鄭早苗
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人物情報 | |
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別名 | 정조묘 |
生誕 |
1944年5月 大阪府大阪市 |
死没 |
2010年2月4日 大阪府茨木市 肺がん |
出身校 | 神戸大学 |
学問 | |
活動地域 | 日本 |
研究分野 | 古代朝鮮史、日朝関係史 |
指導教員 | 井上秀雄 |
学会 | 朝鮮学会、朝鮮史研究会、アジア史学会、仏教史学会、日本書紀研究会、韓国・朝鮮文化研究会 |
鄭 早苗(チョン・チョミョ/ていさなえ、정조묘、1944年5月[1] - 2010年2月4日)は、在日コリアン2世の歴史学者。専門は古代朝鮮史、日朝関係史。大谷大学教授。
来歴
[編集]大阪府大阪市生まれ。1969年神戸大学文学部を卒業後[2]、1973年大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了。大阪府在日外国人有識者会議委員、京都女性協会理事、豊中国際交流協会理事、アジア太平洋人権情報センター評議員、NPO法人在日コリアン高齢者支援センターサンボラム理事長、社団法人大阪国際理解教育研究センター理事長などを歴任した。井上秀雄に師事[3]。
2010年2月4日、肺癌のため大阪府茨木市の病院で死去[4]。65歳没。
著書
[編集]単著
[編集]共著
[編集]- (井上秀雄)『韓国・朝鮮を知るための55章』(明石書店、1992年)
- (井上正一、高敬一)『ともに生きる社会―在日コリアンの人権を考える』(大阪国際理解教育研究センター、2006年)
- (李成市、姜徳相、姜在彦、朴一、高橋哲哉、水野直樹、西野瑠美子、俵義文)「心ある日本の方々に 中学校『歴史教科書』の採択に際し、今知ってほしいこと‐共に考えましょう、子どもたちの未来のために」在日本大韓民国民団文教局 [1]
共編著
[編集]- (姜徳相、中山清隆、金両基監修)『図説韓国の歴史』(河出書房新社、1989年/新装改訂2版[ふくろうの本]、2002年)
- (滝口直子)『「自己」の揺らぎと変異―「歪んだ関係」から問いかける』(アカデミア出版会、2004.9)
訳書
[編集]- 韓国読書新聞編『韓国史の再検討』(学生社、1974年)
- 金貞培『韓国民族文化の起源』(学生社、1978年)(藤口健二、東湖、武末純一共訳)
- 金哲埈『韓国古代史研究』(学生社、1981年)(池川英勝、亀井輝一郎共訳)
- 国史編纂委員会『韓国―その人々の歴史』(帝国書院〈全訳世界の歴史教科書シリーズ〉、1983年)(井上秀雄共訳)
- 金富軾、奉宣撰『三国史記』(平凡社〈東洋文庫492〉、〈4 列伝 第1-10〉1988年/ワイド版、2006年)(井上秀雄との共訳註)
監修
[編集]- (山本冬彦、徐正禹/KMJ研究センター編)『新よりよき隣人として―在日韓国・朝鮮人の人権を考える』(KMJ研究センター、1993年)
- (井上正一、金敦子編)『きっとわかりあえるよ―在日韓国・朝鮮人問題入門』(KMJ研究センター、1997年/増補版、大阪国際理解教育研究センター、1998年)
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典2009~2011』(日外アソシエーツ、2012年)p.392
- ^ “鄭 早苗 | 研究者情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター”. jglobal.jst.go.jp. 2019年1月30日閲覧。
- ^ 井上秀雄(2004)『古代朝鮮』講談社学術文庫 解説より
- ^ “訃報 鄭早苗氏(大谷大学教授)”. 在日本大韓民国民date=2010-2-10. 2023年12月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- 鄭早苗さん死去 大谷大学教授 - ウェイバックマシン(2010年2月10日アーカイブ分)
- カムサハムニダ 追悼 鄭早苗先生 - ウェイバックマシン(2019年11月1日アーカイブ分)