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クレイジー・キム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金山俊治から転送)
クレイジー・キム
基本情報
本名 金山 俊治
階級 スーパーミドル級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1974-10-04) 1974年10月4日(50歳)
出身地 熊本県荒尾市
スタイル 右ボクサータイプ
プロボクシング戦績
総試合数 33
勝ち 28
KO勝ち 24
敗け 5
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クレイジー・キムCRAZY KIM1974年10月4日 - )は、日本の元プロボクサー。本名は金山 俊治(かなやま としはる)。熊本県荒尾市出身。元日本スーパーウェルター級王者。元OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王者、元OPBF東洋太平洋ライトヘビー級王者。元OPBF東洋太平洋スーパーミドル級暫定王者。元ABCOスーパーウェルター級王者。初代ABCOスーパーミドル級王者。OPBF王座とABCO王座を同時に保持しOPBF3階級制覇王、ABCO2階級制覇を果たした。現役時代はヨネクラボクシングジム所属。東海大学付属第二高等学校法政大学出身。元在日韓国人。2009年からは自らが開設したNo.1 CHAMPION SCHOOLの会長を務める。

来歴

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1991年インターハイで優勝。翌1992年も高校選抜優勝とアマチュア時代も実績を残す。大学でも王者となり、アマチュアエリートとして6回戦からのデビューとなった。

1997年5月27日、松下文昭戦にてプロデビュー[1]

1999年2月15日、5連勝で日本スーパーウェルター級王者大東旭と対戦し、10回判定負け[1]

2000年1月15日、日本スーパーウェルター級王者河合丈矢と対戦し、10回判定負け[1]

2001年2月12日、日本スーパーウェルター級王者吉野弘幸と対戦し、10回KO負け[1]

2002年10月10日、石田順裕との日本スーパーウェルター級暫定王座決定戦を行い、10回判定勝ちを収め日本王座4度目の挑戦にして暫定ながら初戴冠に成功した[1]

2003年2月20日、日本スーパーウェルター級正規王者河合丈矢の王座返上に伴い正規王者となった[1]

2003年7月15日、ナデール・ハムダンが返上し空位となったOPBF東洋太平洋[スーパーウェルター級王座決定戦を呉炳哲韓国)と争い2回KO勝ちを収め王座獲得に成功した[1]

2004年2月24日のチャンピオンカーニバルでの日本スーパーウェルター級王座の3度目の防衛戦からリングネームを本名からクレイジー・キムに変更。同年12月13日、アデ・アルフォンスインドネシア)を倒し東洋太平洋初防衛に成功した[1]

2005年10月20日、ジャイペット・キャットムアンカーンタイ)とのABCOスーパーウェルター級王座決定戦を制した[1]

2006年1月24日、川崎タツキを倒し、日本王座は6度目、東洋太平洋王座は3度目の防衛に成功[1]、同年9月19日、加山利治日高和彦・石田順裕・前田宏行らから防衛していた日本スーパーウェルター級王座を返上[1]

2006年10月26日、後楽園ホールでのノンタイトル戦で、WBA世界スーパーウェルター級8位のハビエル・アルベルト・ママニアルゼンチン)に10回KO負けを喫した[1]

2007年7月17日、3階級上となるOPBF東洋太平洋ライトヘビー級王者ヒース・ステントンオーストラリア)に挑戦。判定で勝利し東洋太平洋2階級制覇を達成[1]

2007年7月24日、OPBF東洋太平洋ライトヘビー級王座獲得に伴い同スーパーウェルター級王座を返上した。

2007年11月20日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーミドル級暫定王座決定戦およびABCOスーパーミドル級王座決定戦でズルフィカル・ジョイ・アリフィジー)と対戦し6回KOで勝利し日本人初の東洋太平洋3階級制覇およびABCO2階級制覇を達成した[1]。この王座獲得に伴い、同日ABCOスーパーウェルター級王座を返上した。

2007年11月27日、OPBF東洋太平洋スーパーミドル級暫定王座を返上。

2008年3月18日、元OPBF東洋太平洋クルーザー級5位ビトリ・ナタワケとのノンタイトル戦を後楽園ホールで行い、2回KO勝ち[1]

2008年7月30日、オーストラリアニューサウスウェールズ州ニューカッスルで前WBA世界スーパーミドル級王者アンソニー・ムンディンとの試合で、王者からダウンを奪うも10回判定負けを喫した[1]

2008年11月、ABCOスーパーミドル級王座を返上、同月、現役を引退した。

2009年10月10日、地元である熊本県荒尾市にNo.1 CHAMPION SCHOOLを開設した[2]

戦績

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  • アマチュアボクシング:94戦79勝 (30KO・RSC) 15敗
  • プロボクシング:33戦28勝 (24KO) 5敗 (2KO)
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 1997年5月27日 6R 判定 松下文昭(鈴鹿ニイミ) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 1998年1月27日 4R 2:11 TKO 高山彰将(ネクサス) 日本の旗 日本
3 1998年4月15日 2R TKO 崔光福 大韓民国の旗 韓国
4 1998年6月8日 5R 1:07 TKO 樽井保英(輪島スポーツ) 日本の旗 日本
5 1998年11月24日 3R TKO トムソン・タスリ インドネシアの旗 インドネシア
6 1999年2月15日 10R 判定 大東旭 日本の旗 日本(大鵬) 日本スーパーウェルター級タイトルマッチ
7 1999年9月21日 1R KO エフレン・レガスピノ フィリピンの旗 フィリピン
8 2000年1月25日 10R 判定1-2 河合丈矢(オーキッドカワイ) 日本の旗 日本 日本スーパーウェルター級タイトルマッチ
9 2000年5月10日 2R KO ラシード角海老(角海老宝石) 日本の旗 日本
10 2000年9月6日 1R 0:46 TKO ボーイ・ニトゥダ フィリピンの旗 フィリピン
11 2001年2月12日 10R 0:36 KO 吉野弘幸(野口) 日本の旗 日本 日本スーパーウェルター級タイトルマッチ
12 2001年6月19日 1R 2:55 TKO ルンサックノイ・キャットチャーンシン タイ王国の旗 タイ
13 2001年10月2日 6R 2:24 TKO 新屋敷幸春(沖縄ワールドリング) 日本の旗 日本
14 2002年1月29日 勝利 5R 2:25 TKO 吉田聖宰(進光) 日本の旗 日本
15 2002年5月14日 1R 1:30 KO メッケンナー・キングスター タイ王国の旗 タイ
16 2002年10月10日 10R 判定3-0 石田順裕(金沢) 日本の旗 日本 日本スーパーウェルター級暫定王座決定戦
17 2003年2月25日 3R 0:36 KO スビン・シットゴーソン タイ王国の旗 タイ
18 2003年4月14日 5R 0:59 TKO 加山利治(ワタナベ) 日本の旗 日本 日本王座防衛1
19 2003年7月15日 2R 0:55 KO 呉炳哲 大韓民国の旗 韓国 OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦
20 2003年10月7日 8R 3:09 KO 日高和彦(新日本木村) 日本の旗 日本 日本王座防衛2
21 2004年2月24日 勝利 5R 1:30 TKO 新屋敷幸春 日本の旗 日本(沖縄ワールドリング) 日本王座防衛3/この試合以降「クレイジー・キム」を名乗る
22 2004年4月20日 2R 2:17 KO 金大栄 大韓民国の旗 韓国
23 2004年6月14日 10R 判定3-0 石田順裕(金沢) 日本の旗 日本 日本王座防衛4
24 2004年12月13日 4R 0:22 KO アデ・アルフォンス インドネシアの旗 インドネシア OPBF防衛1
25 2005年4月19日 2R 0:50 TKO 前田宏行(角海老宝石) 日本の旗 日本 日本王座防衛5
26 2005年10月20日 1R 2:08 TKO ジャイペット・キャットムアンカーン タイ王国の旗 タイ ABCOスーパーウェルター級王座決定戦
27 2006年1月24日 9R 0:35 TKO 川崎タツキ(草加有沢) 日本の旗 日本 日本王座防衛6・OPBF防衛2
28 2006年7月18日 9R 0:37 TKO デー・バイラ 大韓民国の旗 韓国 OPBF防衛3・ABCO防衛1
29 2006年10月26日 10R 3:09 KO ハビエル・アルベルト・ママニ アルゼンチンの旗 アルゼンチン
30 2007年7月17日 12R 判定3-0 ヒース・ステントン オーストラリアの旗 オーストラリア OPBF東洋太平洋ライトヘビー級タイトルマッチ
31 2007年11月20日 6R 1:04 KO ズルフィカル・ジョイ・アリ フィジーの旗 フィジー OPBF東洋太平洋スーパーミドル級暫定王座決定戦・ABCOスーパーミドル級王座決定戦
32 2008年3月18日 2R 2:30 KO ヴィトリオ・ナタワケ フィジーの旗 フィジー ライトヘビー級契約
33 2008年7月30日 10R 判定0-3 アンソニー・ムンディン オーストラリアの旗 オーストラリア 75.0kg契約
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獲得タイトル

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アマチュア

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プロ

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “クレイジー・キム”. ボクシング 選手名鑑 -戦績一覧- -戦歴一覧-. https://boxinglib.com/boxingmeikan/archive/161/0 2023年8月9日閲覧。 
  2. ^ 長洲町出身の世界王者・石田順裕選手、荒尾のジムでトレーニング 毎日新聞熊本版 2010年8月5日閲覧

関連項目

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外部リンク

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暫定王座決定戦 対戦者
石田順裕
日本スーパーウェルター級暫定王者
2002年10月10日 - 2003年2月20日
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
河合丈矢
第27代日本スーパーウェルター級王者

2003年2月20日 - 2006年9月19日(返上)

空位
次タイトル獲得者
石田順裕
空位
前タイトル保持者
ナデール・ハムダン
第26代OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王者

2003年7月15日 - 2007年7月24日(返上)

空位
次タイトル獲得者
日高和彦
空位
2005年
創設
初代ABCOスーパーウェルター級王者

2005年10月20日 - 2007年11月20日(返上)

空位
次タイトル獲得者
シェルゾッド・フサノフ
前王者
ヒース・ステントン
第13代OPBF東洋太平洋ライトヘビー級王者

2007年7月17日 - 2008年7月30日(剥奪)

空位
次タイトル獲得者
ティム・ベル
暫定王座決定戦 対戦者
ズルフィカル・ジョイ・アリ
OPBF東洋太平洋スーパーミドル級暫定王者
2007年11月20日 - 2007年11月27日(返上)
次暫定王者
返上により消滅
空位
2007年
創設
初代ABCOスーパーミドル級王者

2007年11月20日 - 2008年11月(返上)

空位
次タイトル獲得者
マキシム・ウラソフ