酒井菜摘
酒井 菜摘 さかい なつみ | |
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2024年4月、街頭演説を行う酒井 | |
生年月日 | 1986年7月24日(38歳) |
出生地 | 日本 福岡県北九州市 |
出身校 | 自由ケ丘高等学校看護専攻科 |
前職 | 昭和大学江東豊洲病院看護師・助産師 |
所属政党 |
(旧立憲民主党→) (立憲民主党→) (無所属→) 立憲民主党 |
公式サイト | 酒井なつみ |
選挙区 | 東京15区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2024年4月29日[1] - 現職 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2019年5月1日 - 2023年12月3日 |
酒井 菜摘(さかい なつみ、1986年〈昭和61年〉7月24日 - )は、日本の政治家、看護師。立憲民主党所属の衆議院議員(2期)。江東区議会議員(2期)を歴任。活動やSNSでは酒井なつみの表記も用いる。
来歴
[編集]福岡県北九州市出身。自由ケ丘高等学校看護専攻科を卒業後、単身上京し、東京都西東京市の佐々総合病院で産婦人科の看護師として勤務。2011年助産師免許を取得。2013年より、昭和大学江東豊洲病院の周産期センターオープニングスタッフとして勤務[2][3]。
2014年、28歳で子宮頸癌に罹患。休職しながら子宮温存手術・抗がん剤治療を受け勤務を続ける[4]。2015年の統一地方選、選挙掲示板のポスターでシングルマザーや保育士の女性候補を見かけたことから政治家を志す[5]。体外受精と顕微授精による不妊治療を受け、切迫流産・早産ののち2017年長女を出産。2018年復職[6]。
2019年4月21日に行われた江東区議会議員選挙に(旧)立憲民主党公認で立候補し、初当選[7]。
2023年4月、再選。得票順位は第3位(定数44名、立候補者59名)[8]。
2023年11月14日、立憲民主党を離党[9]。11月16日、木村弥生前江東区長の辞職に伴う江東区長選挙に、立憲民主党・日本共産党・れいわ新選組・社会民主党・東京・生活者ネットワーク・緑の党グリーンズジャパンの推薦を受け無所属で立候補することを表明[10]。12月3日の告示日に立候補の届出をし、自動失職した。投開票の結果、自由民主党・公明党・国民民主党・都民ファーストの会が推薦する元東京都政策企画室政策担当部長の大久保朋果に敗れ、次点となった[11]。落選後のNHKのインタビューでは「古い政治と決別できず悔しい」と述べた[12]。
2024年2月1日、東京15区選出の柿沢未途衆議院議員が前年4月の区長選挙をめぐり逮捕・起訴されたことの責任をとり辞職[13]。同年4月4日、立憲民主党東京都連は、柿沢の辞職に伴う補欠選挙に酒井を擁立すると発表した[14]。これを受け4月8日、日本共産党は党公認候補を取り下げ酒井を支援すると発表した[15]。補選は東京15区では過去最多の9人による争いとなったが、4月28日に投開票が行われ、元参議院議員の須藤元気(無所属)やタレントの乙武洋匡(無所属、国民民主党・都民ファーストの会推薦)らを破って初当選を果たした[16]。翌29日に当選の告示がなされ[1]、同日より衆議院議員となった。
2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙では、補欠選挙にも出馬していた無所属の須藤元気に迫られるも、1,125票差の僅差で競り勝ち、再選した。(3位の自民党の大空幸星は比例復活)[17]。
政策・主張
[編集]- HPVワクチン接種推進自治体議員連盟(議連役員)[18]
- 企業・団体献金を禁止することに賛成[19]。
- 大企業・富裕層の課税強化に賛成[19]。
- 高校無償化の所得制限について「撤廃すべき」[19]。
- 非核三原則について「維持すべき」[19]。
- 憲法改正について「必要はない」[19]。
- 原子力発電への依存度について「ゼロにすべき」[19]。
- 選択的夫婦別姓の制度導入に賛成[19]。
- 同性婚を可能とすることに賛成[19]。
選挙歴
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 2019年江東区議会議員選挙 | 2019年4月21日 | 32 | ーー | 立憲民主党 | 4622票 | ーー | 44 | 6/57 | / |
当 | 2023年江東区議会議員選挙 | 2023年4月23日 | 36 | ーー | 立憲民主党 | 8067票 | ーー | 44 | 3/59 | / |
落 | 2023年江東区長選挙 | 2023年12月10日 | 37 | ーー | 無所属 | 3万4202票 | ーー | 1 | 2/5 | / |
当 | 第49回衆議院議員補欠選挙 | 2024年4月28日 | 37 | 東京15区 | 立憲民主党 | 4万9476票 | 28.98% | 1 | 1/9 | / |
当 | 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年10月27日 | 38 | 東京15区 | 立憲民主党 | 6万6791票 | 27.52% | 1 | 1/5 | / |
脚注
[編集]- ^ a b 『官報』令和6年(2024年)5月2日 本紙 第1214号 p.6 「国会事項」
- ^ “衆議院議員 酒井なつみ|立憲民主党東京都第15区総支部長”. 衆議院議員 酒井なつみ|立憲民主党東京都第15区総支部長 (2023年12月4日). 2024年11月10日閲覧。
- ^ 2019年12月28日 #がん #不妊治療 #妊孕性 (2019年12月28日). “我が子が育つ未来に生きるために。子宮頸がんの闘病、不妊治療を乗り越えて母になった私の、人生の決断。<前編> | UMU”. 2024年11月10日閲覧。
- ^ たまひよ編集部 (2019年9月10日). “28才で子宮頸がんに。闘病、不妊治療、出産を経て議員になったあるママの挑戦|たまひよ”. st.benesse.ne.jp. 2024年11月10日閲覧。
- ^ 2020年1月3日 #がん #不妊治療 #妊孕性 (2020年1月3日). “我が子が育つ未来に生きるために。子宮頸がんの闘病、不妊治療を乗り越えて母になった私の、人生の決断。<後編> | UMU”. 2024年11月10日閲覧。
- ^ 立憲民主党. “「不妊治療、がん治療を乗り越えて。多様な課題を解決する、まちづくりとしての政治」東京都江東区 酒井なつみ インタビュー #41”. 立憲民主党. 2024年11月10日閲覧。
- ^ 江東区. “開票結果”. 江東区. 2024年11月10日閲覧。
- ^ “江東区議会議員選挙 - 2023年04月23日投票 | 東京都江東区”. 選挙ドットコム. 2024年11月10日閲覧。
- ^ “江東区長選、酒井氏が立候補表明 区議2期目、立憲など支持へ”. 朝日新聞. (2023年11月16日) 2024年4月29日閲覧。
- ^ “江東区長選に酒井氏出馬へ 元立憲・区議 /東京”. 毎日新聞. (2023年11月17日) 2023年11月17日閲覧。
- ^ “江東区長選挙 - 2023年12月10日投票 | 東京都江東区”. 選挙ドットコム. 2023年12月10日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2023年12月11日). “東京 江東区長選挙 大久保朋果氏当選 自・公・国・都ファ推薦 | NHK”. NHKニュース. 2023年12月10日閲覧。
- ^ “柿沢未途 前法務副大臣が議員辞職 公選法違反などの罪で起訴”. NHK (2024年2月1日). 2024年2月1日閲覧。
- ^ “立民都連が酒井菜摘氏の擁立発表 衆院東京15区補選 共産と候補者調整を進める意向も示す”. 東京新聞 (2024年4月4日). 2024年4月4日閲覧。
- ^ “東京15区補選、候補取り下げ 共産、立民新人支援”. 時事通信. (2024年4月8日) 2024年4月8日閲覧。
- ^ “東京15区 立民 酒井菜摘氏が当選 衆議院補欠選挙”. NHK. (2024年4月28日) 2024年4月28日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2024年10月28日). “衆院選 東京15区 酒井菜摘氏 2回目の当選 | NHK”. NHKニュース. 2024年11月10日閲覧。
- ^ “メンバー:HPVV自治体議員連盟”. HPVV自治体議員連盟. 2024年10月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “東京15区 衆議院補欠選挙2024 候補者アンケート”. NHK選挙WEB. 2024年10月5日閲覧。