速水健朗
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速水健朗 (はやみず けんろう) | |
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誕生 |
1973年11月9日(51歳) 日本・石川県金沢市 |
職業 |
ライター・編集者 ショッピングモール評論家 ポッドキャスター |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 東海大学卒業 |
代表作 |
『フード左翼とフード右翼』(2013年) 『東京β』(2016年) 『東京どこに住む?』(2016年) |
デビュー作 | 『タイアップの歌謡史』(2007年) |
公式サイト | https://hayamiz.hatenablog.com/ |
速水 健朗(はやみず けんろう、1973年11月9日[1] - )は、日本のライター・編集者。石川県金沢市生まれ[1]。新潟県立新潟南高等学校、東海大学卒業。
経歴
[編集]東海大学在学中よりアルバイトしていたアスキーにて契約編集者を務めた後に、2001年よりフリーの編集者・ライターに転身した[2]。2007年に『タイアップの歌謡史』で単著デビュー。2008年の『ケータイ小説的。』では、ケータイ小説を郊外社会とヤンキー文化の関連性という視点から考察した。速水はコンピュータ関連の編集者出身であるが、メディア論、都市論からショッピングモール研究、団地研究、音楽、文学、格闘技まで幅広い分野で執筆編集活動を行う。
造語
[編集]- ショッピングモーライゼーション
- モータリゼーションをもじった造語で、消費社会において都市のさまざまな場面がショッピングモール化し、両者の境界が曖昧化していくことを表す[3]。
- デフレカルチャー
- 速水が言うデフレカルチャーとは、1990年代以降の日本におけるデフレーション・不況が定着した状況下に適応する形で生まれた文化のこと[4]。例として速水も雑誌『小悪魔ageha』の読者モデルが持つ価値観、つまり単なる贅沢の為では無い、生活維持の為に夜も働くシングルマザーというような「堅実さを持つギャル」のライフスタイルをあげている。また、経済学者の田中秀臣もローカルアイドルの興隆もそのひとつだと述べている[5]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『タイアップの歌謡史』(洋泉社、ISBN 978-4-86248-104-7、2007年1月)
- 『自分探しが止まらない』(ソフトバンククリエイティブ、ISBN 978-4-7973-4499-8、2008年2月)
- 『ケータイ小説的。 "再ヤンキー化"時代の少女たち』(原書房、ISBN 978-4-562-04163-3、2008年6月)
- 『ラーメンと愛国』(講談社現代新書、ISBN 978-4-06-280041-9、2011年10月)
- 『都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代』(角川oneテーマ21、ISBN 978-4-04-110307-4、2012年8月)
- 『1995年』(ちくま新書、ISBN 978-4-480-06745-6、2013年11月)
- 『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』(朝日新書、ISBN 978-4-02-273539-3、2013年12月)
- 『東京β 更新され続ける都市の物語』(筑摩書房、ISBN 978-4-480-86443-7、2016年04月)
- 『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』(朝日新書、ISBN 978-4-02-273666-6、2016年05月)
- 『1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀』(東京書籍、ISBN 978-4-487-81468-8、2023年7月)
- 『これはニュースではない』(blueprint、ISBN 978-4-909852-54-0、2024年8月)
共著
[編集]- 『ブログ・オン・ビジネス 企業のためのブログ・マーケティング』[1](シックス・アパート株式会社編 日経BP社、ISBN 4-8222-4494-6、2005年)
- 『社内ブログ革命 営業・販売・開発を変えるコミュニケーション術』[1](シックス・アパート株式会社編 日経BP社、ISBN 978-4-8222-4566-5、2007年)
- 『バンド臨終図巻』(共著 円堂都司昭・栗原裕一郎・大山くまお・成松哲、河出書房新社、ISBN 978-4-309-27185-9、2010年4月)
- 『団地団 ベランダから見渡す映画論』(共著 大山顕・佐藤大、キネマ旬報社、ISBN 978-4-87376-386-6、2012年2月)
- 『ジャニ研! ジャニーズ文化論』(共著 大谷能生・矢野利裕、原書房、ISBN 978-4-562-04881-6、2012年12月)
- 『すべてのニュースは賞味期限切れである』(共著 おぐらりゅうじ、アスペクト、ISBN 978-4-7572-2383-7、2014年12月)
- 『バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで』(共著 円堂都司昭・栗原裕一郎・大山くまお・成松哲、文春文庫、ISBN 978-4-16-790759-4、2016年12月)
- 『大人のSMAP論』(共著 戸部田誠・みきーる、宝島社新書、ISBN 978-4-8002-6495-4、2016年12月)
出演
[編集]レギュラー
[編集]- 文化系トークラジオ Life(TBSラジオ、2010年1月25日未明〈24日深夜〉 -メインパーソナリティー)
- すべてのニュースは賞味期限切れである(ポッドキャスト、2021年12月23日 - )
- 速水健朗のこれはニュースではない(ポッドキャスト、2022年12月31日 - )
過去
[編集]- あしたのコンパス(フジテレビ - ホウドウキョク、月曜アンカー 2015年4月6日 - 2017年3月27日)
- FLAG7(フジテレビ - ホウドウキョク、月曜アンカー 2017年4月3日 - 2017年8月28日)
- NEWS WEB 24(NHK総合テレビ 2012年度 金曜未明(木曜深夜)「ネットナビゲーター=コメンテイター」第1期生) - 『NEWS WEB』では祝日のみ
- WOWOWぷらすと(WOWOW、MC)
- TIME LINE (TOKYO FM、 隔週火曜パーソナリティー 2015年4月 -2018年9月)
- 速水健朗のクロノス・フライデー(TOKYO FM・JFNC、金曜日パーソナリティー 2016年4月 - 2019年3月)-「クロノス」メンバーで唯一、ケリー・アンとの共演が無い。
- 新・週刊フジテレビ批評(フジテレビ、コメンテーター)
- TOKYO SLOW NEWS(TOKYO FM、2020年3月30日 - 2021年3月31日)
- シューイチ(日本テレビ、コメンテーター)
- ポリタスTV(YouTube)
脚注
[編集]- ^ a b c d 『ケータイ小説的。“再ヤンキー化”時代の少女たち』カバーの著者紹介より。
- ^ とどまらず 次へ ライター 速水健朗
- ^ 速水健朗「なぜショッピングモールなのか?」『思想地図β vol.1』 合同会社コンテクチュアズ、2010年、31-32頁。ISBN 978-4990524302。
- ^ 速水健朗 「新連載!「デフレカルチャー」 第1回 「生まれたときから不況の世代」」『講談社 現代新書カフェ~070~』 2010年6月18日。
- ^ 田中秀臣 『AKB48の経済学』 朝日新聞出版、2010年、171頁・177頁。ISBN 978-4023308725。
外部リンク
[編集]- 速水健朗 (@gotanda6) - X(旧Twitter)
- Kenro (@hayamiz_k) - Instagram
- Kenro (@hayamiz_k) - Threads
- すべてのニュースは賞味期限切れである。(速水健朗×おぐらりゅうじ) - ポッドキャスト