平成5年)7月18日執行)
当日有権者数:528,430人 投票率:63.48%(前回比:)一票の格差:1.565倍
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 左藤恵 | 69 | 新生党 | 前 | 87,479票 | 26.4% |
当 | 佐藤茂樹 | 34 | 公明党 | 新 | 73,890票 | 22.3% |
当 | 中馬弘毅 | 56 | 自由民主党 | 前 | 70,020票 | 21.2% |
石井郁子 | 52 | 日本共産党 | 元 | 66,494票 | 20.1% | |
三木詔一 | 50 | 日本新党 | 新 | 27,935票 | 8.4% | |
増山佳延 | 33 | 無所属 | 新 | 4,050票 | 1.2% | |
高橋いく子 | 42 | 雑民党 | 新 | 946票 | 0.3% |
- 小選挙区制度導入後の第41回衆議院議員総選挙以降、中馬は1区、左藤は2区、佐藤・石井は比例近畿ブロックで活動した。
第39回衆議院議員総選挙 (1990年(平成2年)2月18日執行)
当日有権者数:507,054人 投票率:65.94%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 左藤恵 | 65 | 自由民主党 | 前 | 82,226票 | 24.8% | |
当 | 矢追秀彦 | 56 | 公明党 | 前 | 73,579票 | 22.2% | |
当 | 中馬弘毅 | 53 | 無所属 | 元 | 62,718票 | 18.9% | |
石井郁子 | 49 | 日本共産党 | 前 | 58,891票 | 17.8% | ||
網本浩幸 | 47 | 無所属 | 新 | 54,116票 | 16.3% | 社会党・民社党・社民連推薦 |
第38回衆議院議員総選挙 (1986年(昭和61年)7月6日執行)
当日有権者数:500,665人 投票率:67.17%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 左藤恵 | 62 | 自由民主党 | 前 | 102,200票 | 31.2% |
当 | 矢追秀彦 | 52 | 公明党 | 前 | 79,672票 | 24.3% |
当 | 石井郁子 | 45 | 日本共産党 | 新 | 76,197票 | 23.3% |
中馬弘毅 | 49 | 新自由クラブ | 前 | 69,603票 | 21.2% |
第37回衆議院議員総選挙 (1983年(昭和58年)12月18日執行)
当日有権者数:497,039人 投票率:59.22%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 矢追秀彦 | 50 | 公明党 | 新 | 77,907票 | 26.7% |
当 | 中馬弘毅 | 47 | 新自由クラブ | 前 | 73,641票 | 25.2% |
当 | 左藤恵 | 59 | 自由民主党 | 前 | 71,104票 | 24.4% |
神崎敏雄 | 71 | 日本共産党 | 元 | 69,057票 | 23.7% |
第36回衆議院議員総選挙 (1980年(昭和55年)6月22日執行)
当日有権者数:514,614人 投票率:67.55%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 左藤恵 | 56 | 自由民主党 | 前 | 98,235票 | 28.7% |
当 | 中馬弘毅 | 43 | 新自由クラブ | 元 | 75,772票 | 22.2% |
当 | 北側義一 | 53 | 公明党 | 前 | 73,757票 | 21.6% |
神崎敏雄 | 67 | 日本共産党 | 前 | 68,992票 | 20.2% | |
森寿子 | 47 | 日本社会党 | 新 | 24,955票 | 7.3% |
第35回衆議院議員総選挙 (1979年(昭和54年)10月7日執行)
当日有権者数:518,524人 投票率:60.62%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 北側義一 | 52 | 公明党 | 前 | 81,011票 | 26.1% |
当 | 神崎敏雄 | 66 | 日本共産党 | 元 | 79,742票 | 25.7% |
当 | 左藤恵 | 55 | 自由民主党 | 前 | 66,710票 | 21.5% |
中馬弘毅 | 42 | 新自由クラブ | 前 | 59,345票 | 19.1% | |
森寿子 | 47 | 日本社会党 | 新 | 24,040票 | 7.7% |
第34回衆議院議員総選挙 (1976年(昭和51年)12月5日執行)
当日有権者数:545,573人 投票率:63.55%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 中馬弘毅 | 40 | 新自由クラブ | 新 | 89,197票 | 26.1% |
当 | 左藤恵 | 52 | 自由民主党 | 現 | 76,099票 | 22.3% |
当 | 北側義一 | 49 | 公明党 | 現 | 75,813票 | 22.2% |
神崎敏雄 | 64 | 日本共産党 | 現 | 62,050票 | 18.1% | |
山本敬一 | 58 | 日本社会党 | 新 | 38,778票 | 11.3% |
第33回衆議院議員総選挙 (1972年(昭和47年)12月10日執行)
当日有権者数:586,125人 投票率:60.16%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 神崎敏雄 | 60 | 日本共産党 | 新 | 81,775票 | 23.5% |
当 | 左藤恵 | 48 | 自由民主党 | 前 | 72,667票 | 20.9% |
当 | 北側義一 | 45 | 公明党 | 前 | 69,856票 | 20.1% |
山本敬一 | 54 | 日本社会党 | 新 | 46,511票 | 13.4% | |
吉田泰造 | 47 | 民社党 | 前 | 46,024票 | 13.2% | |
中馬弘毅 | 36 | 無所属 | 新 | 29,729票 | 8.6% | |
吉川寛 | 32 | 民主理想党 | 新 | 613票 | 0.2% | |
桝井恒義 | 64 | 無所属 | 新 | 329票 | 0.09% |
第32回衆議院議員総選挙 (1969年(昭和44年)12月27日執行)
当日有権者数:596,510人 投票率:56.37%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 左藤恵 | 45 | 自由民主党 | 新 | 80,836票 | 24.5% |
当 | 北側義一 | 42 | 公明党 | 前 | 79,234票 | 24.0% |
当 | 吉田泰造 | 44 | 民主社会党 | 前 | 63,013票 | 19.1% |
神崎敏雄 | 57 | 日本共産党 | 新 | 55,118票 | 16.7% | |
椿繁夫 | 59 | 日本社会党 | 新 | 51,953票 | 15.7% |
第31回衆議院議員総選挙 (1967年(昭和42年)1月29日執行)
当日有権者数:558,137人 投票率:64.97%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 和爾俊二郎 | 64 | 自由民主党 | 前 | 96,078票 | 27.0% |
当 | 北側義一 | 39 | 公明党 | 新 | 66,832票 | 18.8% |
当 | 吉田泰造 | 42 | 民主社会党 | 新 | 60,366票 | 17.0% |
野原覚 | 56 | 日本社会党 | 前 | 59,690票 | 16.8% | |
志賀義雄 | 66 | 日本共産党(日本のこえ) | 前 | 38,503票 | 10.8% | |
神崎敏雄 | 54 | 日本共産党 | 新 | 30,844票 | 8.7% | |
石田正一 | 53 | 無所属 | 新 | 1,836票 | 0.5% | |
中野高明 | 37 | 無所属 | 新 | 891票 | 0.2% | |
安田桂造 | 51 | 無所属 | 新 | 677票 | 0.2% |
脚注
[編集]- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第125回国会 制定法律の一覧 >法律第九十七号(平四・一二・一六)”. 衆議院 (1992年12月16日). 2022年1月23日閲覧。地名は1992年(平成4年)当時のものである。
- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第075回国会 制定法律の一覧 >法律第六十三号(昭五〇・七・一五)”. 衆議院 (1975年7月15日). 2022年1月23日閲覧。地名は1975年(昭和50年)当時のものである。
- ^ 法律第六十九号(平元・一一・一七)により追加された公職選挙法(昭和二十五年法律第百号)附則第十三項「衆議院議員の二以上の選挙区にわたつて新たに設置された指定都市の区に係る衆議院議員の選挙区については、第十三条、第二百六十九条、附則第七項及び別表第一の規定にかかわらず、当該区が設置された日以後二度目に行われる衆議院議員の総選挙前に行われる衆議院議員の選挙に限り、なお従前の区域による。」“衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第116回国会 制定法律の一覧 >法律第六十九号(平元・一一・一七) 公職選挙法の一部を改正する法律”. 衆議院 (1989年11月17日). 2022年1月23日閲覧。
- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第046回国会 制定法律の一覧 >公職選挙法の一部を改正する法律 法律第百三十二号(昭三九・七・二)”. 衆議院 (1964年7月2日). 2022年1月23日閲覧。地名は1964年(昭和39年)当時のものである。