近藤信輔
こんどう しんすけ 近藤 信輔 | |
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職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2011年 - |
ジャンル |
少年漫画 青年漫画 |
近藤 信輔(こんどう しんすけ)は、日本の漫画家。早稲田大学卒業[1]。
来歴
[編集]大学時代には「早稲田大学漫画研究会」やサークル「WSMK」に所属していた[1][2]。
当初はギャグ漫画家を志し、ジャンプ系漫画新人賞にギャグ漫画を投稿する。しかし、第63回(2005年下半期)赤塚賞「麗!!柔道五人娘。」、第64回(2006年上半期)赤塚賞「ローリング男衆」、第43回(2006年10月期)ジャンプ十二傑新人漫画賞(審査員:久保帯人)「STEEL BULLET RUN -別にアメリカ大陸横断とかしません-」といずれも最終候補どまりだった。そのためストーリー漫画の原作志望に転向する。ストキン炎で2007年に「JUDOES」でネーム部門炎努力賞、2008年に「THE KILLING WAY」でネーム部門炎努力賞を受賞する[3]。
その後、サラリーマンをやりながら柔道漫画の原作担当を目指しネームを描き続ける。しかし2010年秋頃、代理原稿候補になった近藤による過去のギャグ漫画『御奉死!! 滅威怒流(ごほうし めいどりゅう)』が『週刊少年ジャンプ』副編集長(当時)の矢作康介に評価される。これをきっかけに近藤は再びギャグ漫画を描き始めるようになる[3]。
2011年春、東日本大震災や仕事・漫画などのことでストレスが溜り、「頭がパーン」となってギャグ漫画の読切を一気に30作品も書き上げた。その中で担当編集者が唯一評価したショートギャグ版『伊達先輩』をもとにバスケットボール漫画の増刊版『烈!!!伊達先パイ』を描き上げ、『少年ジャンプNEXT!』(集英社)2011 SUMMERに掲載。デビューを果たす[2]。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)に読切掲載が決まったころ、上司から異動を言い渡された。異動先が残業の多い部署で漫画を描くどころではなくなると思い、その場で「漫画家を目指すので会社辞めます」と頭を下げ、2012年3月に退職した。『週刊少年ジャンプ』2012年10号に本誌読切版「烈!!!伊達先パイ」を掲載[4]。この読切をもとに『週刊少年ジャンプ』2012年41号から2013年10号まで『烈!!!伊達先パイ』を初連載する[5][6]。
『ジャンプLIVE』(集英社)2号にて読切版「ジュウドウズ」(前後編)を掲載。これをもとに『週刊少年ジャンプ』2014年41号から2015年8号まで『ジュウドウズ』を連載する[7]。『少年ジャンプ+』(集英社)2015年3月29日と4月5日に本誌連載版の過去を描いた『ジュウドウズ外伝 柔も轟に』を短期連載する。
これ以後はネームを執筆してはボツをもらう繰り返しとなり、2018年夏には『忍者と極道』の原型となる作品を『少年ジャンプ+』連載会議に提出するが掲載には至らなかった[8]。直後、10数年間にわたり活動した集英社を離れ講談社へ『忍者と極道』の持ち込みを行い[8]、約半年後の2019年2月に同作の連載決定が告知された[9](以後の経過に関しては『忍者と極道』のページを参照されたい)。
2020年より『コミックDAYS』(講談社)にて『忍者と極道』を連載開始し[10][11]、2022年より休載を発表[12]。
人物
[編集]プリキュアシリーズの大ファンであり、作中に幾度となくパロディネタを織り込んでいる。[独自研究?]
作品リスト
[編集]連載
[編集]- 烈!!!伊達先パイ(『週刊少年ジャンプ』2012年41号[5] - 2013年10号[6]、集英社、全2巻) - 連載版のギャグ漫画。
- ジュウドウズ(『週刊少年ジャンプ』2014年41号[7] - 2015年8号、集英社、全3巻) - 連載版
- 外伝(『少年ジャンプ+』2015年3月29日 - 4月5日、集英社)
- 忍者と極道(『コミックDAYS』2020年1月20日 - 連載中、講談社、既刊13巻)
読み切り
[編集]- 烈!!!伊達先パイ(『少年ジャンプNEXT!』2011 SUMMER、集英社) - 増刊読切版のバスケットボール漫画。デビュー作。
- 烈!!!伊達先パイ(『週刊少年ジャンプ』2012年10号、集英社) - 本誌読切版のギャグ漫画。センターカラー27P。
- ジュウドウズ(『ジャンプLIVE』2号、集英社) - 読切版。
- しのびや屈(かまり)(『少年ジャンプNEXT!!』2015 vol.6[14])
イラスト
[編集]活動
[編集]2020年10月24日、『忍者と極道』の魅力を解説するトークイベント「マンガのダバナシ6:『忍者と極道』大解剖!」をZoomで開催[16]。鈴木健也とgo!go!vanillasの長谷川プリティ敬祐も出演した[16]。
関連人物
[編集]- アシスタント
- 担当編集者
脚注
[編集]- ^ a b “早稲田大学漫画研究会blog”. 2015年9月30日閲覧。
- ^ a b 『烈!!!伊達先パイ』1巻178ページ。
- ^ a b c d 『烈!!!伊達先パイ』2巻「後書き的なもの」
- ^ 『烈!!!伊達先パイ』2巻176ページ。
- ^ a b “ジャンプのギャグ新連載、伊達政宗に憧れ抱く先輩が大暴れ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年9月10日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ a b “ジャンプ新連載は女子高生の発明ギャグ「恋するエジソン」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年2月4日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ a b “近藤信輔、謎の古武術少年描くジャンプ新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年9月8日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ a b “15年の“ボツの嵐”を超え、2021年超注目作はこう生まれた。『忍者と極道』近藤信輔先生インタビュー | アル”. アル | マンガの新刊・無料情報メディア. 2021年8月8日閲覧。
- ^ “『忍者と極道』作画コンペ応募要項|DAYS NEO -デイズネオ-”. DAYS NEO -デイズネオ-. 2021年8月8日閲覧。
- ^ “忍者と極道の300年にわたる因縁バトルを描く、近藤信輔「忍者と極道」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年4月8日) 2022年1月31日閲覧。
- ^ “『忍者と極道(1)』(近藤 信輔)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年1月31日閲覧。
- ^ “近藤信輔「忍者と極道」休載に伴いコミックDAYSで全話無料公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月31日) 2022年1月31日閲覧。
- ^ “「ジュウドウズ」の近藤信輔、GEEKSの新曲ジャケに“強烈な野郎”描く”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年3月31日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ “「ジュウドウズ」の近藤信輔、新作は“東の修羅の国”舞台にした忍者バトル”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年12月28日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ “GEEKS、7ヶ月連続で楽曲配信決定。第1弾ジャケは近藤信輔描き下ろし” (2015年3月31日). 2015年4月2日閲覧。
- ^ a b “近藤信輔が「忍者と極道」を自ら解説、聞き手に鈴木健也とgo!go!vanillas長谷川”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年10月22日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ a b 「烈!!!伊達先パイ」2巻スタッフ紹介。
- ^ a b c d 『ジュウドウズ』3巻スタッフ紹介。
外部リンク
[編集]- 近藤信輔 (@kong_doing) - X(旧Twitter)