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金子光希

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金子光希
福島5Rレース後(2024年2月14日)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 千葉県
生年月日 (1982-03-10) 1982年3月10日(42歳)
身長 169cm
体重 54kg
血液型 B型
騎手情報
所属団体 JRA
初免許年 2000年
免許区分 障害
経歴
所属 美浦・矢野進(2000.3.1 - 2008.2.29)
美浦・フリー(2008.3.1 - 2023.9.4)
美浦・上原佑紀(2023.9.5 - 2024.6.20)
美浦・フリー(2024.6.21 - )[1]
テンプレートを表示

金子 光希(かねこ みつき、1982年3月10日 - )は日本中央競馬会 (JRA) の騎手

略歴

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競馬学校騎手課程第16期生で、同期には梶晃啓嘉藤貴行小林慎一郎鈴来直人田嶋翔西原玲奈畑端省吾服部剛史がいる[2]

2000年3月1日美浦トレーニングセンター矢野進厩舎所属として騎手免許取得。同厩舎にかつて所属していた蛯名正義は兄弟子にあたり、金子が目標とする騎手でもある[3]。 同年3月4日中山競馬第3日第2競走で初騎乗(アンデス、13着)、2か月後の5月6日福島競馬第6競走でキャロルグリーンに騎乗し初勝利を挙げている。

デビュー当初(48キログラム)に比べ体重が増え始め、2002年から騎乗機会の確保の意味もあり障害競走にも騎乗していたが、減量騎手から外れた2003年以降は騎乗機会が減少。2012年に平地競走への騎乗が初めて0回となると、2013年の騎手免許更新では平地免許の更新を行わず、3月1日付で障害競走限定の免許となる[4]

2015年新潟ジャンプステークスで8番人気のティリアンパープルに騎乗し優勝、デビュー15年目にして待望の重賞初制覇となった[5]2019年中山大障害シングンマイケルに騎乗し優勝、初のJ・GI制覇を飾っている[6]

2023年4月9日に福島競馬第4日第4競走でナリノモンターニュ騎乗し、JRA史上18人目となるJRA障害通算1000回騎乗を達成した[7]

エピソード

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  • 母はかつて中山競馬場の職員であった[3]
  • 美浦トレセンの独身寮である若駒寮の寮長を務めていた。(2015年7月まで)
  • テレジェニックとのコンビは同馬の引退まで4年間続き、本人は「金子光希を語るにおいて決して外せない一頭」と語っている[8]。本馬は非常に気性の荒い馬であったが、障害レースを実に35戦しすべて完走、22戦連続掲示板(5着以内)など「無事是名馬」と言える活躍を果たした[9]

主な騎乗馬

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騎乗成績

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日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順

初騎乗 2000年3月4日 2回中山3日2R 4歳未勝利 アンデス 13頭 13 13着
初勝利 2000年5月6日 1回福島5日6R 4歳未勝利 キャロルグリーン 16頭 2 1着

初騎乗 2002年2月3日 2回東京4日5R 障害4歳上未勝利 インタープレジャー 14頭 10 6着
初勝利 2002年5月3日 3回東京5日5R 障害4歳上未勝利 ダイワカーネギー 14頭 10 1着
重賞初騎乗 2002年10月12日 3回中山3日9R 東京オータムジャンプ テルテルボウズ 12頭 10 2着
重賞初勝利 2015年8月29日 2回新潟9日8R 新潟ジャンプステークス ティリアンパープル 14頭 8 1着
JGI初騎乗 2002年12月21日 5回中山7日10R 中山大障害 ユーワブレイヴ 12頭 11 9着
JGI初勝利 2019年12月21日 5回中山7日10R 中山大障害 シングンマイケル 15頭 2 1着
年度 平地競走 障害競走
1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率
2000年 3 2 6 143 .027 .035 .077 -
2001年 3 5 5 112 .027 .071 .116 -
2002年 4 4 2 151 .026 .053 .066 2 3 3 28 .071 .179 .286
2003年 4 3 2 94 .043 .074 .096 0 1 2 31 .000 .032 .097
2004年 0 2 1 26 .000 .077 .115 2 7 3 41 .049 .220 .293
2005年 0 0 0 7 .000 .000 .000 5 5 4 40 .125 .250 .350
2006年 0 0 0 7 .000 .000 .000 4 8 4 57 .070 .211 .281
2007年 0 0 0 4 .000 .000 .000 7 7 2 49 .143 .286 .327
2008年 0 0 1 11 .000 .000 .091 5 4 2 49 .102 .184 .224
2009年 0 0 0 2 .000 .000 .000 3 1 3 52 .058 .077 .135
2010年 0 0 0 1 .000 .000 .000 0 3 5 44 .000 .068 .182
2011年 0 0 0 1 .000 .000 .000 0 5 2 39 .000 .128 .179
2012年 0 0 0 0 .000 .000 .000 5 8 5 60 .083 .217 .300
2013年 平地免許返上 2 4 7 47 .043 .128 .277
2014年 - 1 1 5 60 .017 .033 .117
2015年 - 5 7 2 64 .078 .188 .219
2016年 - 3 2 3 58 .052 .086 .138
2017年 - 4 3 4 54 .074 .130 .204
2018年 - 6 7 5 64 .094 .203 .281
2019年 - 4 5 6 57 .070 .158 .263
2020年 - 3 2 2 36 .083 .139 .194
2021年 - 2 1 4 45 .044 .067 .156
2022年 - 0 0 0 15 .000 .000 .000
2023年 - 2 2 2 28 .071 .143 .214
中央 14 16 17 559 .025 .054 .084 80 102 92 1089 .073 .167 .251
地方 0 0 0 11 .000 .000 .000

テレビ出演

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脚注

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出典

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  1. ^ 金子 光希騎手が所属変更日本中央競馬会、2023年9月4日配信・閲覧
  2. ^ 卒業者名簿:競馬学校”. JRA. 2023年7月29日閲覧。
  3. ^ a b 別冊宝島騎手名鑑
  4. ^ 平成25年度 騎手免許試験合格者 (平成24年度騎手免許所持者)” (PDF). JRA 日本中央競馬会 (2013年2月7日). 2013年2月7日閲覧。
  5. ^ 伏兵ティリアンパープルがV 人馬ともに重賞初制覇/新潟ジャンプS | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年8月24日閲覧。
  6. ^ INC, SANKEI DIGITAL. “【中山大障害】マイケル障害GI初制覇!20年目の金子も初タイトル”. サンスポZBAT!競馬. 2020年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月24日閲覧。
  7. ^ 金子光希騎手が障害通算1000回騎乗 「こうして競馬に復帰できたことは奇跡に近い」”. スポーツ報知 (2023年4月9日). 2023年8月14日閲覧。
  8. ^ あなたが私にくれたもの・・・テレジェニック”. 2023年3月2日閲覧。
  9. ^ 競走成績:全競走成績|テレジェニック”. JBISサーチ. 2023年7月31日閲覧。
  10. ^ お知らせ記事 金子光希騎手が「馬の王子様」に出演”. UMAJIN.net. 2023年7月31日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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