愛知県第6区 (中選挙区)
愛知県第6区(あいちけんだい6く)は、かつて存在した衆議院の選挙区。1967年の第31回衆議院議員総選挙に際し、旧愛知1区(名古屋市全域)から臨海部が分割された。当初の定数は3、その後1976年の第34回衆議院議員総選挙から廃止時までの定数は4。尚、1975年に名東区新設時に一部地域(昭和区の一部、梅森坂学区)が旧愛知6区から旧愛知1区に復帰したので選挙区から外れた。現在の小選挙区では、3区、4区の全域と、5区の一部(名古屋市中川区)に該当する。
区域
[編集]1975年(昭和50年)の公職選挙法改正当時の区域は以下のとおりである(定数4)[1]。
1964年(昭和39年)の公職選挙法改正当時の区域は以下のとおりである(定数3)[2]。
- 名古屋市
- 昭和区
- 瑞穂区
- 熱田区
- 中川区
- 港区
- 南区
- 緑区
選出議員
[編集]選挙名 | 年 | #1 | #2 | #3 | #4 |
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第31回衆議院議員総選挙 | 1967年 | 辻寛一 (自由民主党) |
塚本三郎 (民主社会党) |
石田幸四郎 (公明党) |
|
第32回衆議院議員総選挙 | 1969年 | 赤松勇 (日本社会党) |
塚本三郎 (民社党) |
辻寛一 (自由民主党) | |
第33回衆議院議員総選挙 | 1972年 | 赤松勇 (日本社会党) |
石田幸四郎 (公明党) |
塚本三郎 (民社党) | |
第34回衆議院議員総選挙 | 1976年 | 塚本三郎 (民社党) |
石田幸四郎 (公明党) |
安藤巌 (日本共産党) |
水平豊彦 (無所属) |
第35回衆議院議員総選挙 | 1979年 | 塚本三郎 (民社党) |
石田幸四郎 (公明党) |
安藤巌 (日本共産党) |
水平豊彦 (自由民主党) |
第36回衆議院議員総選挙 | 1980年 | 塚本三郎 (民社党) |
水平豊彦 (自由民主党) |
石田幸四郎 (公明党) |
安藤巌 (日本共産党) |
第37回衆議院議員総選挙 | 1983年 | 塚本三郎 (民社党) |
石田幸四郎 (公明党) |
横江金夫 (日本社会党) |
水平豊彦 (自由民主党) |
第38回衆議院議員総選挙 | 1986年 | 塚本三郎 (民社党) |
片岡武司 (自由民主党) |
石田幸四郎 (公明党) |
安藤巌 (日本共産党) |
第39回衆議院議員総選挙 | 1990年 | 赤松広隆 (日本社会党) |
片岡武司 (自由民主党) |
石田幸四郎 (公明党) |
塚本三郎 (民社党) |
第40回衆議院議員総選挙 | 1993年 | 赤松広隆 (日本社会党) |
石田幸四郎 (公明党) |
大谷忠雄 (新生党) |
片岡武司 (自由民主党) |
選挙結果
[編集]第35回〜第40回 (1979年〜1993年)
[編集]第40回衆議院議員総選挙 (1993年(平成5年)7月18日執行)
当日有権者数:833,480人 投票率:59.49%(前回比:) 一票の格差:1.852倍
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 赤松広隆 | 45 | 日本社会党 | 前 | 100,372票 | 20.4% |
当 | 石田幸四郎 | 62 | 公明党 | 前 | 89,761票 | 18.3% |
当 | 大谷忠雄 | 57 | 新生党 | 新 | 89,269票 | 18.2% |
当 | 片岡武司 | 43 | 自由民主党 | 前 | 79,090票 | 16.1% |
塚本三郎 | 66 | 民社党 | 前 | 65,296票 | 13.3% | |
瀬古由起子 | 45 | 日本共産党 | 新 | 63,306票 | 12.9% | |
渡辺恵子 | 39 | 無所属 | 新 | 1,601票 | 0.3% | |
中村敦 | 34 | 無所属 | 新 | 1,418票 | 0.3% | |
伊藤真 | 36 | 無所属 | 新 | 877票 | 0.2% |
第39回衆議院議員総選挙 (1990年(平成2年)2月18日執行)
当日有権者数:795,138人 投票率:65.43%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 赤松広隆 | 41 | 日本社会党 | 新 | 135,751票 | 26.3% |
当 | 片岡武司 | 40 | 自由民主党 | 前 | 126,364票 | 24.4% |
当 | 石田幸四郎 | 59 | 公明党 | 前 | 90,263票 | 17.5% |
当 | 塚本三郎 | 62 | 民社党 | 前 | 80,356票 | 15.5% |
安藤巌 | 65 | 日本共産党 | 前 | 71,693票 | 13.9% | |
近藤浩 | 29 | 無所属 | 新 | 12,571票 | 2.4% |
第38回衆議院議員総選挙 (1986年(昭和61年)7月6日執行)
当日有権者数:749,419人 投票率:60.37%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 塚本三郎 | 59 | 民社党 | 前 | 103,398票 | 23.2% |
当 | 片岡武司 | 36 | 自由民主党 | 新 | 91,540票 | 20.5% |
当 | 石田幸四郎 | 55 | 公明党 | 前 | 74,885票 | 16.8% |
当 | 安藤巌 | 61 | 日本共産党 | 元 | 71,619票 | 16.1% |
横江金夫 | 52 | 日本社会党 | 前 | 65,755票 | 14.7% | |
細野純子 | 38 | 無所属 | 新 | 38,927票 | 8.7% |
第37回衆議院議員総選挙 (1983年(昭和58年)12月18日執行)
当日有権者数:724,191人 投票率:58.95%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 塚本三郎 | 56 | 民社党 | 前 | 105,748票 | 24.9% |
当 | 石田幸四郎 | 53 | 公明党 | 前 | 85,237票 | 20.1% |
当 | 横江金夫 | 49 | 日本社会党 | 新 | 83,356票 | 19.6% |
当 | 水平豊彦 | 51 | 自由民主党 | 前 | 78,983票 | 18.6% |
安藤巌 | 58 | 日本共産党 | 前 | 71,133票 | 16.8% |
第36回衆議院議員総選挙 (1980年(昭和55年)6月22日執行)
当日有権者数:701,713人 投票率:67.07%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 塚本三郎 | 53 | 民社党 | 前 | 121,618票 | 26.2% |
当 | 水平豊彦 | 48 | 自由民主党 | 前 | 112,234票 | 24.2% |
当 | 石田幸四郎 | 49 | 公明党 | 前 | 76,194票 | 16.4% |
当 | 安藤巌 | 55 | 日本共産党 | 前 | 75,468票 | 16.3% |
横江金夫 | 46 | 日本社会党 | 新 | 74,545票 | 16.1% | |
秋山秀男 | 38 | 無所属 | 新 | 1,889票 | 0.4% | |
小池薫 | 29 | 無所属 | 新 | 1,371票 | 0.3% |
第35回衆議院議員総選挙 (1979年(昭和54年)10月7日執行)
当日有権者数:695,975人 投票率:59.52%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 塚本三郎 | 52 | 民社党 | 前 | 109,834票 | 26.7% |
当 | 石田幸四郎 | 49 | 公明党 | 前 | 81,264票 | 19.8% |
当 | 安藤巌 | 54 | 日本共産党 | 前 | 78,684票 | 19.1% |
当 | 水平豊彦 | 47 | 自由民主党 | 前 | 70,032票 | 17.0% |
横江金夫 | 45 | 日本社会党 | 新 | 65,643票 | 16.0% | |
内柱綾子 | 58 | 無所属 | 新 | 3,576票 | 0.9% | |
金丸義男 | 28 | 無所属 | 新 | 1,980票 | 0.5% |
第31回〜第34回 (1967年〜1976年)
[編集]第34回衆議院議員総選挙 (1976年(昭和51年)12月5日執行)
当日有権者数:692,814人 投票率:69.03%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 塚本三郎 | 49 | 民社党 | 現 | 105,181票 | 22.2% |
当 | 石田幸四郎 | 46 | 公明党 | 現 | 91,487票 | 19.3% |
当 | 安藤巌 | 51 | 日本共産党 | 新 | 73,309票 | 15.4% |
当 | 水平豊彦 | 44 | 無所属 | 新 | 69,259票 | 14.6% |
赤松勇 | 66 | 日本社会党 | 現 | 68,290票 | 14.4% | |
辻寛一 | 71 | 自由民主党 | 元 | 64,924票 | 13.7% | |
西八郎 | 27 | 無所属 | 新 | 2,191票 | 0.5% |
- 1975年に昭和区の一部が名東区新設により愛知1区に選挙区が戻り愛知県第6区から離れた。
第33回衆議院議員総選挙 (1972年(昭和47年)12月10日執行)
当日有権者数:690,510人 投票率:64.48%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 赤松勇 | 62 | 日本社会党 | 前 | 95,051票 | 21.4% |
当 | 石田幸四郎 | 42 | 公明党 | 元 | 93,500票 | 21.1% |
当 | 塚本三郎 | 45 | 民社党 | 前 | 91,389票 | 20.7% |
辻寛一 | 67 | 自由民主党 | 前 | 91,053票 | 20.6% | |
中村宏 | 53 | 日本共産党 | 新 | 70,426票 | 15.9% | |
近藤政治郎 | 47 | 無所属 | 新 | 914票 | 0.2% |
第32回衆議院議員総選挙 (1969年(昭和44年)12月27日執行)
当日有権者数:667,551人 投票率:58.48%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 赤松勇 | 59 | 日本社会党 | 元 | 102,610票 | 26.5% |
当 | 塚本三郎 | 42 | 民社党 | 前 | 89,167票 | 23.0% |
当 | 辻寛一 | 64 | 自由民主党 | 前 | 87,496票 | 22.6% |
石田幸四郎 | 39 | 公明党 | 前 | 76,269票 | 19.7% | |
中村宏 | 50 | 日本共産党 | 新 | 32,088票 | 8.3% |
第31回衆議院議員総選挙 (1967年(昭和42年)1月29日執行)
当日有権者数:604,102人 投票率:66.84%(前回比:)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 辻寛一 | 61 | 自由民主党 | 前 | 83,603票 | 20.9% |
当 | 塚本三郎 | 39 | 民主社会党 | 元 | 81,013票 | 20.3% |
当 | 石田幸四郎 | 36 | 公明党 | 新 | 74,891票 | 18.7% |
草川昭三 | 38 | 日本社会党 | 新 | 71,388票 | 17.9% | |
赤松勇 | 57 | 日本社会党 | 前 | 62,085票 | 15.5% | |
中村宏 | 47 | 日本共産党 | 新 | 26,796票 | 6.7% |
脚注
[編集]- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第075回国会 制定法律の一覧 >法律第六十三号(昭五〇・七・一五)”. 衆議院 (1975年7月15日). 2022年1月23日閲覧。地名は1975年(昭和50年)当時のものである。
- ^ “衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第046回国会 制定法律の一覧 >公職選挙法の一部を改正する法律 法律第百三十二号(昭三九・七・二)”. 衆議院 (1964年7月2日). 2022年1月23日閲覧。地名は1964年(昭和39年)当時のものである。