近藤圭子
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近藤圭子(こんどう けいこ[1]、1943年3月18日[2][3] - )は、日本の元童謡歌手、女優[3]。
東京府(現・東京都)出身[2]。精華学園女子高等学校卒業[2]。
来歴・人物
[編集]7歳よりキングレコード専属作曲家であった山本雅之に師事し、1951年、「仔豚のラッパ」でデビュー[2]。1954年にキングレコード専属となり、のちに音楽文化研究家となる長田暁二が担当ディレクターに就き、過去の名作童謡の再レコーディングを行った[2]。
1954年、テレビの連続ドラマ『星を見つめて』『私のお母さん』の主演をつとめ、日本テレビの専属タレント第一号となった[4]。
その後、童謡歌手の中でもルックスが重要視され、「八頭身美人」として人気となり、雑誌『明星』などのグラビアに美空ひばり、中村錦之助、三橋美智也などのスターに並んで毎号登場するようになり、ブロマイドの売れ行きも好調であった[2]。1961年の雑誌『少女』でのスター人気投票では5位を獲得した[3]。
1961年の高校卒業と前後して作曲家の飯田三郎に師事し歌謡曲を学び、童謡歌手からの脱皮を図る[2]。1962年の新聞のインタビュー記事では、前年にリリースした「白い花の思い出」の宣材用写真を気に入った一枚として挙げ、成長をアピールする半面で「大人になるのが怖い」と本音を述べている[5]。
妻子ある男性と心中未遂事件をおこし、1965年に芸能界を引退した[2]。
歌
[編集]- 仔豚のラッパ(1951年)
- 海ほおずきの歌(1955年)
- パン売りのロバさん(1955年) - ビタミンパン連鎖店本部「ロバのパン屋」移動販売車のBGMに使用された。
- 少女錦華の歌(1959年) - 『豹の眼』挿入歌。三船浩の「豹の眼」B面曲
- 南十字星の歌(1960年) - 『快傑ハリマオ』挿入歌。三橋美智也の「怪傑ハリマオの歌」B面曲
- ドレミファそらち信用金庫(1965年 空知信用金庫CMソング[6])
- 森の小人
- ひまわりどけい
- 白い花の思い出
- 世界名作童話劇 白雪姫 - 井口小夜子と共演
出演作品
[編集]映画
[編集]- 透明人間 (1954年、東宝) - まり[1][3]
- 続・宮本武蔵 一乗寺の決闘(1955年、東宝) - 禿りん弥
テレビドラマ
[編集]- 星を見つめて(1954年)
- 私のお母さん(1954年)
- 豹の眼(1959年 - 1960年) - 錦華
- 快傑ハリマオ(1960年 - 1961年) - れい子
- バリ島への道(1962年)
- 松本清張シリーズ・黒の組曲 / 結婚式(1963年) - 佐伯光子
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 別冊映画秘宝編集部 編『<保存版>別冊映画秘宝 東宝特撮女優大全集』洋泉社、2014年9月24日。ISBN 978-4-8003-0495-7。